ガンダム大好きですが何か?
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
プロローグ
前書き
趣味全開の小説なんで、設定がおかしかったり、文章がおかしかったりすると思うけど
温かい目で見守ってね♪
♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦
夜の9時頃だろうか、俺のスマホが素晴らしい音楽とともにメールの着信をお知らせしてくれる。
着メロは何かって?決まってるじゃないか、『哀戦士』だよ。あ、ちなみに電話の時は『Z・刻を越えて』なんです。
しかし誰からのメールだ?俺がせっかくランバ・ラルの死に際のシーンを鑑賞していたというのに・・・
From:***
To :誇り高き戦士
Sub :ガンダム好きのあなたへ
ガンダム好きのあなたに是非お願いしたいことがあります。
1時間後にお迎えにあがりますのでこの世でやり残したことがございましたら素早く済ましておいてください。
・・・は?何言ってんだこいつ?というか送り主が***って、と言うか誇り高き戦士って俺のことか?
まあいいや、このあとはVSマ・クベから飛ばして一気に最終決戦見て勉強しようと思ってたとこだしな。
「こんなメールは無視無視っと」
そう呟いて、DVDプレイヤーからDVDを取り出して新しいものに変える。
・・・約1時間経過・・・
「あ~『ごめんよ、まだ僕には帰れる所があるんだ。こんな嬉しいことはない。わかってくれるよね?ララァにはいつでも会いに行けるから。』やっぱりこのセリフ好きだわ~、ハマるわ~
ん?そういやそろそろ1時間経つのか?まあいいやどうせイタズラだr・・・」
誰もいないリビングで爛々とスマホが『哀戦士』を奏でていた、その画面には
1時間前と同じ送り主から「それではよろしくお願いします」とだけあった。
・・・とある宇宙空間にて・・・
「・・・んん、ここどこ・・・だ?」
ある青年は目の前に広がった景色を見て自分の目を疑った。
そこにあったのは青く輝く地球と青年が大好きなアニメに登場する建造物で、『ラプラス』と呼ばれるものだった
「なんでここにラプラスが?と言うかここって宇宙!?俺なんで息できてんの!?もしかして俺って・・・人間卒業した?」
「ははは、なかなか面白いこと言うね。それに言い得て妙だ。残念ながら宇宙空間で息ができるようになったわけじゃないけどね」
「誰だ!?」
(というか俺人間卒業しちゃったんだ。宇宙で呼吸できるほど人外じゃないみたいだけど・・・)
青年はいきなり声をかけられたので、驚いて後ろを振り返る。そこには全身真っ白に輝く人形の何かがいた
「僕は想像を司る神だよ。1時間前に君にメールを送ったのも僕だ。」
「ああ、あのイタズラメールね。なんかお願いがあるんだっけ?」
「まあね、あのラプラスをみていてね」
そう言われて青年がラプラスの方に目をやると、いきなり白い人型が手のひらから光の弾を放った
その光弾はすごい勢いでラプラスにぶつかり、そして爆発した。
「ちょっと!!何やってんの!?」
「僕がラプラス事件を起こしたんだよ。」
「だ!か!ら!何でそんなことやってんのかって聞いてんの!?」
「これには神々のいざこざが関係しているんだよ。」
正直テンションだけで今までのやり取りを行っていた青年は、白い人型のどこか悲しそうな声を聞いて不思議と冷静になっていった
そして尋ねる「そのいざこざっていうのは何なんだ?」と。
「僕はこの物語やその他の物語のように人間の想像から生み出されたものを管理しているんだ。
管理といっても、よほど人間の進化に支障をきたすようなものを選別して世界から消すだけで、大して干渉していないんだけどね。」
そう言って白い人型は乾いた笑いをする。そして「ところが・・・」と続ける
「文明について司る神が言ったんだ。この物語のせいで予定よりも大幅に宇宙開発とロボット開発の分野が発達し、それに影響を受けて様々な文明も予定以上に発達してしまった。
責任をもってこの物語を消せ・・・ってね」
「そんなの・・・そんなのおかしいじゃねえか!大体、今更ガンダムを消したところで今は変わらねえだろ!」
大好きなものが危機に瀕しているとわかって青年はその声に理不尽に対する怒りを乗せて言った
そして、白い人型は再び話し出す
「残念ながら今は変わらさせられるんだよ。神が干渉するということはそういうことだ。だから僕は抗議し、神々の会議でも議題に上げてもらった。
これはあくまで人間の独自の文明の発達だ・・・と。」
「なら「でもダメだったんだ」・・・え?」
怒りから喜びに変わった青年の表情はダメだったという言葉に絶望の表情になった
「会議では僕の意見が通ったんだ。でも認められなかった文明の神がこの物語に干渉し始めた。表立ったことはできないからちょっとした異変、ウイルスのようなものを送り込んできたんだ。
そうやってこの物語のストーリーを悪い方向へ持って行こうとしているんだ。悪い作品になったら僕はこの話を消さなくちゃいけない。例えそこに悪意があってもね。」
「もしかして、さ・・・さっきのも、なにか理由があるのか?」
ようやく先ほどの行為と白い人型の話が繋がりだした青年は少しおずおずという感じで尋ねる
強く言えなかったのは、きっと白い人型が運命を嘆くような自嘲を含んだような口調で話しているからだろう
「うん。さっきのはテロリスト達がラプラス破壊のために使うはずだった爆弾を忘れさせられていたんだ。だから僕が爆発させた。
・・・ほら、これでサイアム・ビストが『ラプラスの箱』を手に入れた」
言われて周りを見ると青年のそばで若き日のサイアム・ビストが宇宙世紀憲章を手に入れていた。
それを見届けた青年は再び白い人型へと目を向ける
「俺にもこれをやれと?」
「いや君のやることはもっと簡単だよ、異変を見つけて駆除する、それだけだ。」
「それは今回で言うなら忘れずに爆弾を持って行かせろっていうことか?」
「違う。この程度のことなら僕でも何とかできる。だから文明の神は今度は意識を持った異変を送り込むことにしたんだ。
神が物語の中の登場人物を消すと厄介でね。その人物は存在しないことになるのに、起こした事象はちゃんと起きたことになるんだ。
だから、登場した人物は僕では消せない。でも君という僕の意思で生まれた新しい人物が登場人物を殺せば結果は違う。
僕の意思で生まれた人物は消すときにその存在についてどこまでその世界に爪痕を残すかを決めれるんだ。
君が殺して、僕がその事実以外の君の存在を消す。すると何故か君が殺した相手の存在はまるごと消えるんだ。」
段々と怒りで興奮していた白い人型はその勢いを衰えさせ言った
「君には本当に申し訳ないと思っている。でも君にしかできないんだ。神なんて言っておきながら大切なところで人に任せることしかできないなんて、クソッ!」
その言葉には、巻き込まれた青年に対する謝罪の気持ちと自身の無力さへの悔しさからくる怒りが確かにあった
白い人型の確かな心の叫びを聞き取った青年は告げる
「気にすんなって、俺はいつでもどこでも、例えガンダムの世界でも、全身全霊でガンダムファンで有り続けるだけさ。
むしろその世界に役立てて、キャラ達と会ったりできるなんて神様が必死でガンダムファンを続けた俺にくれるご褒美じゃないのか?」
「・・・ありがとう」
たった、たった一言の返事だが、その中には青年が考えた不器用な励ましに対する最大限の感謝の気持ちが込められていた。
「その思いは君の力になる。その力で僕からの最高のご褒美を存分に楽しんできてよ。」
「よっしゃ!!任せんしゃい!!誰よりも楽しんできてやるぜ!!」
青年は満面の笑みで笑った。それに対して白い人型もどこか笑っているように感じたのは絶対に気のせいではないだろう。
次の瞬間、青年はその場から消え白い人型だけがその場に残る
「さて、僕だって何もできないわけじゃない。早速仕事に取り掛かろう」
そう言って文明の神がこの異変の犯人である証拠を探しに行った
「頼んだよ、戦場士郎くん」
これから戦場に向かう青年に相応しい名前を言い残して・・・
後書き
最初なんでちょっと長めですわ。これからも気分が乗れば長くなるやろうけど・・・
補足説明で文明の神が直で干渉したら最高神に存在消されて物語は元通りになりますねん。
で、主人公が選ばれた理由は今後の設定に関わるからあんまり言えないけど
・ガンダムを愛している
・人格がしっかりしてる
・ゲームなんかで戦闘のイメージができてる などなど
まあ、自分の欲求に走らない子の中で一番ガンダム好きの子が選ばれたと思ってくんさい
ほかにも聞きたいことがあれば感想なんかでどうぞ~
適当に理由こじつけるかそういうものですで返事しますわ
あ、もちろん普通の感想もどしどし募集してるんでよろしく( ̄ー ̄)bグッ!
宛先はこちら↓↓↓
ページ上へ戻る