魔法少女リリカルなのは 〜TS少女の最強物語〜
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第50話『夜天の主との遭遇』
~ツバサ~
12月2日 AM9;00
今日はすずかに誘われて図書館に行く予定だ
ボクは着替えを済ませてのんびりとすずかを待っていると
『ピーンポーン…』
家のインターフォンの音が鳴り響いた
まぁ丁度すずかと予定していた時刻なので
この来客はすずかだろうと
玄関へと向かうネオを止めて
ボク自身が玄関へと向かい扉を開けると
想定通りに目の前にはすずかが立っていて
その奥に見える車にはすずかの家のメイドであるファリンが座っていて
笑顔でこちらに手を振っていた
「おはようツバサちゃん」
「おはよう……」
ボクは軽くファリンに手を振り返しながら
すずかの挨拶に挨拶で返すと
「それじゃあ行こっか」
すずかに手を取られて車の中へと連れられ
そのまま図書館へと向かった
図書館に到着すると
ファリンは送迎だけのようですずかの家へと帰って行き
そして車から降りたボク達は海鳴市内にある
結構大きな図書館の中へと入った
図書館の中は暖房がきいていて結構暖かくて
マフラーや手袋を外して適当な机へと置き
「ツバサちゃんは今日は何の本を読むの?」
「未定……」
「そっかーじゃ一緒に見て回ろっか」
「うん……」
ボク達は図書館の中を面白い本を求めて歩いて行った
何冊かの本を手に取って
自分たちの荷物を置いていた机へと戻る途中
車椅子に乗った少女が
車椅子に乗っている状態だと少し高い位置の本を取ろうと手を伸ばして
少し体を持ち上げて本を掴んだと思った瞬間
その少女はバランスを崩して倒れそうになった所を
すずかがその少女の体を受け止める事により転倒を防いだ
その間ボクはと言うと
この少女が転倒しそうになる瞬間に目的の本を掴んでいた為
その勢いでその本の近くの本まで雪崩のように10冊ほど落ちて来ていたので
落下地点にいる車椅子の少女に当たらないように全てキャッチしていた
その後
この車椅子の少女にお礼を言われた後に自己紹介となり
「うちは『はやて』いいます~」
「私はすずかだよ よろしくねはやてちゃん」
「ツバサ……」
そう自己紹介した後は
どんな本が好きだとかこの本がオススメだとか
そんなやり取りをした後に金髪でボブカット女の人がはやての迎えにやって来たので
ボク達は携帯の番号を交換して『また今度』と別れを告げた
そして夕方頃
そろそろ帰ろうかと言う事になって
すずかがファリンへと電話をし
その数分後に迎えに来たファリンの車で家へと送って貰った
12月2日 PM8;00
最近、夜天の書の守護騎士達が活発に動いていて
地球から近い位置にある星々の魔力を持った生命体や
そこに駆け付けた管理局員から魔力の源であるリンカーコア奪っていた
そしてここ数日
海鳴市内を探査しているみたいで
そろそろ原作的にはヴィータがなのはを襲撃する頃となっていた
ここから原作通りならなのはが撃墜されてヴィータに蒐集されるのだが
今のなのはは既にレイジングハートにカートリッジシステムが導入されており
ボクやフェイトやアリシアと一緒に訓練している為
原作のこの段階よりかはかなり強化されているので
多分ヴィータに負ける事は無いと思う
さらに現在なのはの家にユーノがいるのも大きな要因だ
今現在、本気で戦えばヘタすればユーノが一番強いかもしれないからだ
(ボクとネオは除く)
なので
このまま放置しているとヴィータはなのは達に敗北し
そこに駆け付けたシグナムとザフィーラも撃墜されて管理局に突き出されてしまうだろう
そうなるとボクの原作通り進めたい気分が害されてしまうので何か対策を練らなければならない
グレアム提督の使い魔のリーゼ・ロッテとリーゼ・アリアは既に話を通していて
この闇の書の件に関してはボクに任せて貰う事にしている為
仮面の男が現れると言う事も無いのだ
ってか仮面の男達が出た所でユーノに一瞬で捕獲されそうだけど……
なのでボクがリーゼ姉妹の代わりに仮面の男となって
戦闘に割り込もうと思っていたんだけど……
12月3日 AM8;00
目が覚めたら自分の部屋のベットの中だった
外は既に明るく太陽の光が眩しかった……
「ネオーいるー?」
ボクがそう言うと数秒後に扉が開き
「おはようございます 呼びましたかツバサ?」
ネオが挨拶をしながら入ってきた
「おはよう。聞きたいんだけど昨日ってどうなったの?」
ボクはネオに挨拶を返した後に昨日の顛末を聞くと
「昨日は夜天の書の守護騎士である鉄槌と烈火の将と守護獣が
ユーノとリーフに捕縛されて管理局の次元船アースラへと護送されました
ちなみにその30分前にツバサはコタツで寝落ちしていたのでベットへと運ばさせて頂きました」
ボクはネオの説明を聞いて軽く頭を押さえながら
「あー……今からちょっとアースラ襲撃するからサポートよろしく」
そう言って
「わかりました」
ネオの了承の言葉を聞いた後に
印を組んで『変化の術』を使い原作の仮面の男の姿となった
そしてネオの方も魔法で同様の姿に変化して
ボク達はアースラへと転移した
~side out~
~クロノ~
ここはアースラ内の犯罪者を一時的に収容する部屋で
僕の目の前には現在3人の男と女が縛られている
昨日の夜中にプレシア・テスタロッサから艦長に
『娘達が急に襲ってきた魔導師を捕獲したから護送しに来い』と連絡があり
ボクがそこに駆け付けてアースラへと護送したのだ
そして今はこの人達に事情を聴こうとしているのだけれど
「貴様に話す事など無い」
そう言うだけで事情などは全く話さないのだ
すると部屋の扉が勢いよく開き中に入って来たのは白亜だった
そして白亜はこの者達を見ると驚愕の表情を見せた
「白亜?こいつらを知ってるのか?」
僕がそう聞いてみると
「はぁ?クロノこいつらが誰かわからねーのか!?」
そう言って来たので
「いや…知らないな……僕が記憶している次元犯罪者の中にはいないが……」
僕は素直にそう答えると
「こいつ等は『闇の書の守護騎士』でお前の親父さんの仇だろ!?」
「!?」
白亜の言葉に今度は僕は驚愕した
「貴様!!何故それを知っている!!」
そしてそこで吠えたのは白髪の男性で
魔力を封じる錠を付けられて且つ縄で縛られていると言う状態でにじり寄った
「おいっ白亜!!その話しもっと詳しく聞かせるんだ!!」
僕は白髪の男を押しのけて白亜に問いただすと
「あー…えっと……」
そう言葉を濁した後
白亜は何処から入手した情報かは教えてくれなかったが
・この者達が闇の書の守護騎士達である事
・最近起こっているリンカーコア強奪事件の犯人である事
・現在地球にその闇の書の主が居る事
・何処に居るかは詳しくは知らないと言う事
・守護騎士はもう1人居る事
それらの話しを聞いている途中
この場に居る守護騎士たちは『何故それを』と言った顔をしていた
そう話している途中で
『ドカンッ!!』
爆発音が聞こえアースラが揺れた
「何が起こったんだ!?」
僕がそう叫ぶと
『クロノ君!!アースラ内に転移反応が2つ!!そっちに向かってるよ!!』
エイミィから通信が入りこのアースラ内に侵入者が現れたみたいで
その者達が今この場所へと向かって来ているらしい
「白亜…守護騎士はあと1人っていってたよな?」
「あぁ!だがそれに組する者が居るって話はまだしてなかったがな!!」
そう僕達が話した所でこの部屋の扉が吹き飛び
白い仮面を着けた青い髪の男達が部屋の中へと入って来た
僕と白亜は直ぐにデバイスを起動させようとしたのだけど
腹部に鈍い痛みが走り殴られたのだと理解する頃には意識が無くなっていた……
~side out~
~仮面の男A(ツバサ)~
ボクとネオはアースラ内に転移した後
何か誰かの個室的な場所に来てしまったので取りあえず
部屋の扉を蹴破って外へと出て
守護騎士たちの魔力を探って居る場所を見つけて
そこへと向かった
守護騎士たちが居る部屋には直ぐに辿り着いて
ボクはここの部屋の扉も先程と同様に蹴破って中に入ると
捕縛された状態の守護騎士達とクロノと銀髪君が居るのを確認すると同時に
まだデバイスを起動していないクロノの腹部を殴って気絶させた
その隣では仮面の男Bことネオが銀髪君を同様に殴って気絶させて
ボクは守護騎士達の拘束具を手刀で切り裂き
「早く逃げろ」
そう告げた後、守護騎士達が転移して逃げたの確認してから
ボク達も自宅へと転移した
後書き
よしっ
これでAs編終了の危機を乗り越えただろうか
\(゜ロ\)= (/ロ ゚)/
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