旧エクリプス(ゼロの使い魔編)
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第07話 初めての魔法
ブリミル暦6152年 フェオの月 ヘイムダルの週 マンの曜日
皇紀2710年 4月12日 日本帝国 柊総合技術研究所(柊技研)
Side アルバス・ダンブルドア
光輝は、遺伝子操作を受けて魔法が使えるようになっている。
1週間前から杖契約を行なっていた。
「光輝君、早速魔法の練習を行おう。
ディテクトマジック・・・。
良し、杖契約は出来ている様だな。」
「はい、ダンブルドア先生。3日位でパスが通った様な感覚がありました。」
ダンブルドアは、バイオロイドであるが、光輝の要望で白髪、長い髭、伊達メガネにローブと帽子を被り、身長と同じ位の杖を持っている。如何にも魔法使いといった容姿をしている。
全属性のスクウェアである。
現在、柊技研の魔法部門のトップに居る。建設予定の魔法学院校長に内定している。
「コモン・マジックから始めよう。イメージが大切だからな。手本を見せよう。
ブレイド。」
杖の先から白色に光る、90cm程の剣の刃先が現れた。
ダンブルドアは、ブレイドを消すと、光輝にブレイドの魔法を促した。
「ブレイド。」
光輝のブレイドも白く光っている。
「良々、光輝君も全属性の素養があるな。ブレイドは、魔法適正で色が変わる。それでは、其処の板を縦に斬りつけなさい。」
「はい、先生。」
光輝は、板に斬りつけた。板は、2/3程、切り裂けていた。
「初めてにしては、上出来だ。この板は、1cm単位に硬度を硬くしている。」
的の板が自動的に回収され、部屋に設置してある大型モニターに硬度と刃先厚さが表示されている。
ダンブルドアは、説明を続ける。
「ここの施設では、魔法の強度や精神力を科学的に分析している。
これまでの研究結果から、分析して具体的に数値化している。
定期的に測定すれば、個人データをグラフ化する事も出来る。測定期間を短く測れば精神力の回復率も測定出来る。
魔法は、イメージが大事だ。研究で取得した映像もデータベースに収めてあるから、自己練習を行う時には、必ず見るようにして欲しい。
また、カリキュラムも日々更新されている。効率的に能力アップする助けになるだろう。
イメージも事象を科学的に理解しているかが、大切な事だ。知識の量によって、的確なイメージが出来る。火はなぜ燃えるのか、水はなぜ凍るのか、知識の有る無しで魔法の効果がハッキリ変わる。
説明はこれまでにして、コモン・マジックを練習して意向。」
光輝は、ダンブルドア教え通り、召喚魔法を除いてコモン・マジックを練習していった。
一通りコモン・マジックを習得して最後に、リードランゲージになった。
手渡された冊子には、ルーンの文字が書かれている。
「リードランゲージ。」
冊子に書かれたルーン文字の文章が、翻訳された。
そこには、 "コモン・マジックの修了証" と書かれていた。他のページには、系統魔法と発音が書かれている。
その事をダンブルドアに伝える。
「これでコモン・マジックは、終了です。
体は怠く無いですか?今日は、倒れる限界まで系統魔法を練習しましょう。限界まで使うと回復の時に、精神力が延びます。1日置きに限界まで、使うのが効果的です。限界まで使うと1日では、完全に回復出来ません。但し、明日は限界まで使って下さい。回復率の測定をしましょう。」
光輝は、限界まで練習を行なった。
火の系統では熱量を、水の系統では水量を、土の系統では錬金の精度(含有率)を、風の系統では風量や風速など、魔法の種類に合わせて効果を測定して行った。
また注意事項として、限界を超えると気絶することを教わった。
光輝が興味を引いたのは、ディテクトマジック(探知)と錬金だった。
他にもルーン文字を解析して、新魔法を開発していたり、コモン・マジックを開発していたり、マジックアイテムの解析の一方で、新しいマジックアイテムを開発しているなど、興味深い話を聞いていた。
Sideout
翌日、精神力の回復率を測定し、当面は、1日置きに訓練することになった。
後書き
アルバス・ダンブルドアは、ハリー・○ッターのキャラクターをイメージしています。
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