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後悔先に立たず、後に立つべし

作者:天竜光魔
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11話

 ブリタニアにあるⅠ・D社の本社にてとある技術者達と会う予定になっています。
 1人はロイド・アスプルンド。
 ランスロットを作り上げた人物で作中では、スザクを「パーツ」と呼んだり、非人間的であるような振舞いが目立つが、スザクやセシルを気にかけるような一面を見せており、時折彼らに味わい深い助言や忠告を送ることがある。
 ジェイルと同じように知的好奇心が強く、子供のような一面も良く見せていました。
 
 もう1人はセシル・クルーミー。
 ロイドの後輩でランスロッドの開発メンバーの一員でフロートユニット・エナジーウイングの考案者でもある人物である。
 優しい人物であるが怒らせると恐い人物でもある。
 追記するとすれば、自覚の無いかなりの味覚音痴である事が挙げられます。

 もう1人、ラクシャータ・チヤウラーがいるが、この人物はロイドを嫌っており、セシルは「些細な事」と話しているが、ジェイルがロイドと似ている部分があり、その些細な事に接触してしまい反発してしまうのではないかと不安がある為に招待することを諦めている。

 この2人を引き入れることが出来るかは、2人とも知的好奇心が強いので本社まで来てもらえるかに掛かっているでしょう。

「は~来てもらえるでしょうか。」
「そのために、あんな物を2人に送ったのでしょう。マスター。」
「そうなんですが、量産型ゲシュペンストMK-Ⅱの設計図を見たら普通悪戯と思うでしょう。」
「ですが、本物の天才ならわかる筈です。だからこそ、反対していたのですが。」
「リスクはわかっていますが、それでも、猶予の期間は4年しかありません。ジェイル1人では、厳しいでしょう。」
「ジェイルなら喜んで休まずに働くと思いますが。」
「確かに、他の強化パーツを解析してほしいと話せば、不眠不休で働くでしょうが、体を壊してしまっては意味がありません。私達とは違うんですから。」
「確かにそうですが、ジェイルだと大丈夫なのではないかと思ってしまいます。」
「否定しずらいことですが、既に賽は投げられました。過去に戻ることは出来ません。なら結果が良いものであることを信じましょう。」
「そのとうりなのですが、初めに不安がられていたのはマスターですよ。」
「ノエルも少し変わりましたね。感情が豊かになってきました。」
「その様な事は無いのですが。」
「そんな事はありません。変わりましたよ。いいことです。」

 そう言うと会話が途切れます。
 ノエルも何かを考えているようでしたので、待ち合わせの時間を静かに待ちました。
 しばらくすると来客が来たと連絡が来ましたので、ノエルがこちらの部屋に案内するように伝えると暫くしてドアがノックされました。
 そのために、私は物陰に隠れ秘書に見つからないようにしました。

「失礼します。社長、お客様をお連れしました。」
「入ってもらってください。」
「失礼します。」
「良くお越しくださいました。I・D社社長のノエル・エブリガードです。」
「では、社長。私は失礼します。」
「ご苦労様でした。」
「ああ、僕の名前はロイド・アスプルンドだよ。」
「セシル・クルーミーです。」
「どうぞおかけください。」

 そう言うと2人がソファーに座ります。

「まあ~、僕はまわりくどいのは好きじゃないから言わしてもらうけど、あれは何だい。」
「何だと思いますか。」
「お2人は何だと思いますか。」
「そうだね。普通なら悪戯と思うんじゃないかな。」
「ロイドさん。」
「でしょうね、普通なら。」
「でもね、この設計図、妙に具体的なんだよね~。それに、設計図道理なら、これはナイトメア・フレームとは基本設計から違う思想で出来ている機体だよ。」
「そう考えるとおかしいことがあります。まるで急に設計図だけが出てきたような異様なかんじがします。」
「そう考えると不思議に思っていたんだけど、ガジェットにも同じことが言えるんだよね~。」
「そこまで、ご理解いただけましたか。実は、あなた方をお呼びしたのは私ではありません。」
「じゃあ、いったい誰が呼んだんだい。」
「私です。」

 そう言って、物陰から出ます。

「誰だい君は。」
「私はカイ・テンノウジといいます。」
「ご招待したい所があるのですが、時間があるでしょうか。」
「招待したい所ね。残念でした。怪しい人には付いていかないんだよ。」
「そうですか、そこでしたら疑問が解消でき、知的好奇心を満たすことが出来るのですが要らないようですね。」
「意地悪な言い方だね。そこでなら、この設計図の疑問が解消でき、何か新しい知識を得ることができるというのかな。」
「そのとうりですよ。」
「わかった行こうじゃないか。」
「ロイドさん。いいんですか。」
「疑問を解消しないと気持ち悪いしね。危険があるかもしれないけど、たぶん大丈夫なんじゃないかな。」
「そんな、アバウトな。」
「でも、君は我慢できるのかな。」
「それは。」
「じゃあ、決まりだ。行くよ。」
「では、手を繋いで貰えますか。」
「どうしてかな。」
「繋いでもらえば、わかりますよ。」

 そう言って、手を繋いでもらいます。
 そして、秘密基地を経由して、月面基地の倉庫に転移します。
 
「到着しましたよ。」
「は~何を言って・・・・。」
「ここはどこですか。」
「ここは月面基地ですよ。」
「ははは、まさか、瞬間移動でもしない限り無理だよ。だいたい、人類は宇宙には進出したなんて話聞いたこともないよ。」
「では、証拠を見せましょうか。」
「是非そうしてくれたまえ。」
「では、ノエル重力制御装置切ってくれませんか。」

 スピーカーからノエルの声が聞こえる。

「わかりました。」

 そう言うと重力制御装置が切られる。

「軽く飛び上がってくれませんか。」
「いいよ。」

 そう言うとロイドが飛び上がる。
 そうすると、4mほど飛び上がる。

「な、なんだいこれは。」
「月の重力は地球のだいたい六分の一ですからね。当然、地球でとはジャンプ力も違いが出ます。」
「なるほどね、なかなか面白いね。」
「では、ノエル装置を付けてください。」
「わかりました。」
「どうですか、信じていただけますか。」
「どうだろうね。装置は本物かもしれないけど、重力を逆にしたのかも知れない。」
「そこまでして、あなた方を騙す理由はなんでしょうか。」
「それが、わからないんだよね。」
「そこまでする理由はありませんから。」
「では、信じっていただけますか。」
「おめでとう。取り敢えず信じてあげるよ。」
「そうですね、取り敢えずは信じましょう。」
「まあ、仕方ないでしょうね。では、案内しましょう。」
「どこにかね。」
「もちろん、疑問を解消する事が出来る場所です。」
「それじゃ、お願いしようか。」

 私が先頭に立ち進んでいくと固定されている量産型ゲシュペンストMK-Ⅱが見えてくる。

「あれがパーソナルトルーパー量産型のゲシュペンストMK-Ⅱです。」
「なるほど、具体的なわけだよね。実物があるんだから、量産型、それよりMK-Ⅱってことは、これより古いタイプがあるって事だよね。」
「そうですね。確かに、これよりも古いタイプがありますが、別の人物が調べていますよ。」
「ロイドさん、そんなことよりもこんな事、どこにも発表されていないんですよ。」
「そのとうりですね。この世界では、このようなもの作られていませんから。」
「ふ~ん、ずいぶん意味深な発言だけどそろそろ答え合わせを頼むよ。」
「気が付いているのでは無いですか。」
「まあね。だけど君の口から聞きたいね。」
「ご想像のどうり、私は異世界人ですよ。事故によって、この世界に来たものです。(神様のミスでこの世界に来たので間違いではありませんね。)」
「事故によってねぇ。それにしてもでかいよね。」
「偶然、ここに来ましたから。(転生先がランダムでしたからね。間違ってはいないでしょう。)そうですね、KMFの約3倍じゃ位じゃないですかね。」
「それにしても、これは、動くんですか。」
「もちろん、動きますよ。アーニャお願いします。」
「わかった。」

 そう言うとMK-Ⅱを固定していた。ロックが外れて、動き出します。

「どうですか。」
「そうだね。ずいぶんスムーズに動く。動力は何で動いているんだい、ユグドラシルドライブじゃぁ。直ぐにエナジー切れ起こしそうだしねぇ。」
「核融合ジェネレーターですよ。」
「それは、すごいね。」
「ええ、ユグドラシルドライブより長く起動させる事ができるでしょうね。」
「またまた、謙遜しちゃって、ほぼ半永久的に動きそうだよ。それで、本題に入ってほしいね。」
「では、I・D社に入って頂き、解析などをしていただけませんか。実は、偶発的に来た化学者がいますが、1人だけではとても心もとないのでお願いします。」
「君の技術だろう。今更調べる必要はないんじゃないかな~。」
「そうですね、本来ならそのとうりなんですが、私は何歳だと思いますか。」
「なんでそんな質問を。」
「いいから答えてくれませんか。」
「見た感じ18歳位じゃないですか。」
「違いますよ。1歳です。」
「うそでしょ。」
「事実なんですよ。」
「じょ、冗談だよね。」
「私は、作られた存在です。私をこことは違う空間の狭間にある秘密基地で生まれました。自分がどんな存在であるかは、装置から出た時には脳にインプットされていました。ですが、その基地を管理しているAIもどの様な技術を使用しているか良くわかっていないのです。ちなみに、そのAIの外部作業ユニットがノエルの事ですので。」
「彼女ロボットだったのかい。」
「正確には違うのですが、概ねそのとうりです。」
「なぜ、私達なのかね。」
「異世界の技術なのでかなりの技術力がないと解析する事は、難しいと判断しました。その上で、もう1人似たような境遇の科学者がいるのですが、その化学者と仲良くできそうな方を選びました。」
「なぜ、技術力を求めるだい。」
「あの機体に乗っている少女はアーニャというのですが、私はあの子を守らなければいけない。すべてを奪ってしまったから。何があってもあの少女を守らなければいけないんですよ。」
「気負い過ぎると君の方が危険だよ。」
「それでも、私はその義務があるんですよ。」
「君はきっと自分より周りにいる人間の方が大事なんだろうね。ちょっと、相談していいかな。」
「どうぞ。」

 そう言って、私から距離をとります。

「どうします。ロイドさん。」
「は~考えるまでもないでしょう。受けるに決まってるじゃないか。」
「本気ですか。」
「もちろん、本気に決まってるじゃないか。異世界の技術だよ。しかも、かなり進んだ。受けるしか選択がないよ。」
「ですが、もう1人の科学者が気になりますし。」
「確かに、気になるね。」
「それに、どこまで信じていいのかわかりませんし。」
「でもね、真実はすべて話してなくても嘘は言ってないと思うよ。」 
「本当ですか、ロイドさん。」
「多分ね、それにこんなチャンスは、きっとこれからの人生でないからね。自分の目を信じるよ。」
「わかりました。お供します。」
「ありがとう。」

 相談が終わったのか、2人が再び近づき言いました。

「おめでとう。僕たちは君の申し出を受ける事にするよ。」
「ありがとうございます。それでは、明日向かいに行きますのでお願いします。」
「ずいぶんと甘い判断だね。」
「私は自分の目を信じる事にしています。もしも、裏切られたら、自分の目が節穴だっただけですよ。」
「期待には、応えるとしますか。」
「お願いします。」

 こうして、ロイドとセシルを技術者として引き入れる事ができました。
 
(そろそろ、自分がどうしたいのか決めないといけないのかもしれません。さってどうしますか、せめって後悔の無い選択をえらびたいものですね。)

  
 

 
後書き
名前:天王寺 戒
LV:11
PP:35
格闘:170
射撃:152
技量:147
防御:170
回避:183
命中:188
SP:116
性格:冷静(超強気)
エースボーナス:???
成長タイプ:格闘・特殊
空:A
陸:A
海:B
宇:A
精神:偵察1~  
   集中
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スキル:※エヴォリュダー(勇者LV9&底力LV9&戦意高揚)
    ※サイコドライバーLV2(念動力LV10&SP回復)
    ※完全記憶能力
    ※トラブルメーカー
     精神耐性
     ???
GP:105000
TGP:11000
秘密基地(118/129)
迎撃数:1 
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