幸運E-のIS学園生活
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チョロインではない筈なのに語呂が良いからついセッシーの事をそう呼んでしまう
「セイッハッハ!!」
「くっ!いやぁあああ!!」
「ふん!!」
「だぁああ!!」
ガキン!!ぽと
「勝負、ありだな箒嬢?」
「そうだな、まいったよ心」
ふう、センスあるなぁ箒嬢。もう打鉄の特性を自分の物にし始めてるし操縦技術も上がっている。本当に素人か?錬鉄の英雄ブレード・ウィザード相手に此処まで立ち回れるとは驚きだ。合計30分、見事に耐え切って見せたよこの子。マジですげぇ。
結局あの後はいっちーを断罪した後、箒嬢を慰めてその後に決闘の日までに行うメニューを決める事にした。いっちーには1週間でISの知識を山田先生に出来るだけ詰めてもらうことと、出来るだけ多くのイメージトレーニングと身体を動かす事を指示した。箒嬢には俺が付いてレッスンする事になった。それを初めてもう3日になるが箒嬢の成長ぶりには驚かさせてしまう、束さんが先天的な天才だとしたら、箒嬢は努力によって大きく早い速度で成長する後天的な天才かもしれない。
「ふぅ参ったなぁ、まだ一本も取れない。流石に姉さんの助手をしていただけはあるな心」
「嫌々、あっさり30分耐えた箒嬢方が凄いっての。もしかしなくてもあの金髪ドリルには勝てるぜ?」
「そ、そうかな……?心にそう言って貰えるとその、自信がつくな……(///)」
やばいすげぇ可愛いんですけど。顔を赤くして手をもじもじしないで頂けます?私が萌え死ぬ。
「それにしても心は専用機を既に持っていたんだな。なんと言ったか」
「錬鉄の英雄、ブレード・ウィザードだ。こいつには取って置きがあってな」
「取っておき?」
ああ!首をコテンと傾けてこっちを見ないで!!抱きしめたい!!抱きしめたいなぁ箒嬢!!!
「知りたい?」
「ああ」
「ひ・み・つ♪」
「むー、教えてくれても良いじゃないか」
ホッぺを膨らませても駄目な物は駄目なの。っていうかマジで可愛いなおい!代わりと言ってはなんですけど………撫で撫でしてあげよう
「ぁんぅ……!ぁぁぃぃ……ふみゅん………い、いきなりはずるい心……」
「んじゃいらない?」
「ぃゃ……」
ああ、可愛いよ可愛いよ箒嬢!!
そんなこんなで、箒嬢を愛でながら決闘当日がやって来た!!
今日までの修練で箒嬢はかなり強くなった。中遠距離からの攻撃の対応の練習も一杯したし、成長し続けている。途中から俺も結構マジで相手してたし、まあ30%ぐらいの力しか出してないけどね。さてとセッシーとの模擬戦と行きたい所なんですが、まあ予想通りでいっちーの専用機が遅れてやって来た。まあ白式なんですけど、戦いは如何だったか?最後は自滅しましたよwww。俺は千冬姉を守る(キリッ!!)だっておだっておwwwwあんだけかっこいい事言っておいて最後は自分の機体の切り札で自滅とかカッコ悪すぎでやんの!!ゲラゲラゲラゲラ!!!
「衛宮、笑って良いぞ」
「遠慮なく、だっはははははははは!!!!あんだけカッコいい事言って置いて最後は自分の切り札で自滅ぅ?だっせぇぎゃははははははは!!!!!!俺は千冬姉の名前を守る!!(キリッ)だってよ箒嬢!!」
「お、思い出させないでくれ(フルフル)も、もう駄目だ堪え、きれない……あはははははは!!!お腹が痛いじゃないかどうしてくれるんだもう!!あははははははは!!!」
「う、うるせぇええええ!!何時までも笑ってんじゃねぇえええよおおおお!!其処の二人どんだけ抱腹絶倒してるんだよ!!?特に心ぉ!!!」
だ、だってさぁwwww
「ひぃひぃ、心如何しようお腹痛いよぉ……」
「よーしよし、もう大丈夫だよ箒嬢~。さてと、次は俺の番か」
よし笑いも収まった、戦う時ぐらいは真面目に気持ちを切り替えないとな、否笑ったままでも良いんだけどさ。箒嬢の気持ちが引き締まるように俺がしっかりと舞台を作ってやらないと。セッシー、悪いけど箒嬢のこれからの踏み台になって貰うぜ。
「さてと行くぜ!」
錬鉄の英雄起動!!全システムオールグリーン!魔術回路正常に作動、問題なしだな。んじゃ
「箒嬢、君の為の舞台を整えてくるよ」
「ぁっ、私の為に……が、頑張って!!」
「おう!!」
ひやっほぉおおおおおおおおお!!!!!!箒嬢の応援があれば100人力じゃぞワイは!!アリーナへと飛び出すと既にセッシーは待機中、そして何故か顔を俯けてなんか呟いてる。あっそう言えばセッシーっていっちーの目とか言葉とか聞いて、いっちーを理想の男性として意識するんだっけ?んじゃもう堕ちてんじゃんセッシー。これだからいっちーは……そして、地味にもう試合スタートの合図鳴ってるから始まってるんだよね。どうしようかな。
「おいセシリアさんよ」
「織斑 一夏………知りたい……貴方の事を………」
あっ駄目ですわ完全にチョロインモードに突入してますわ完全に堕ちてますわ。っていうか何?試合場に出てるのに相手を目の前に気づいてない?挙句の果てに他人の事を考えてる?俺に対する侮辱か、はっ上等じゃねぇかチョロイン。お前、箒嬢に負けて来る前に俺に負けろ。
「同調開始、一度だけ言うぞセシリア・オルコット。いい加減にしろ、試合がする気が無いなら失せろ」
「はっ!?え、えええ!?何時の間に居たのですか!?」
………素で気づいてなかったのかよ、もう救いようが無いわ。俺はそういう事をされるが大っ嫌いなんだわ。
「………なんだね君は、既に戦いの場に足を踏み入れているというのに暢気に考え事か?良いご身分だな。それは君なりの私へのハンデかね、残念だがそれはハンデではなく私への侮辱だ。直ぐに終わらせて貰う」
箒嬢、君に捧げる花火だ。ささやかながら受け取ってくれ。
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