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ポケモン 一人の少年と一人の少女の物語

作者:ルチル
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第一部 出会い
  7話 キュレムとレシラムとゼクロムと

「キュレムが狙われているってどう言うことだよ!」

「そのままの意味よ。多分、レシラムとゼクロムで世界を征服出来なくなったから今度は
二匹と同等の力を持つキュレムを利用しようとしているのよ」

僕はコハクのその説明に納得した
確かにそう考えればこの状況も納得がいく
その時、コハクのライブラスターが鳴った

「はい。コハクです」

『ハーイ!コハク』

「お久しぶりです。博士」

電話の相手はアララギ博士だった

『各地で異常現象が起きているのは知ってる?』

「ええ。確か各地でマイナス50度が観測されたって」

『そうなの。原因を知りたいんだけどね』

「それなら大丈夫です。プラズマ団の仕業です」

『プラズマ団!?でもあの組織は・・・・・・』

「今、プラズマ団はN派とゲーチス派に分かれてます。ゲーチス派がやったと考えれば納得がいきます」

『そう・・・・・・プラズマ団に関してはこちらでも対策を練っておくわ』

「はい。お願いします」

そう言って、通話は切れた
しかし、コハクは悔しそうにしていた

「遅かったわね・・・・・・あいつらはすでにキュレムを手に入れている。なら次に狙うのは・・・・・遺伝子の楔」

「遺伝子の楔?」

「キュレム本来の力を取り戻す道具」

「そうなの?まあ、こっちでも何か情報を集めて見るね!」

「うん。ありがとね。ベル」

「ううん。気にしないで。だって幼馴染だもん。じゃあまたね」

そう言ってベルは歩いて行った

「僕も、動いて見る」

「うん。お願い。それと・・・・Nを見つけたら教えて。今回ばかりはあいつの力も必要だから」

「分かった。各地のジムリーダーに伝えておく」

コハクはその言葉に頷くとボールからあるポケモンを取り出す

「ジャイアントホールまでお願い・・・・・・・レナ」

『了解しました。コハク』

コハクが出したポケモンは、この地方で伝説とされしポケモンーーーーレシラム
コハクは慣れた手つきでレシラムの背に乗ると、ジャイアントホールへ飛んで行った

「さっ僕も行くかな」

僕はコハクが向かった方とは逆の方向に歩き出す



「よっしゃ!今日はここまで!」

俺は見事アロエさんに勝ち二つ目のバッチを手にした
さらにハヤテがハトーボーに進化した
その後ヒウンに一直線に向かい、ヒウンのポケモンセンターにようやく着いた所だ
部屋に入ろうとすると不思議な人がこちらを見ていた

「あの、何か用ですか?」

「いや。なんでも無いよ。ただ、君のポケモンが君の事を大好きだと言っていたからね」

「は、はあ・・・・・・」

「僕はN。ポケモンの声が聞こえる」

「俺はユウヤ」

「ユウヤ・・・・・君は彼女みたいだ」

「彼女?」

「うん。ポケモンを愛し、ポケモンに愛される所がね」

「彼女って誰です?」

「ーーーー現イッシュチャンピオンのコハク」

え?ええええええ!?
マジ!コハクさんの知り合い!?
ん?N?
あ!チェレンさんの話に出てきた人だ!

「そうなんですか?コハクさんの知り合いに会えるなんて・・・・・・・凄いなあ」

そう言うとNさんはくすっと笑った

「僕はコハクのお陰で変わることが出来た。だからお礼が言いたい」

「そうなんですか?俺もコハクさんに会いたいなあ・・・・・・」

「じゃあ一緒に行く?」

「え?いいんですか!?」

「勿論!」

「じゃあ、お願いします!」

こうして俺はNさんと旅をすることになった
俺の旅はまだまだ続く 
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