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【遊戯王GX二次小説】最弱最強!?漆黒のデュエリスト

作者:シェーネ
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第1期
序章
  TURN8 最初の授業

さて、十代達が入学して2日目
早速授業が開始なわけだが・・・・・・
何故か俺も授業に参加させられている。
(生徒じゃないから出なくていいはずなんだけど)
そうクロノス先生と鮫島校長に講義をしたら、
「確かに、入学式の挨拶でも言っていた通り、貴方はここの生徒ではないですし、授業にも直接は関与しません。」
「しかしなノーネ。セニョールにとっても、私ィの授業を受けるのはいい勉強になると思うーノ」
「だから、出席せよと?」
入学式の挨拶はなんだったのかと言われそうだが、結果的には馴染みが早くなっていいかと開き直ることにした。
実際、俺が授業に参加しても皆文句を言うどころかむしろ歓迎してくれてるくらいだからな。
さて、肝心な授業の内容だが、明日香ちゃんに簡単なDMのカードの種類を説明させている。
(この時の授業は完全にイジメだと思うんだが、しかし、さすがの十代も初回から寝てた訳じゃないんだな。)
次は翔が当てられることになるんだが、フィールド魔法の説明をしろって言うのだ。
俺的な解釈では、フィールド魔法によって様々な恩恵や効果が受けられるが、その名の通り全フィールドに作用するので、相手にも有利になる可能性がある。
逆に例えば属性系なら相手が正反対であればお互いに有利不利が変わる。
また、フィールド魔法は新しいものが適用されるので、後出しされた場合はそちらのカードの効果が優先される。
って解釈でいる。
しかし、人見知りの激しい翔のことだ。
緊張のしすぎで説明どころではない。
挙げ句の果てにブルー生徒から野次が飛び可哀想である。
ラーイエローの生徒も三沢っち以外は嘲笑を浮かべている。
「気にすんな、落ち着けよ翔」
「そうそう、ここで他人のことなんか気にしてたら身が持たないよ」
「よろしい、引っ込みなさいーノ」
クロノス先生がさすがオシリスレッドだと蔑むが、翔のあがり症につけこんだ軽いイジメだと思います。
そして正義感の強い十代が代わりに言い返すんだよな。
しかも、入試デュエルでクロノス先生に勝った時のことを
多分表情は変わってなかったはずだけど、笑いをこらえるのが大変だったぜ。
そして、続いて大徳寺先生の錬金術の授業。
(実際、デュエルに関係なくないか?)
と思ったが、まぁ、別にいいか。
十代は既に眠そうだな。
あっという間に3次元目、今度は体育だ。
ま、俺は体育が嫌いなのでサボったが、成績とか関係ないしな。
さて、ここからクロノス先生の悪巧みが始まる。
明日香ちゃんからのラブレターのフリをして、十代の靴の上に置くわけだが、やっぱり間抜けなクロノス先生のことである。
十代が翔のロッカーに間違って入れていたことに気づいていない。
しかも、翔も宛先をきちんと確認しないで、勝手にその内容を呼んだものだから、まんまと誘き寄せられるわけである。
ま、この日は僕も珍しく女子寮のお風呂に入りに行ってたので、その修羅場的な場面に遭遇した。
タイミングをずらすつもりだったんだけど、ジュンコたちに捕まったのが運の尽きか

さて、翔が浮かれて船を漕いでいる間に、クロノス先生は典型的な泥棒の黒ずくめの格好で女子寮の裏、風呂場のある方の茂みへと隠れている。
(見かけによらず身軽だよな先生。)
「瑓さん、どうしたんですか?」
「ん? いや、今泥棒みたいな人影が見えたなと思って」
「えー!? 覗きですか!?」
「いや、見間違いだったみたいだ。」
「そうですか、それにしても、今年入学の男子生徒にはロクなのがいないですわね。特にあの遊城十代と言ったら、うるさくて、下品で、生意気で」
「俺にしてみれば、君たちのその口調が疲れないかと不思議だけどね」
「あら、瑓さんだってきちんとしてれば立派なレディですわ。ねぇ? 明日香さん」
「そうね。」
「明日香ちゃんまで」
その後、百恵ちゃんは三沢っちがいいだの、明日香ちゃんは十代のことはどうでもいいだのと女子にありがちな恋ばな?に近い雑談をしていたのだが
タイミング悪く翔がやってきた。
クロノス先生は逃げようとして、湖に落ちたみたいだけど
痴漢扱いで連行された翔。
「瑓さんからのラブレターですって?」
「嘘じゃないよ、ね?」
「いや、俺じゃなくて明日香ちゃんの名前じゃなかった?」
(俺がラブレター書くとかありえないし)
「瑓さん、明日香さんの名前でもありえないですよ」
「まぁ、そうなんだけど」
「嘘じゃないよ、ホラ!!」
ジュンコが受け取って見る。
【遊城十代様
 初めて会った時から貴方のことが好きでした。
 今夜女子寮の裏で待ってます。
                 苑王寺 瑓】
「益々ありえないでしょ。まず、隣の部屋なんだから手紙にする必要ないし、俺なら灯台の下を選ぶし、そもそもラブレターなんて吐き気がするような乙女のすることをするか、言葉遣いだって変だろ」
翔をかばうつもりだったのに、自分の名前になってるせいか過剰反応してしまったようだ。
「そもそも、瑓様はこんなに字が汚くないですわ」
「っていうか、瑓さんはパソコンで入力して印刷するから手書きなんて滅多にないわ」
言い争っていても埒があかないので、
「あぁもう。じゃあさ、明日香ちゃんもどうせ十代とデュエルしたかっただろうし、十代に来させればいいじゃん。まぁ、実際翔は覗いてないんだけど、それだとジュンコたちの気が収まらないんでしょ?
十代が勝てば今回の件はなかったことにするでよし、対戦するのは代表で明日香ちゃんでいいでしょ」
「ここは瑓さんが怒って、デュエルするところですよ!?」
「え、なんで?」
「だって、誰だかわからないけど利用されたわけだし、瑓さんなんて、明日香さんと同じくらいスタイルも頭もいいのにオシリスレッドなんかに居るんですから」
「頭は良くないし、スタイルは普通だと思うけど、そんな高校生に裸見られたくらいで取り乱さないよ。大人だからね」
ってか、実際見られても困る程のモノがないので怒りようがない。
それに、実際は大人だからっていうのもあるが思春期は異性に対して敏感な頃だから、ジュンコや明日香たちの反応はわかる。
けど、俺は現中学生だし、リア一応大人だからそこまで気にしないけどな
「めんどくさいし、明日香ちゃんに一任します。」
こうして、十代は女子寮へと呼ばれ明日香ちゃんと湖上デュエルをすることになった。
ちなみに俺は、十代たちの船に乗るつもりだったのだが、一応女子組ということで明日香ちゃん側の船に乗っている。
 
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