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『自分:第1章』

作者:零那
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『一時保護所』

厳重な警備で車に乗り、高速艇で児相に向かう。
児相の敷地内に一時保護所があった。
更にその横、奥には、大人の女性が入る施設があった。

児相の玄関先には、児童相談センター、その横に、女性相談センターって書いてあった。

零那ひとりを保護するのに要したこの年数は何?
そんなんで子供も女もってホンマにチャントできとん?!!
不信感しか無かった。

保護所に入り、ホールに連れて行かれた。
皆、御飯が終わって集まってた。
自己紹介させられた。
御飯食べさしてもらって、姉と同じ部屋に荷物運ばれた。

ってゆうても手持ちのモノしか無いけど姉はシッカリ身支度してきてた。

同じ部屋で、この状況で、2人は危険やろ。
職員も察知しとんか、しょっちゅう覗きに来る。
監視されてた。
寝れんまま朝。

姉が出て行ったのが解って暴れた。
壁、タンス、押入...部屋中殴って壊した。
叫びながら泣きながら記憶が飛ぶほど暴れた。
部屋がコンクリと木屑で汚かった。

姉が部屋に入ってきて『掃除せぇよ』
更に苛ついて壁殴ったらごっつ痛かった。

ほんま死に腐れ!!
汚い奴が偉そうに!!
激しく軽蔑するわ!!
抑えられず罵りまくって醜い感情を吐き出した。
自分で自分が手に負えんかった。 
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