インフィニット・ストラトス~黒衣の創造神~
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第4巻
観光×報告×研究所訪問
朝になったのか、俺は起きたが左右には裸で寝ていたセシリアとシャルがいた。そういえば行為をやったらそのまま寝たんだっけ。とりあえず朝なので二人を起こす俺。
「二人とも、朝だぞ。起きろって」
「・・・・ふにゅ・・・・んっ」
「ふわぁぁぁぁ・・・・おはよう、一夏」
「ああおはようだ。とりあえず起きてシャワーでも浴びるか」
と起きた二人は、そのままシャワー室に行った。なぜか知らんが俺の部屋には、シャワー室があったからだ。
「ふう、朝シャンもいいですわね」
「そうだな。それにしてもこのシャワー室広くないか?俺ら3人が入ってもまだ入れるくらいだし」
「いつか一夏さんが来ると思って後から改造しましてよ。体を拭いた後に床にある物を着ましょうか、シャルロットさん」
とバスローブを着てからしばらく経ってから、パジャマを着始めた。昨日の液体は、浄化によりなかったことにしてあるから下着とかには一切ついていない。そして着替えた後、俺も着替えるかと言って量子変換機から普段着に着替えた。二人は俺の部屋から自室に戻ったらしいが、ちなみに神姫達は俺達が行為しているときには既に寝ていたので記憶にはないはず。
「おはようございます、マスター」
「おう、おはよう。アン、アイネス、レーネ、マイ」
「昨日はよく寝れましたか?」
「まあな、さてと今日からは観光だ。だけど、神姫については民には知られてないけど一緒に行くか?ステルス兼光学迷彩のアーマーを着てもらうが?」
「行きたいです。マスターと共に」
さてと、今イギリスは朝の8時くらいだけど日本は今何時だろうな。見ると深夜か、それにしても時差ボケはなさそうだ。昨日はほとんど飛行機で寝ていたからな。ノーパソを出してインターネットを見ると日本でのニュースを見ていたら、ノック音が聞こえた。メイドさんだった、どうやら朝食の準備ができたとのこと。なので、ノーパソを空間に入れてからダイニングルームに行った。全員揃っていたようだ、で俺が席に座ると食べ始めた。ふむうまいな。
「ところで隊長。今日からしばらく観光ですがどこに行きますか?」
「そうだな。といってもイギリスに来たのは初めてだから、お前らが案内してくれるんならどこでも行くぞ」
「だと思って調べたのですが、結構あるんですよ。何か興味があるのってありますか?」
「そうだな。博物館とか、世界遺産には興味あるな」
「それでしたら、大英博物館とかはどうでしょうか?」
「じゃあ最初にそこに行くか」
と食べながら、喋っていてどこに行くかを決めてから、食べるのを再開。そして、俺はもう着替えているので外で待機。俺はスナイプ・ゼロにに乗っている。カーナビも搭載されているし、各国の道もインプットしてあるから大丈夫だ。オルコット家の車で行こうかという話になったが目立つと思うのでやめた。
「お待たせ一夏。待った?」
「いや大丈夫だ。早く乗れ」
「では一夏さん。お気をつけて行ってらっしゃいませ。今度は二人だけで参りましょう」
「ああ、セシリアも仕事頑張ってくれ。ではな」
と言ってから、発進した。オルコット家から大英博物館までは少し時間がかかったが、到着した。降りた後に、皆で中に入ったが飾ってあるのは約800万点であるから全ては見れなかった。イギリス出身のアリスとシェリーに先導されて特に重要な物を見て回った。特に俺はエジプトについては興味があったのでな。猫のミイラとか、リアルすぎだろうと思った。古代エジプトのミイラもすごかったが、やはりロゼッタストーンかな。なんか神秘的で感じたけど。見て回っただけで、数時間は経ってた。外に出た俺達は、近くにレストランがないか聞いたらこの近くにあるそうなので、車はここに置いてから食べに行った。食べた後に、ロンドン塔やタワーブリッジとかイギリスの建物に行っては、デジカメで写真を撮った。セシリアの仕事が終わるまでは数日くらい経った。チェルシーに聞くとオルコット家での溜まった職務に、旧友の親交とかがあるとか。他にもあるが、それは俺と一緒のことなのでな。そして仕事が終わったとのチェルシーから電話が来たときは俺たちは、ストーンヘンジにいた。どうやって来たかは、車で来たが俺のは空を飛べる物なのでロンドンから西に約200kmのイギリス南部・ソールズベリーから北西に13km程にあるところだがな。
俺とセシリアは、今イギリス政府の上層部と会うためにあるホテルにいた。本来なら国家代表候補生であるセシリアは、他の代表候補生と一緒に報告するのだがセシリアは表は国家代表候補生で裏は国連軍所属。イギリス政府は、この事を知っているのは上層部の者で、記憶共有者でしか知らない事。なので今は俺とセシリアで来ている。しばらくすると来たので、俺達は座ったまんまだけど。
「お久しぶりですね、織斑様」
「いくらここが、個室でもそれはないんじゃないの?アーサー管理官」
「いえいえ。あなたは軍の司令官でこちらはイギリス政府の上層部の一人っていうことですよ」
「まあいいや。セシリアあれを」
と言って、セシリアはある書類を出す。日本でやってきた代表候補生としての報告書だ。しかも日本語で書かれているから、俺にはわかるもの。本来なら英語だが、これは軍属であるセシリアが今まで活躍したことを書かれている。上層部以外の者が、見られては困る物だからだ。今は各国は日本語で喋れるが、筆記体は英語とかである。
「なるほど。これは他の者には見られては困る物だよ。日本語への指示は織斑様かな」
「まあな。別に見ても構わない物かもしれないが、軍属に関わる物もあるからな。他の候補生と一緒にしたくないってこともある」
「それは分かります。日本に行くまでは普通の候補生だったのは、今は軍属で国連軍唯一の独立部隊ですからなぁ。あとISについてはどうされるおつもりで?」
「一緒に研究所に行って、書類を渡す。もうセシリアのはイギリスの物ではなく、我々の物だということをね」
「その方がよろしいですね、あと国連軍が勝手にブルー・ティアーズを量産されていると聞いた時は、あまり驚きませんでした。ですが、量産するなら一言欲しい所でしたよ。第3世代研究所から政府に連絡が入った時は、政府の者は怒りに浸透してましたから」
「あの時は悪かったとしか言いようがない。セシリアのISは、最早第3世代ではなく第4世代になった事は言っておくよ」
「そのデータは?」
俺は渡すかよと言って会談を終了させた。最後に握手をしてから、先に出たアーサー。で俺たちはあとから出てから二人で研究所に行った。車で行ってから、セシリアのIDカードで通してから入った。俺を見た研究所の所員は慌てていた。なぜかは知らんが、で研究所所長に会った。セシリアのISは国連軍の物という書類を渡した後、専用機の再調整を言われたが拒否した。データを取りたいと言われたが、それも拒否して目視だけなら構わんと言った直後研究所用のISを動かす場所に行った。周辺は、研究所の者ばかり。どうやら国連軍で改造された物を見たくて集まったようだ。
「一夏さんどうしましょうか?」
「まあ目視なら、どういう仕掛けかまでは分からないと思う。とりあえず展開してみろ」
と言って俺は少し離れてから展開した。今は灰色だったけど、そこでいきなり質問された。それも所長からだった。
「今展開されましたが、なぜ灰色なんですか?初期設定にしたのですか?」
「それは違う。セシリア」
セシリアは頷いてからVPSをオンにして、灰色から蒼色になった。今の武装は、GNホルスタービットとGNライフルビットII、それとビームライフルで狙撃用してある。それと腰にあったのはレールガン兼スラスター。あと全身にGNミサイルポッドとGNピストルビットある。なので武装を全て出してもらった。合計20はある、とりあえず的をだしてから撃ってもらった。ビットを使いながらのビームライフルで狙撃。本来なら、ビットを使っているときにライフルは使えなかったらしいがな。的を全部撃ち落とすと、再び質問が来た。
「ビットの数が正規のよりかなり違いますが、どんなビットを使っているのですか?」
「それについてはお答えしますが、ホルスタービットとライフルビットIIを使っています。ホルスタービットはシールドビットというのを発展型した物で、内部に銃器の格納スペースが設けられています。シールドとして使用する場合は2基を連結させて防ぐこともありますね」
「では、ビットを操作しながらライフルで撃ったり動き回ったりしてましたが、これについてはどうなのですか?」
「そう来ましたか。それについてはこの独立型マルチAIハロを入れているのです」
俺は空間からハロを一体出した。オレンジのハロだけどな。これを取り出したとき、嘘に決まっているとか言い出したのでセシリアに言って専用ハロを取り出してもらった。そしたら静かになったけどね。再びセットさせてから各ビットをバラバラにして動かして見せた。
「次に質問なのですが、ビットから出てるのはレーザーではなくビームですよね?」
「ええそうですが?それに我が部隊のIS部隊のISはほとんどがビーム兵器です」
また騒ぎ始めた、確かブルー・ティアーズは第3世代兵器「BT兵器」のデータをサンプリングするために開発された実験・試作機だった気がする。今は、完成機に近いしいしな。セシリアのはね。あとどうして実弾兵器であるミサイルやレールガンも付けているのかというと、つけない方がおかしいだろうと言ってやった。ウチのは実弾は効かないけど、他のは効くからな。あとは強襲用高機動パッケージ「ストライク・ガンナー」を使わなかった訳を聞かされたが、これに関してはノーコメントでのこと。いくら目視でも限度があるからな。そのあとは質問はなかったのでこれにて終了した。研究所から出たら、もう夕方だったのでオルコット家に帰った。
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