ズオビエラ~黒い巨人~
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天輪界と地輪界part2
前書き
前回からの会話の続きです
今回は短いです
「じゃあなんで今更俺を見付けれたんだよ?そんな魔力感知能力があるなら16年間の間に見つけられるはずだろ?」
「それが分からないのよ、私も疑問にーー」
痛ッーーーーーー
急に腕にある痣が痛み始めた
「どうしたの?!」
と大水道が声をかけてくれた
痣のことを話すと直ぐに大療道にみてもらうことに
そして大療道が痣に手をかざすと
「完全治癒」
と小声でボソッと大療道が言うと直ぐに痛みは引いた
「あ、ありがとうございます」
「いえ、痛みが引いて良かったですね。それより一つ気になる点が……」
「どうしたの?」
大水道が首をかしげる
「私は痣ごと治すつもりでいたのです。ですが私の力でも痣を消すことは出来ませんでした………」
「え、どういうこと?」
またさらに大水道の顔が斜めになる
「私の力…完全治癒は治す対象の相手が死、もしくは呪にかかっていなければどんな傷でも治します、つまりこの場合は大獄道さんは何らかの呪にかかっていると思われます。それもかなり強力で魔力を封印するものの類かと……」
「呪!?、呪ってなんだよ!?」
自分の腕にそんなものがもしあるとすれば不愉快極まりない
するとそんな心情を察したのか大水道が優しい口調で
「呪というのはね、呼んで字の如く呪いなの。呪いというのは誰かが誰かに術をかけなければいけないのよ。つまり貴方に呪をかけた誰かがいるってことね。でも変ね、暗黒点に吸い込まれる前の貴方にそんな痣ないはずだし、産まれた時からあるんだったら産まれてからは呪はかけられていないはずよ」
「消す方法はねぇのかよ!?」
声を荒げて言った
「治す方法がない訳ではありません。一番手っ取り早いのはその呪をかけた術者を倒してしまう事ですがそれは皆目見当がつきません。」
「じゃあ、どうすんだよ?!」
「手は一つだけありますが………」
「早く教えてくれ!!そんな呪みたいな不気味なもんが自分の腕にあったら嫌だよ!!」
「分かりました……では地輪界を捨てる勇気は貴方にありますか?」
「What?!?!?!?!」
後書き
次回に続く
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