男子校の恋愛事情
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男子校の恋愛事情④2-1
前書き
夏だ!海だ!祭りだ!うわーい!!
(男子だ!水着だ!浴衣だ!イチャつけー!!)
前回のあらすじ
7年前に遡る
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俺がまだ小学4年生だった頃、旭鳴拓真が転校してき
旭鳴は早く両親を亡くし、親戚の家に預けられていたようだ
「旭鳴拓真です。よろしくお願いします」
俺の第一印象はインテリ系だなと思った
女子の黄色い声が聞こえる
「じゃあ、丁度月宮くんの隣の席空いてるし…そこに座ってくれる?」
「はい」
『俺の隣か』うわ、すごいイケメン
近づいてくる旭鳴に俺は釘付けになった
「よろしく」
「え、あぁ!よろしく」
これが、俺と旭鳴の初めての会話だった
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昼休みになって、俺はボーっと外を眺めていた
「あのさ」
急に話しかけられてかなりビックリした
「!!な、何!?」旭鳴だった
「学校案内してくんない?」
「え?」
旭鳴に頼まれて学校を案内するはめになった
「んで、ここが理科室」
「隣は、美術室」俺は順番に説明していった
「図書室ってどこ?」
「図書室?…それなら、3階だけど」
「だけど?」
「図書室ってほとんど使われてないぜ?」
うちの学校はみんな外か教室で遊んだり喋ったりしている
図書室はあまり使われない
「いいじゃん、誰もいない方が静かに本が読める」
「そっか」それもそうだな
俺たちは図書室に向かった
ガラガラ…
木の扉が音をたてながら開いた
中には本当に誰もおらず、ほのかに本の匂いがした
ひらひらと揺れるカーテン、窓から差し込む太陽の光
そして旭鳴の横顔
すごく、綺麗だった
「あ、この本知ってる」
「どれだ?」
「これ」
旭鳴の顔が急に近くなった
うわっ///
生暖かい息が耳にかかる
「///ちょっと…離れてくんない」
「何で」
「息、耳にかかってくすぐったい……///」
「ふーん」と顔を上に上げたと思ったら
「フー…」
「うわぁっ!!////」
息を吹きかけられた
「なな何すんだよ!!」
「いや、何か」
「?」
「可愛くって」
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は?へ??
こいつ、何て言った????
『可愛くって』
ええええええぇぇぇぇぇええぇぇぇ!!!!!!
「/////ななな、なん…何//」
「何、赤くなってんの」
「だって、男にか、かわいい…///」
「可愛いだけで、そんなになる?」
「なるわ!!!」
「っふ、だったらこんなんどう?」
「へ」
ドンッ
壁に押し付けられる
ちゅっ
リップ音が静かな図書室に響く
「は!?///んぅ…」
ちょま!マジかこいつ!!舌、入ってる……
「ふ、んぅ…はぁ……///ん、」
「ちょお!、ふぅ、んあ…///」
俺は図書室で何をしているのだろうか
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「何をしとんじゃあぁぁああぁぁぁあ!!!!」
「おっと」
殴りかかろうとしたが、普通によけられた
「あはは!!すんごい真っ赤」
「/////!!」
怒りと恥ずかしさがこみ上げてくる
正直、この無邪気に笑う旭鳴が忘れられない
なんでだろ
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それから、旭鳴は俺とつるむようになった
てか、一方的に近づいてきてる気がする…
まぁ、別にいいけど
続く
後書き
何か、続くよ
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