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バカとテストと学園都市

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第8話~バカと学園都市と見学~前編

 
前書き
次の日の朝

学園長室にて
朝早く、学園長室には教師が集まって職員会議が行われていた

学園長「予想以上に化物の集まりだったね、学園都市は」

高橋「私たち教師の点数も余裕で超えてきましたし」

西村「しかし、どうなるおつもりなんですか?学園長」

そこで西村先生こと鉄人が心配事を学園長に告げた

学園長「ん?何がさね?」

学園長は西村先生が何を言いたいのかわかった上でとぼけた回答を返した

西村「例のダークマターの能力です
人体にも影響が及ぶそうではないですか」

学園長はめんどくさそうに西村先生の質問に答えた

学園長「実質、みんなかすり傷で重傷者は出てないんだからそのままでも大丈夫だろう」

そこに高橋先生が横槍を入れてきた

高橋「学園長、何かが起こってからじゃ遅いんですよ!」

学園長「大丈夫さ
出たら出たで対応するから心配ないさ」

西村「………分かりました」

西村先生は諦めた様子でうなだれながら次の議題に進めた
 

 
Fクラスにて

姫路さんはFクラスのドアを開けると珍しく早く来ていた吉井を見つけたので近寄って声をかけた

姫路「おはようございます、明久くん」

吉井「あっ姫路さん、おはよ!
昨日の戦争は散々だったね」

姫路「そうですね…
私も役にたてませんでしたし…」

島田「そんなことないわよ
私たちよりは活躍していたじゃない」

明久「おはよ、美波」

姫路「おはようございます」

吉井「にしてももうすぐチャイムがなるっていうのに坂本が来てないじゃないか
どうしたのかな?」

島田「ムッツリーニは情報視察、秀吉は演劇部の朝練で遅くなるって言ってたしね
坂本の場合は…霧島さん絡みかな?」

吉井「あっ……」

吉井が何かを思い出したかのように声を上げた

姫路「明久くん、何か知ってるんですか?」

吉井「うん、今朝雄二から電話があって助けてくれってあったんだけど、気味が悪かったから切っちゃった」

吉井はやれやれといったふうに肩をすくめながらため息をついた

島田「やっぱり、霧島さん絡みだわね
なら、心配ないから大丈夫だわね」

ガラッ

土屋「……緊急事態だ」

吉井「ムッツリーニ何が起こったの?」

土屋「雄二が何者かに誘拐された」

姫路「ええっ、誰にですか!?」

フルフル
土屋はわからないといったふうに首を横に振った

ガラッ

西村「朝のHRをはじめるぞ、席に付け」

鉄人が入って来た
それと一緒に上条も入って来た

そこに遅れてやってきた秀吉は何故かセーラー服を着て入って来た

秀吉「遅れてすまぬ!

演劇の練習が長くなってしまったのじゃ」

西村「木下優子、お前のクラスはAクラスだろう」

秀吉「ち、違うのじゃ
これは演劇の練習で使ったのであって、ワシは姉の方じゃないのじゃ!!」

西村「まぁ、わかっていたがな
早く席に付け」

ざわざわ
鉄人があんな冗談を言うなんて何があったんだ……
いや、学校内にエイリアンが乗り込んできたのかもしれない!!
などFクラスらしい馬鹿な解釈をする生徒が多数見られた

西村「静かにしろ
今日は一日、学園都市を見学することになった
ちなみにお前らはAクラスと一緒に行動するからくもぐれ馬鹿な真似だけはするなよ」

それから学園都市の案内役はこの上条にしてもらうからなと付け加えた

上条「よろしくな」
 
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