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切り開く為の力

作者:レンカ
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一夏VS一輝

 
前書き
今回で一夏戦は終了します。
駄文でグダグダかもしれませんが、一生懸命書いたんで、暖かい目で見てください!

それでは、どうぞ!! 

 
真ん中で火花が散る
俺の方天画戟が一夏の雪片弐型と衝突する、すぐさま二人は少し離れ。
「オラァァァッ!!!」
俺はすぐさま横凪ぎに払うが、一夏はガードをして
「当てる!!」
そのままカウンターで俺の左肩に振りかぶった。
少し掠り、俺は気にせずそのまま一夏のIS《白式》をぶん殴り
「追撃する!」
方天画戟で突き刺そうとした……が
「そうは………させるかアァァァッ!!!」
その突きを避けて、雪片弐型
「食らえェェェッ!!」
ではなく、顔面を殴られた。
一夏はすぐさま距離を取り、雪片弐型を構え直す。
俺は左手を顔の前に出し
「一ィィィ夏ァァァ!!お前は最高だ!!……さぁ、もっともっと楽しもうゼェェェ!!!」
左手の甲に書かれている赤い紋章が一際赤く光り輝いた。
『なんなの、あの模様は……!』
『何か、底知れない力を感じるわ!?』

「第一の令呪を持って命じる!!バーサーカーよ、本来の力を発揮しろ!!」

その言葉と同時に左手の甲から一画消えていき

『■■■■■■■■■■■■■!!!』

俺のISから、雄叫びが響いた。
「さらに第二の令呪を持って命じる!!バーサーカー……自分の限界を超えろ!!!」

また左手の甲から一画消えていく
俺のISからは形容しがたいオーラが出てきていた。
「さぁ……始めようか……一夏ァァァ!!!」



隣で見ている、山田先生が焦りながら話しかけてきた。
「織斑先生、何ですか!?これは……!!」
私は山田先生が見せてきた、霧瀬の現在のステータス表を見ると
「50%のエネルギーが消費されているだと」
「はい!その代わり攻撃力、防御力、素早さがあり得ない数値を出しています!!このままじゃ、霧瀬君の体が持ちません!!」
「……やむ終えんな……今すぐに戦いを中止させろ!!」
「「「了解!!!」」」



「さぁ………始めようか………一夏ァァァ!!!」
その言葉と同時に一輝の体が消えた。
「どこに消えた!?」
ーー後ろ・いない!左右・いない!前・いな「上だ!!」
俺が上を向くと、一輝が槍を振り回しながら迫ってきた。
素早くその場から離れ、構えをとり前を向くと一輝の拳が眼前に迫っており
「オラァァァアァァッ!!」
「ガハッ!?」
腹に重い一撃を喰らった。
ーーさすがはISだ……人体には少ししかダメージがない!すぐにでも反撃を!!………?
そう思い、動こうとするのだがISが立った状態で一歩も動いてくれない!?
なんとか動かそうとしている一夏の目の前にはゆっくりと一輝が来た。
「何でだ……!動いてくれ!白式!!」
「《絶武無双(ほこ、まじえるにあたわず)》」
そう言って、一輝は左手を胸の前に持っていきながら
「これの攻撃を受けたら、一定時間動けなくなる……そして」
その次の言葉を言う前に、放送が入った。



『霧瀬君、警告です!今すぐに戦いを中止して救護室に来てください!』
山田先生の声が響いた。
「………ハァッ……もうバレたのか……」
令呪二画による肉体のブーストはすでに悲鳴をあげている。
ーー超回復がなけりゃあ……今頃、ミンチの出来上がりかもな……だが
「だが、止めるつもりは毛頭無い」
ーーこれで……終わらせる!!!
胸の前に持ってきた左手の最後の一画が光り輝いた。
『霧瀬君!!!止めてください!!』
『な、なんかヤバくない?』
『逃げた方が良いかも』
山田先生の叫びも、周りのざわめきも知ったことか
ーー俺は自由に生きるんでな……!
そして、叫ぶ
「宝具発動ッッッ!!!」
その言葉と同時に左手の最後の一画が消えていき
『■■■■■■■■■■■■■_ッ!!』
鈍重の叫び声がアリーナ全域に響いた。

『《軍神五兵(ゴットフォース)》起動』

「一撃目ェェェ!!」
『切断』
一夏のISを方天画戟で切りつけ

「二撃目ェェェ!!」
『打撃』
切りつけの状態から持ち手の部分でぶん殴り

「三撃目ェェェ!!!」
『刺突』
その勢いのまま、方天画戟で刺し

「四撃目ェェェ!!!!」
『薙ぎ払い』
引く力+遠心力で一夏を吹き飛ばした。

「グワァッ!!」
一夏が向こう側の壁に当たり倒れた。
方天画戟が槍形態から砲形態に替え
「こいつで終わらせる!!!」
『射撃』
方天画戟を弓の代わりにセットすると、先端が光りだし
「くゥゥゥたァァァばァァァれェェェッ!!!」
その叫びと共に方天画戟が一夏に襲い掛かった。

チュドーンッッ!!!!

『『『キャァァァァァッッ!!!??!』』』
爆発の衝撃で、第三アリーナのバリアは全て壊され女子は悲鳴をあげた。
方天画戟が量子で手に戻り完全にもとに戻ると、体が極度の激痛に襲われ、その場で血ヘドを吐いた。
「グフッ……!!やっぱり、バーサーカーは燃費がクソ悪いな」
自分の残エネルギーを見てみると残り50というだけだ。
そして、前を向くと

いまだ、立ち込めている煙の中から
「ウオォォォッッ!!!」
一夏が飛び出してきた。
「………か、カカカカカカ!!!面白い!実に面白い!!さぁ、フィナーレと行こうや!!」
俺は方天画戟を構えを走り出した。
「この一撃に……全てを懸ける!!!」
一夏も俺のところに走りながら雪片弐型を取りだし

「一輝ィィィィィィィィィッ!!!」
「一夏ァァァァァァァァァッ!!!」


そして………











ザシュッ!










一夏の雪片弐型は俺の腹を突き刺し


俺の方天画戟は一夏の右肩を刺した。





「今回は………俺の………勝ちだ………!!」
一夏の声がゆっくりと聞こえ、一夏は雪片弐型を慣れない手付きで俺の腹から抜き

俺は方天画戟を肩に担ぎ、一夏の横を歩き
「あぁ、そして……俺の……敗け………だ」
前の地面に方天画戟を刺し、持たれるようにして……倒れた。



『し、勝者。織斑一夏君です!!!救護班は全員出撃してください!!』
山田先生の叫びと共に周りからは拍手と喝采が響いた。
そして、第三アリーナの両入口からは医服を着た大人が四~五人来たところで俺の意識も
『一夏?一夏ァァァ!』
闇の中に入っていった。



 
 

 
後書き
後、後数話でクラス代表決定戦編を終了します。


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用語集

『バーサーカー・呂布』
原作はfate/extraのサーヴァント
この人物は中国の三國志の最強と呼ばれた人物であり。様々な逸話を持っているが、一番有名なのは、裏切りの将と呼ばれている事である。
Fate/extraではマスターであるラニが自分の妻に似ていたらしい。

『令呪』
サーヴァントを持つマスターのみに与えられる三回の絶対命令権
ISの場合、エネルギーを25%消費する代わりにどんな事でもできる権利

『軍神五兵(ゴットフォース)』
この宝具は対人・対軍・対城と呼ばれる最大必殺技である。
本来ならば、一撃で倒す事が出来るのだが今回は限界点を超えて肉体がオーバーヒートしたので、出力が低下していた。

一夏『今回は……俺の………勝ちだ………!!』
一輝『あぁ、そして………俺の………敗け………だ』
もとネタ
Fate/staynight映画版、士郎とアーチャーの最後の戦いの場面
士郎「俺の……勝ちだ。アーチャー」
アーチャー「あぁ、そして私の敗北だ」
 
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