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転生者が歩む新たな人生

作者:冬夏春秋
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第63話 魔法都市マサドラにて

 
前書き
お久しぶりです。
暑くなってきて皆さんお元気でしょうか?

今の職場は今年の1月に入ったばかりで初めて夏を迎えるわけですが、夏になってもいないのに早くもグロッキーです。

それでもほそぼそと続けていきますのでご笑覧下さい。 

 
 さて、何だか納得いかないがゴン君らと物別れになってしまったので、4人だけで次の街「魔法都市マサドラ」へと向かう。

 ちなみにアンキトバでクエストをしている時に、「奇運アレキサンドライト」については4人とも最低限のお金とカードを渡して既にフラグを立てているので、さっさと山を抜けて、モンスターが出る岩石地帯へと入って行く。

 「一つ目巨人」「メラニントカゲ」「リモコンラット」「マリモッチ」「バブルホース」など様々なモンスターを倒してカードをゲットする。

 まだ念能力に慣れていないフェイトやアルフは最初だけ少し手こずったが、「凝」やオーラの攻防力の切り替えにも直ぐに慣れ、ガンガン狩っていく。

 本(バインダー)に入りきらなくなるまでカードを集める勢いで狩りをし、岩石地帯を抜け、1週間ほどで「魔法都市マサドラ」へと到着する。





  ☆  ★  ☆  





 原作では確かハメ組が呪文(スペル)カードを大量に集めていたため、ゴン君らが、スペルカードをショップで最初に購入する前は、「ずっと品切れだった」らしいけど、オレ達はハメ組がスペルカードを独占する前にマサドラに到着できたようで普通に買えた。

 と言うわけでハントしたモンスターカードを全て売り払い、スペルカードを買っていく。

 4人のフリーポケット、180枚分+指定ポケットの空きスペースまで全て埋める勢いで買う。というか、とりあえずショップでスペルカードを買えなくなるまで買うつもりなので、岩石地帯とマサドラの往復を繰り返す。

 3週間で4往復ほど繰り返すとスペルカードは品切れとなった。
 どうやらハメ組がスペルカードの独占を完了したようだ。
 ちなみにカードはバインダーに入れず一定時間過ぎればカード化が解けるので、時間が経過しないデバイスの格納領域にカードを収納すればバインダーのポケット数以上のカードを持ったり、バインダーに入れないことからスペルカードの探知から逃れれるんじゃないかと思ったが、ダメだった。

 デバイスに収納した時点でカードが消失した。

 これについてはリニスやフェイトと考察したけど「グリードアイランドのカード自体が具現化系の念能力であり、念能力で具現化された物は収納できない」「カードの具現化の制限にグリードアイランド内という条件があり、デバイスの収納空間はその条件から外れる」などの意見が出て、結局ゲームマスターに聞く以外証明しようがないという結論になった。
 まぁ、実際のところデバイスについてゲームマスターに話すわけにもいかないので、聞くこともできないわけだが。



 さて、スペルカードだが、実はこの3週間の努力の結果、4人で40種130枚集まった。
 そう40種である。

 スペルカードをコンプできたのだ!



 もっともこの時点で40種のスペルカードと交換できるSSランクの指定カード「大天使の息吹」はカード化限度枚数の3枚となっていたので交換していないが。

 さて、このグリードアイランド、スペルカードを買う場合、10000J(ジェニー)で、スペルカードが3枚入っているパックを買うことになる。
 で、40種集まったのでそれぞれのカードのカード化限度枚数がわかるわけだが、全て足すとスペルカードの枚数は5135枚になる。そしてそれを3で割ると1711となり、「パックが品切れ」とショップで言われるのは、1711パック分のスペルカード+0~2枚がカード化していると言うことだ。

 つまり、「パックが売り切れ」と言われている状態で、最大で2枚使えばショップにパックが入荷されることになる。

 つまり、「パックが売り切れ」と言われている状態でオレ達以外客がいないショップ内で1人のバインダーに40種のスペルカードを集めると「大天使の息吹」へと交換され---と言っても今回は「引換券」なのだが---その40種40枚のカードがショップに補充される。即座にパックを購入。14パック42枚が購入できれば万々歳だが、13パックしか購入できない場合は、余っている「名簿(リスト)」を1枚使い購入、1枚使って購入できなければさらにもう1枚使ってパックを購入。
 すると、あら不思議、購入した14パックで40種が再コンプできるわけだ。

 同じように「パックが品切れ」と言われている状態で「堅牢(プリズン)」を使い、直ぐにパックを購入すれば3枚の内の1枚は「堅牢(プリズン)」となるわけだ。

 もっともこれは厳密に言えば机上の空論で、例えば「引換券」と交換している間に、どこかで誰かにスペルカードを使用されてしまうと14パックぴったしで再コンプすることはできなくなるわけだが。

 まぁ、それでも再度「品切れ」になるまで延々と購入し、その後+1枚か2枚使用してから購入する、要はこの間に他者が購入しなければ、何とかそろうということだ。

 夜中の3時頃---カードショップは24時間営業だ---という人が余り行動しないような時間に行うなど工夫を凝らし、結局時間はかかったが、それでもなんだかんだ繰り返し、「引換券NO1・3・5・6」の計4枚と、「堅牢(プリズン)」を使い回し、4人のバインダーの指定ポケットのページ全てを守ることに成功した。

 スペルカードを独占してくれたハメ組様々である。





 そして、時は移り、12月も半ばとなる………。  
 

 
後書き
本作品では原作で「ずっと品切れだった」とあるので、いわゆるハメ組が一時的にショップで購入できなくなるまでスペルカードを延々と集め、スペルカードが使われるとすぐにそのカードがショップに補充されるという設定です。 
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