千年の魂.
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第1シーズン 〜千年の謎〜
第一章 【THE NEW STORY】
第五話《デッドナイト》
前書き
千魂ターイム!!!
魂の騎士・・・この世界を生きる者たちソウルナイト。彼らの運動能力はずば抜けており人間など比ではない。そして、1人1つずつ能力の才能《騎士の巧知》を持っていて、そのうえ寿命で死ぬということがない。しかし、不死身ではないため、病気にかかったり、多くのダメージを受ければ死ぬ。運動能力が高いせいか、ソウルナイトには、血気盛んな者が多い、でも、誤解してはいけない。血気盛んなだけで、馬鹿ではないので(もちろん馬鹿なのもいるが)戦う相手はしっかり選ぶ。
ソウルナイトの事で現在、まとめれるのはここまでです。この先もソウルナイトについては、何度かに分けて【千魂タイム】で取り上げていこうと思います。
それではお待たせしました。ここら辺で本編に行きましょう!
ナイトに多額の請求をされた迅たちどうするのか⁉︎
「100000000000000000000000000〔ソット〕だ」
ナイトは、俺の目をしっかり見ながら言った。
しかし、俺は、数字の後ろについている〔ソット〕とは何か理解できない。しかし、隣で、貫が絶望的な顔をしている事から。大体なんの事か察した。
「貫、〔ソット〕ってお金の単位の事か?」
貫は、俺の言葉に反応すると絶望した声で言った。
「そうだけど、、、」
「そうか--------」
そして、俺はしばらく間を開けた後叫んだ。
「--------って、無理だろ!!!」
俺は、激しく動揺するが、ナイトはいたって冷静に言った。
「普段だったら、一回1000〔ソット〕なんだが、ドア壊されたからな〜」
そこへ、貫はすかさず突っ込みに出る。
「いやっ!ドアの値段高いな!!!」
俺は、貫の突っ込みが響き渡るなか、どうしても諦めきれずナイトに言った。
「他になんか方法はないのかよ!なんでもすっから!」
その言葉を聞きナイトは、少しにやけた。
「まぁまぁ、人の話は最後まで聞こうぜ?確かにここのドアは、めちゃくちゃ高いがどうでもいい。成人ソウルナイトの平均収入でドアをつけると、全額つぎ込んだとしても2年はかかる、その上、この木材は加工しづらいため、何度か取り付けに失敗したため、正直泣きたいが、藁人形作って釘刺してやりたいが。どうでもいい」
そこまで聞いて何故か俺は自然と謝っていた。
「なんかすんませえぇぇぇぇぇぇぇぇえん!!!」
しかし、ナイトは表情を変えない。新しいドアも買えない。
「いや、うまいけど笑えねぇよ!!!」
貫がそう突っ込むが、実際のナイトはにやけている。
俺は、ナイトがそれだけ高価なドアが破壊されたのに『どうでもいい』と言ったことが気になったので聞いてみた。
「どうでもいいって、どういうことだ?」
すると、ナイトは突然一つの単語を口にした。
「《ナイトゲーム》」
俺は、その言葉に聞き覚えがなかった。しかし、ナイトの話し方のせいか、とても不吉な感じがした。
少し畏怖の念を抱いたが、俺は意を決して聞いてみる。
「なんの事だ?ナイトゲームって?」
俺が聞いたその時、ナイトの後ろに、いかにもそこらへんに居ましたという不良四人が黒い服を崩して着て現れた。
そして、ナイトがいう。
「なぁに、ただの勝ち抜き戦さ」
貫もナイトがそんな事をいうのは始めて聞くようでナイトの言葉を繰り返す。
「勝ち抜き戦だと?」
「あぁ、そうだ。今から、お前ら2人には、俺を大将とする『そこらへんにいたヤンキース@俺』チームと戦ってもらう。そして、俺を含め全員を倒せれば、お前の事をみてやろう。まぁ、お前らザコ2人じゃ俺に行き着くまでにやられちまいそうだがな」
俺は、それを聞き、『そこらへんにいたヤンキース@俺』に突っ込む前に貫とともに飛び出した。
ドゴオォォォォォォォォォォォォオオン!!!
その瞬間、激しい砂埃を立ててナイトの家が半壊した。
そのありさまに流石のナイトも顔を歪める。
砂埃が収まり中から俺と貫の姿が現れる。その地面には『そこらへんにいたヤンキース』が伸びている。
そして、俺はナイトをみて嫌味を込めて言った。
「ごめんなんか言った?」
しかし、ナイトはやれやれといった表情で対して起こるという事もなく言った。
「あらら、やっぱ、そこらの不良じゃ勝てねぇな」
するとナイトは、俺らの目を見て言った。
「にしても、血気盛んだな。こりゃ楽しめそうだ」
そう言ってナイトは、意識を集中させる。
俺は、それを見ただけで分かった。
『こいつ、強いってもんじゃねぇ』
しかし、貫はそれが分からずにナイトの前に立ち構えた。
「んじゃ、悪いがナイト、さっさと終わらせてもらうぜ?」
するとナイトは、少しにやけて言った。
「あぁ、さっさとな」
次の瞬間、貫が素早く、どこかのポ○モンが使っていたものとそっくりの波導の球を作り出し、それをナイトに勢い良く放った。
バシイィィィィィィィィィィィィィイイン!!!
その球が、弾ける音が辺りに響く。そして----------------
「くっ!」
貫は地面に膝をついた。攻撃を放たれたナイトは、涼しい顔をしている。
貫は、何があったのか分からず、その場に膝をつきながら、ただただ驚いていた。
もちろん、冷静に戦いを見ていた俺にも何が起こったか分からなかった。
膝をつく貫のもとへナイトは、ゆっくりと歩き出した。それを見た貫は、阻止しようと、片手で波導の球を放つ。
しかし、ナイトはその球を素早く躱し、貫の後ろに回り込んだ。
そして、貫の片腕の手首の部分を掴んで腕をひねり、視線の高さまで持ち上げる。
「さっきまでの威勢はどこいった?」
貫は、先ほどの突然のダメージと関節を決められているせいでろくに話すことができない。
それを見て、ナイトは、軽くため息をつくと貫を上へと投げた。貫は5メートルほどの高さまで飛び、そのまま重力に従い落ちてくる。そこへ、ナイトの回し蹴りが決まった。
ドゴムッ!!!
鈍い音とともに貫の身体は、半壊していたナイトの家へと突っ込む。
それをみて俺はつい貫の名を呼んでいた。
「貫!」
しかし、貫の返事はない。戦闘不能ということだ。
俺は、怒りを覚えナイトの前へと飛び出る。
「てめぇ!」
ナイトは、そんな俺をみて再びにやける。
「お前は、ちょっとは強いんだろうな?」
俺は、ナイトにあと1メートルほどのところまで接近すると、地面から離れナイトの顔面めがけて拳を放つ。
バシイィィィィィィィィィィィィィイイン!!!
「へ?」
気がつくと俺は、身体の向きが真逆になって全く関係のないところに拳を打ち込んでいた。
「いっ、今、何が!」
動揺する俺をみて、ナイトは言った。
「この調子じゃ、お前も俺に勝てないな」
するとナイトは、手のひらを俺に向けて突き出した。
「残念ながら、失格だ。《死夜》!!!」
瞬間、俺の身体が闇につつまれる。
バゴオォォォォォォォォォォォオオン!!!
「ぐわああぁぁぁぁぁ!!」
・・・・・・
「ん?何も起こってない?」
俺は、ゆっくりと目を開ける、すると、そこには炎を纏った両手剣を片手で軽々と持ち、汚れた白のズボン、紺色のシャツにボロボロの赤のマントを羽織った青年がいた。
ナイトの表情を見る限りこれは、予想外のことのようだ。
俺とナイトが、固まっていると、赤マントの青年は少し笑いながら両手剣を片手で地面に勢い良く突き立てる。そして、風がマントをたなびかせるのと同時に言った。
「炎の聖騎士 火蛾 カイン参上!!!」
後書き
To be continued...
突然現れた、炎の聖騎士、火蛾 カインと名乗るイタイ奴は、一体⁉︎
次回《コックローチアジト》
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みなさんこんにちは、風雅 迅です。
今回は、前回と比べて短めでした。このように、しばらくは、話によって文字数に差が出ると思いますがご了承下さいm(_ _)m
そして、恐らく忘れ去られている貫は無事なのか。ナイトのナイトスキルとは一体何なのか。もちろん読み進めて頂ければ遅かれ早かれ分かります!それでは、また!
そして、参考にしたいので感想などでのアドバイスや評価をよろしくお願いします。
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