銀河鉄道物語 リリカルな異世界[地球]
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隠された世界の証拠
中央星の駅で未来と綾と分かれてからなのは達は中央星の商店街に来ていた。
商店街に来たのはこの世界の証拠を見つけるためにと、地球で待っている仲間達におみやげを買うためだった。
彼女たちはまずおみやげを探すことを始めた。
「なのはちゃん、このお菓子なんてどうや?」
「これはちょっと辛すぎるよ。ユーノ君、はいあーん。」
「なのは辛いていったよね。そんなの食べたくないよ。」
「だって私たち地球人と味覚が違うかもしれないから。フェイトちゃんやアルフさんに食べさせたくないから。」
「それじゃあ、僕たちもだめだと思うから食べさせようとするのをやめて。」
「じゃあ、ほかのを探しますか?」
「死ぬかと思ったよ。」
「ドンマイ、ユーノ。」
そして真っ赤なお菓子を棚に戻した。
するとまたはやてがお菓子を持って来た。
「これはどうや?」
「うーん?今度は苦いの。私たちの知っている物で例えたら抹茶が一番近いかな。」
「ユーノ君、ちょっと頼みたいことがあるんやけど?」
はやてがそのお菓子を持ってユーノに近づいていく。
「君もなのかー」
その後、なのはとはやてにたくさんのお菓子を食べさせられてユーノは腹を壊しかけてしまった。
するとなのはの目がフェイトにむいて。
「フェイトちゃん、これ食べてくれない?」
「なのは、目が笑ってないよ。」
「私からもお願いや。」
「はやてまで?アルフ、助けて。」
「ごめんフェイト。まだ逝く訳にはいかないんだ。」
「「フェイトちゃん、あーん。」」
フェイトは観念してお菓子を食べると
「なのは、はやて、これおいしいよ。」
「どれどれ。ほんまにおいしいで。」
「うん。おみやげはこれで決定だね。」
おみやげは決まった。
一人の犠牲を残して。
お菓子の名を零まんじゅう。
おみやげが決まって、なのは達は証拠探しを始めた。
「何がいいかな?」
「フェイトちゃん、何かいい案ある?」
「地図なんかどうかな?この世界すべてが載っている地図。」
「さすがフェイトちゃん。地図ならどこでもありそうだね。そこの書店で見てみようよ。」
書店に入るとはやてが
「みんなで別々で探した方が効率がいいやろ。」
「はやてちゃん、頭いいの。私はあっち探すね。」
「じゃあ、私はこっちを探すね。」
「僕とアルフはむこうを探すよ。」
「ほなら私はここやな。見つかったら念話で。」
そして別々で探した。
数分後
「ごめん。見つからないの。」
「私も。」
「僕らもなかったよ。」
「私も見つけられへんかった。店員さんに聞いてみよか?」
レジに向かって歩いている途中で店員さんにあった。
「すみません。地図おいてますか?」
「地図ですか?どのような?」
「宇宙全体が載っている物なんですけど。」
「すみません。ここにはおいていません。」
「じゃあどこにあるか教えてください。」
「すみませんがこの星で地図を売っている所はないと思いますよ。」
「そうなんですか。わかりました。ありがとうございます。」
そう言って書店を出た。
ほかの書店も行ってみたが同じだった。
暗くなったので指定旅館に行った。
そして翌日の夜六時半に駅に着いた。
「なのは、はやて、売店あるから何か飲む?」
「うん。わたしはお茶。」
「私はサイダーで。」
「わかった。待っててね。」
少したって戻ってくると
「なのは、はやて、これ。」
フェイトが見せたのは宇宙地図だった。
「どうしたんやこれ?」
「売店にあったんだ。」
「よかった。これで証拠もゲットだね。」
うきうき気分で列車に乗っていった。
「フェイトちゃん飲み物は?」
「忘れてた。」
後書き
次は未来が旅立ちます。
感想をお待ちしています。
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