旧エクリプス(魔法少女リリカルなのは編)
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序章
介入準備
第02話 プレシア・テスタロッサ
新暦24年10月 5日 ミッドチルダ クラナガン(首都)郊外の山奥 小型艦
Side プロト
「光輝さん、お疲れ様です。無事成功しましたね。」
「あぁ、プロト。転移は、正常にいったよ。万能工作機も自己診断でも異常は無かったよ。しばらくは、この地に仮設の基地を作る。プロト達は、錬金で地下に基地を作ってくれ。小型艦を収納できる、ドックも作る。表層は偽装して、仮設基地を隠しておく。それまでは、小型艦の熱光学迷彩は、そのままの状態を維持しておく。その後は、錬金で宝石類を作っていてくれ。俺は先行して、情報収集と戸籍を作っておく。」
「了解しました。光輝さん。」
「チビコマとミニコマ達は、置いていく。周囲の警戒に当たらせる。タチコマは、俺と一緒に来い。情報収集だ。」
Sideout
■新暦24年10月 6日
ミッドチルダの言語や文化、技術を調査開始。
■新暦25年 8月12日
光輝達は、戸籍を偽装して作る。
■新暦25年 9月 1日
エクリプス社を作る。
ルカ・アンジェローニにが、CEOに就任する。
ゼロの使い魔の世界から物資の輸入を開始。
世界扉の魔法で少しづつ、資材とバイオロイド達を調達。
■新暦25年10月15日
光輝は、アレクトロ社の社員名簿改ざんし、社員として入社。
新暦25年11月 1日 ミッドチルダ クラナガン(首都) アレクトロ社 研究室
Side プレシア・テスタロッサ
最近に仕事上の重圧や、所属していた組織上層部からの無茶で無謀な命令の数々に追われている。
扉をノックして、一人の男が入ってきた。
「テスタロッサさん。初めまして、技術者の光輝・一条です。本日より、研究助手を努めます。宜しくお願いします。」
「私は、プレシア・テスタロッサよ。宜しくね。」
簡単に挨拶を交わすと、早速仕事に掛かった。
一条は、手際が良い。一言うと十理解してくれる。
管理外世界の出身らしく、ゼロマ式の魔導師でもあるそうだ。
あの錬金の魔法は、便利ね。今度教えて頼むと、代わりにミッドチルダ式魔法を教える弟子となった。
「今日は、もういいわ。貴方が来たお陰で、作業も順調よ。」
「こちらは、切りの良いとこで、終わらせます。」
「テスタロッサさんこそ、切り上げて下さい。お嬢さんがお待ちなのではないですか?」
そう、私の一人娘のアリシアは、去年生まれたばかりであった。
「そうね、そうさせて貰うわ。」
「お疲れ様でした。」
Sideout
光輝もタチコマと同様の熱光学迷彩を装備している。人に視認されずに役所や企業の研究施設にも潜入できる。光学カメラや赤外線カメラにも映らないため、自由に諜報活動が出きるのだ。
光輝や他の潜入工作員は、4系統のスクェアメイジ(魔法使い)でもある。ドアに掛けている鍵も開錠魔法で、開ける事が出来る。
生産設備に関しても、建物の外壁は錬金魔法で作れるし、拠点を設ければ、虚無の世界扉の魔法で、機器を部品単位に運び込める。
ゼロの使い魔の世界には、光輝達がメイジのDNAマップを解析して作った、バイオロイド達が100万単位でいる。それは、4系統のスクェアメイジか虚無系統のメイジのどちらかである。
■新暦25年11月10日
静止衛星を6基打ち上げる。熱光学迷彩を施した、ロケットで水素バールンで高層圏まで運び、そこで切り離しを行い最小限のロケット推進で、静止衛星起動に乗せる。勿論、静止衛星も熱光学迷彩を施しており、識別されることはない。また、高度のAIを搭載しており、他の衛星との衝突も回避できる。また他の静止衛星軌道上の近くの為、艦船の航海禁止エリアに当たる。電波を探知されないよう、ニュートリノ通信である。
■新暦25年12月 6日
エクリプス社にマザーコンピュータを設置。
量子電導脳の1,200倍もの能力を持つスーパーコンピュータである。
後書き
原作の41年前に転移しました。
プレシア・テスタロッサに接触しました。事故を起きる4年前です。
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