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FAIRY TAIL -大地の物語-

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激突!妖精の尻尾!1

「待て!!」

またこのパターンかよ!一ヶ月前にも評議員達に追いかけ回されたばかりなのに!!

「逃がすかよ!『アイスメイク、(フロア)』!」

黒髪の男が地面を触れるとみるみるうちに凍りついていく…

俺はそれに気がつかず足を滑られて後頭部から転倒してしまう…

「い、イテェ…」

俺は後頭部を押さえながら(うずくま)る…

「さぁ、逃げられんぞ…!」

緋色の髪の女は剣を俺に向けている。

やっと『妖精の尻尾(フェアリーテイル)』に会えたと思ったらこれだからな…弁明の余地は無しか…

こうなったら…

「俺はお前らに聞きたいことがあるだけなんだが…まぁやられたままじゃあ…俺も腑に落ちないものでねぇ!!少し遊びに付き合ってもらうぞ!」

少し悪役ぽいこと言ったような気がするが…少し彼等と腕試しがしたくなってきたのは確かだ。

俺がどれだけ強くなったか…確かめさせてもらうぞ!

「おお、えらくやる気じゃん!そう来ねぇとな!」

「行くぞ、『地竜岩弾脚(ぢりゅうがんだんきゃく)』」

俺は大きく足を上げて地面に向けて踵落としを繰り出す!地面は激しく割れて町の地形を変え、割れた地面が中宙に浮くとそれらを彼等に向けて蹴り入れる。

「『アイスメイク、(シールド)』」

黒髪の男は氷で瞬く間に盾を作り上げる。

こいつ、造形魔法の使い手か!?初めて見たぜ。こんなにも早いのか…

「今度はこっちよ『開け!人馬宮の扉!サジタリウス』」

『お呼びですかぁ、もしもし』

金髪の女は星霊魔導士か!しかもあれは噂に聞く『黄道十二門の鍵』か!星霊の中でも選りすぐりの凄い星霊を呼び出せる世界で十二本しかないの鍵…

「いけ、サジタリウス!」

『了解しましたぁ、もしもし』

馬の被り物をした男の星霊は弓を構え俺に向かって矢を放つ!

だからって簡単には当たるわけにはいかない!

「『地竜岩盤壁(ぢりゅうがんばんへき)』」

俺が両手をおもいっきり地面に押し付けると地面から長方形の壁が現れて矢を弾く…

「やるな、しかし…『換装(かんそう)煉獄の鎧』!」

しかし、一瞬にして壁は壊されてしまった…

やったのは緋色髪の女…彼女の鎧がさっきと違うってことは…魔法か!これは俺の知らない魔法だ…

「良し行け、ナツ!」

「おお!」

桜髪の男が壊れた壁の向こうから拳に炎を纏わせてそのまま俺に殴りかかる。

「『火竜の鉄拳』!」

その拳は俺のガードした腕を打ち破り俺の顔面にクリーンヒットさせる。

俺はその勢いによりぶっ飛び、民家の壁をぶち抜いた…

しばらく倒れた俺だが、不思議と笑いが込み上げた。理由は至って簡単だった。

桜髪の男が使った技だ…あれは間違いなく『滅竜魔法』…

つまり、彼は『妖精の尻尾(フェアリーテイル)』の『火竜(サラマンダー)』…

ようやく見つけた、ガイアロストの手掛かり…

だけど、こんな状況じゃ聞く耳持ってくれそうにないな…

かといってもう一回逃げるわけにはいかない…

ならどうする?

…やることは…一つ!

「もうくたばったか?」

「いや、待て…」

砂ぼこりが立ち込める中、俺は立ち上がっていた。

プランA…『俺の話を聞いてくれるまで戦う』…

「悪いな、倒れるワケにはいかねぇんだ…」

「いいや」

桜髪の男はニヤリと笑い、

「燃えてきた」

と拳を両手で合わせた… 
 

 
後書き
どうもクマモトサンです

今日は少し早めに投稿です…

キャラクターの動きを加えるのは少し難しくて今の悩みです…

誤字脱字は毎回チェックしてますがあるようならご指摘またお願いいたします…

また、読んで頂きまことにありがとうございます…

またご感想などよろしくお願いいたしますm(。_。)m 
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