ソードアート・オンライン~狩人と黒の剣士~
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リオレウスと蛇とトリオ
前書き
リオさんとライト君トリオ、かなり暴れます。
ライト「不安だな………」
キリトとサラマンダー(後にユージーンと分かる)がはなしをしたあと、サラマンダー達は引き上げていった。
「おい、ライト!!」
おっと、早速来た。
「お前、俺を撃ったろ!!」
「撃ったが何か?」
悪びれもなく俺は言い放つ。
「理由は!?」
「ムカついたから」
『腹立ったから』
『僕より目立ったから』
何故か聞こえる筈の無い馬鹿共までも答える。本当にキリトって可哀想だよな。原作主人公なのに。って、原作って何だ!?
すると、サクヤが咳払いをひとつしてから、声をかけてきた。
「済まんが……状況を説明してもらえると助かる」
俺とキリトは喧嘩を止め、サクヤの顔を見ていた。
静けさを取り戻した会談場の中央で、キリト達は今回の事について説明していた。俺?俺は話を聞かずとも大体予想がつく。
恐らくだが、シルフ側の誰かがサラマンダーと手引きをしており、その情報を元に攻め込んできたと言うのが俺の予想だ。ミザールが監視してる基勤めている領主館で何かをやらかそうとするのはどだい無理な話である。従って、消去方でシルフ側だと分かる。
それから案の定、シルフ側のプレイヤー、シグルドとか言うやつは追放されたらしい。つーか、シグルドって言ったら、アレだろ?本来魔剣グラムの所有者で本当の名はジークフリードって奴だろ?そんなやつに英雄の名は使ってほしくないな。
で、今、キリト二人の領主に誘惑されてるところである。
「……ダーク、ロード。どちらかキリト殺してよ」
『……無茶言うな。流石にアレは……近付くだけで気分を害する』
『僕も同意見……ブラックコーヒー欲しい………』
「ああ……後できっちりアスナに報告だな」
一方、隣にいるストレアは、何故かビデオカメラでキリト達を撮していた。
「ふふふ………アスナの証拠にピッタリでしょ?」
まぁ、確かに言えているがな。
それから少し経ち、ようやく俺とストレアは、キリト、そして連れのリーファと共に世界樹・アルンに移動し始めた。
「なぁ、キリト。お前、何でALOに居るんだ?」
俺は隣で頭をさすっているキリトに質問をする。俺は菊岡からの情報提供及び依頼を受けてここにいるが、キリトに関しては何処からも情報提供はなされていない筈なのだ。
「エギルから、アスナがALOに居るって情報提供があったんでな。それで来た」
「ああ……成る程。アスナ救出か」
確かに、エギルならキリトにアスナの居所を教える可能性はある。何せ、アレは一般公開された画像だ、エギルが見る可能性はある。それにしてもエギル、後で覚えておきやがれ。
「んで?あのリーファって奴はどういう知り合いだ?場合によっちゃ、アスナ報告行きだが?」
「………偶然助けて、そこから一緒になった娘だよ。本当にそれだけ」
「ふーん」
ま、アスナ報告行きだが。アスナは多分怒るだろうな。
そんな想像をしていると、先行していたリーファが戻ってくる。
「ねぇ!近くに村があるよ!そろそろ時間も時間だし、そろそろログアウトしないと!!」
「そうだな。流石に疲れたし、ここらでログアウトすっか」
キリトがそう言い、俺達はリーファが指した村へ降下した。
村に入ると、静かな感じでライトは不思議がる。
「おい、おかしくねぇか?NPCが居ねぇ」
「キリト、やっぱりやめておいた方が良いよ」
ストレアはキリトに言うが。
「でも、宿屋の店主位は居るだろ?お、あったぞ宿屋」
キリトとリーファが宿屋の方に駆け寄って行く。だが、NPCが居ないのはおかしすぎる。まさかーーーー!
「キリト、それを開けるなーーーーーー!!」
ライトは叫ぶが遅く、村を構成していた建物が崩れ落ちた。そして、宿屋の前に立っていたキリトとリーファは足元に出来た穴に吸い込まれていった。
「ダァァァァク!!」
『あいよっ!!』
途端、ライトが裏になり、ダークが表に出る。
「取り合えず恨みはねぇけど吹っ飛べ」
ダークは、背にある漆黒の狂戦士を抜くと、地面に構える。
「<千本・血柱>!!」
途端、地面から幾つもの剣の切っ先が現れ、切り裂く。
すると、地面が動き、キリト達を飲み込んだソレが姿を現す。
「………蛇?」
「……蛇だな」
『蛇だよね』
『わー、でかい蛇だー♪』
そう。ダーク達の身長を越える巨大蛇だった。
「あれはミルドガルズと言う蛇型Modだな。ああやって擬態し、プレイヤーを飲み込み、強制的に地下世界・<ヨツンヘイム>へと送る」
リオレウスが肩に乗り解説する。
「んじゃ、キリトの野郎もそのヨツンヘイムに?」
「そうだろう。だが、逆に残ったお前達には良いタイミングだ。奴は倒されると大量のユルドと稀少な武器・防具が手にはいる。中々エンカウントすらしないため、かなり運が良いと言える」
リオレウスの説明を聞き、ライトトリオは目を光らせた。
「『『ようし、狩ろう!!狩っちまおう!!キリト達には悪いが、頂いたァ!!』』」
兎に角やる気の様である。
「えーっと……私はどうすれば………」
「『『手を出すな!!』』」
「えー………」
流石にストレアもこの時ばかりは呆れたようである。しかし、ライトトリオはお構いなしだ。
「よーし、どうするどうする?誰からいく?」
『僕!僕から!!』
『ロードじゃ終わっちまう!!俺とダークだ!!』
「仕方ねぇ、あれいくか!!」
そう言うと、ダークは手を上にかざす。
「融合~チェンジ~!!」
???Saido
チェンジした三人の人格が、そこに現れた。
「我が名は剣皇<リュービ>!!さぁ、何処からでも来い、蛇!!」
「ギャオオオン!!」
すると、リュービ目掛けて体当たりを放つ。
「効かんわぁあああああ!!」
だが、リュービは背にある漆黒の狂戦士、死斬・鬼人刀を抜き放つと、下から蛇をかち上げた。
「<剣皇>剣技……<ベイサイドストーム>!!」
<ベイサイドストーム>ーーーーーーリュービの得意技の一つ。打ち上げた敵に対し、竜巻を放ち、そこから風に乗るように剣戟を放つ技。<銃格剣><滅殺剣><狩人>の融合スキル<剣皇剣>だからこそ出来る芸当だ。
「ふははははっ!!」
そして、竜巻を四散させたリュービは、上空から一気に加速し、強烈な一撃で叩き落とす。
「グギャアアアッ!!」
蛇は騒ぎ、のたうちまわる。その影響で地面も揺れる。
「おおう。まだまだ元気があるな!!」
「おい、少しは私にも殺らせろ」
途端、紅き光が蛇に突進する。リオレウスだ。
「おう、リオレウスの旦那か!!良いぜ、共に殺ろう!!」
「……性格すらも変わってるな、本当に」
リュービはそれを聞くと笑いだけで返し、銃剣を取り出す。
「オラオラ燃えろォ!!!」
<銃格剣>スキル<ソウルビート>からの、
「オリャアアアアッ!!」
<ダンシング・ソウル・フィーバー>。見事である。
「グァアアアアッ!!」
そこに、リオレウスの火球も加わり、ミルドガルズのHPバーを削る。
「固いな、中々」
飛翔してきたリオレウスが言う。
「なら、少し考えがある」
すると、背の大剣を抜く。途端、辺りが黒くなる。
「ひっさーつ………」
そして、空から大剣が姿を現した。
「ガ○ガ○チュア!!」
そしてそれを、
「パ○ッシャァアアアアアッ!!」
振り下ろした。
「ちょっと待とうか!?」
ストレアの叫びも無視し、大剣はミルドガルズに突き刺さり、HPバーを大幅に削った。
「チッ、駄目か」
「って、もう一度放つ準備するの止めよう!?」
ストレアが止めにはいる。
ガンバ、ストレアby作者
「何がですかぶちこんどいて!!」
コラ、地の文につっこむな。
「取り合えずリュービさん?それは止めましょう?」
「えー。じゃあコレで」
すると、今度はリュービ、雷を剣に纏わせる。
「ギ○スラッシュ!!」
「だからっ!!」
しかし、ミルドガルズには有効なので、取り合えずは良しとする。
「リュービさん!?」
「れっきとしたソードスキル………」
「じゃないでしょう!?」
リュービは何故かストレアに正座させられている。その隙に、リオレウスは空に連れていき、地上に共に落下する技を敢行していた。
「取り合えず、説教後で」
リュービはそう言うと、再び剣を構える。そして、再び雷を剣に纏わせる。
「ちょっ、またギ○スラッシュですか!?」
「違うっ!!雷鳴ッ○光ォオオオオッ!!」
○ンダー○ンダーとても聞こえそうな攻撃は、ミルドガルズに飛んでいき、ミルドガルズはリオレウスの拘束から離れ、地上に落ちる。
「懲りませんね、リュービさん!!」
「だから説教は後でと言ってるだろう!?」
再びストレアに説教されそうになるが、ミルドガルズが突進してきたので中断。避けてからリュービは新しい技に入る。
「月○乱舞!!」
某小型用ボビーの必殺技で追撃するリュービ。だが、ひとつ言う。君はアホなのか?
「……もう諦めた」
リュービにくっついていたストレアはそのまま離れていく。
「よーし、コレで心置きなく技が使えると言うものだ!!」
「………リュービ、お前、使ってる技をちゃんと理解しろ?」
だが、リュービは聞かず、弓を取り出すと、矢に炎を灯す。
「さぁ、仕上げだ。火焔豪雨!!」
上空に火の矢を放つと、その矢は幾つもの火の矢となり、地上に振り注ぐ。
「ギャオオオ………」
ミルドガルズの悲鳴は小さくなり、やがて絶命した。しかし、お陰で周りは火の海となった。
ライトSaido
「………もうリュービを出すのは良そう」
『『賛成』』
ライトトリオに戻ると、早速ストレアからの説教タイムが始まった。
ライト達は悪くない筈なのだ。しかし、ここまでの技は全てライト達の生み出したリュービのせいであり、間接的にライト達のせいとなる。
さて、語りべをライトに戻そう。
「以後、リュービは出さないように!!」
「『『はぁい………』』」
ったく………俺達のせいじゃないのにここまで絞られるのは流石に酷い。もう絶対リュービ出さねぇ。<剣皇剣>なら歓迎するけど。
「あ、そうだリオレウス。キリト達って地下世界いったんだろ?平気なのか?」
リオレウスは俺の問いに答える。
「うむ。ヨツンヘイムには脱出経路はある。ただ、アルンに行くためにはグレードボイドと言う大穴を越えなければならない。当然、妖精の翼は光がある程度無いと飛べないため、地下世界では飛ぶ事は不可だ」
「え。それじゃ、最初からってなんの!?」
「いや、運良く水生生物型の邪神のイベントが発生すれば、或いはアルンに出れるかもしれん」
「へ、へぇー………」
「兎に角、運要素アリって事か」
俺は頷き納得する。
「さてリオレウス。ここからアルンまでどんくらい?」
「後一、二時間。我に乗れば一時間。どうする?」
「んじゃ、乗せて?」
即決だ。何せ、さっきので流石に怠い。乗せて貰えるのなら有難い。
「……まぁ、良かろう。乗るが良い」
リオレウスはそう言うと、自分の体を低くし、乗れるようにしてくれた。
「そんじゃま、目的地アルン!レッツゴー!!」
「ゴー………?」
「全く………」
リオレウスはそう呟き、ゲームの空を羽ばたいた。
後書き
やー!!最新話投稿!!
ライト&ダーク&ロード「ちょいと待てぃ!!」
何?
ライト「何?じゃないわ!!何がどうなったらああなった!!」
嫌?ゼツ君の所見てイノケン○ィウスやってたからさ。真似してみた。
ダーク「だからって無理矢理過ぎるだろ!?」
ロード「と言うか原作も作者も後何か違うの混ざってるし♪」
ああ。取り合えず一つ目のは某現在進行形のアニメカードゲームの技で、二つ目のは某現在人気のゲームの技で、三つ目のは某戦隊の金色の技で、四つ目のはいった通り某ボビー用小型ロボットの技、最後のは同じ作者さんの小説のキャラの技。
ライト&ダーク&ロード「もう駄目だろ!!」
テヘッ♪
ストレア「アホかこんの作者ァアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!(スパコーンッ!!」
アイタァッ!!ってゲエッ!!関羽!!
鬼レアさん「地獄のパーティタイムはお好きですか、作者?」
い、いえ、出来れば天国にしていただければ………
鬼レアさん「残念ですが……貴方には地獄のパーティタイムを味わって頂きます」
嫌だぁああああああ行きたくなぁあああへぶっ!!
ライト「ストレア、連れていけ」
鬼レアさん「イエス、マイロード(ズルズル」
ライト「はぁ………こんな小説だが、本来はスッゴイマトモなんだ。マトモなんだぜ?一応。だからこれからも「あ、こいつ駄目だ」とか思わず見てくれると有難い。これからも、よろしくお願いします」
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