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イデアの魔王

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プロローグ

 
前書き
この話には実在の哲学用語(イデア、エイドス、アナムネシス等)が多々登場しますが、作者は別段哲学に詳しいわけではありません。 これらの用語はあくまで『作中世界におけるキーワード』だとご理解下さい。  

 
 『イデア』と『エイドス』

 『イデア』
 それは『この世界の全てを知り、そこにあるべき全てを司るもの』―全知の神とも言える存在だった。

 『エイドス』
 それは『この世の全てであり、そこにあったかも知れない全て』―この世の森羅万象とも呼ぶべき存在だった。

 まるで実数のない虚数の如く、実体を持たないまま延々と世界に存在し続ける『エイドス』とそれらの情報をただただ淡々と知り続ける『イデア』。 人類がこの二つの存在を発見したのは2849年10月末の事だった。

 全知の力である『イデア』は人々に「恒久無限に広がる可能性を知る」力を与え、人々はその力を以て『エイドス』を認知し、森羅万象への干渉を可能とするまでになった。

 それから更に時は流れ3013年。

 『イデア』を介し『エイドス』へと干渉する『イデア魔術』により飛躍的な進歩を遂げた世界。 日本国もまた『日本魔国』と名を変え独自に発展した魔法技術により高度な社会文明を築き上げていた。

これはそんな日本魔国の、とある魔術学校で巻き起こる騒動の物語。 
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