とある英雄の学園生活
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第35話 暇なので夕方まで寝ることに。
昼食の中辛カレーは美味しかったが、俺は辛いものが苦手なので汗をかきながら食べた。
横に座っているアリスは普通に食べていた。
「辛くないのか?」と聞くと
全然辛くないと答えた。
うむ~おこちゃまな舌なのは俺だけか。
アリスは仲間だと思っていたのに。
昼食が終わり少し休憩してからイフリートがアリスに炎の魔術修行をするからと言って2人は中庭に向かった。
2人とも食べたあとなのによく動けるな。
イフリートの修行は厳しいから食後は大変なんだけどな。
俺もイフリートに鍛えてもらっていたとき食後はほとんどの確率で吐いていた。
なのであまり無理させないようにイフリートには言ってある。
シヴァは食事の片付けをしている。
手伝おうかと言ったが
「メイドの仕事なので、綺羅様はゆっくりしていてください」
手伝いは不要みたいで1人で片付けをしている。
さてさて俺はどうしょうか?
特にすることがないよな俺。
ふぁ~
あくびが
……あれ
なんだろう眠くなってきた。
そういえばアリスに早く起こされたから寝不足と昼食でお腹が満腹になったせいかな。
うむ、とりあえず眠いから寝よう。
この睡魔にはどうも勝てそうにない。
俺は自室にもどり夕方まで眠っていた。
眠りから覚めて窓から中庭を見るとちょうどアリスの魔術修行が終わったところだった。
アリスはかなり疲労しているようだ。
俺はキッチンから冷たいお茶を2人分コップに入れて中庭に向かう。
アリスは中庭にある大きな気の下に座り込んでいた。
あれ、イフリートはいないようだが
「アリス、お疲れ様」
俺は持っていたお茶をアリスに渡す。
「ありがとう」
アリスはお茶を受け取り一気に飲み干した。
「イフリートの修行は大変だろう」
「うん、でも少しずつ魔術が使えるようになって、なんだか楽しいよ」
「あまり無茶はするなよ」
「大丈夫、イフリートもシヴァもちゃんと手加減してくれているから」
え?……俺の時は手加減なんかされなかったのだが。
屋敷の風呂場に近い窓からイフリートが手を振りながら
「アリス!お風呂の準備が出来たから一緒に入るわよ」
「は~い」
イフリートは流し目で俺を見て
「綺羅も一緒に入る?」
「とっとと入ってこい」
俺はシッシと手を振る。
「はいはい、行くわよアリス」
「いってくるね」
アリスは駆け足で風呂場に向かった。
しかしあの2人はホント仲がいいな。
うんいいことだ。
アリスが屋敷に入るのわ眺めていると門番のクロノが駆け足で俺に駆け寄ってきた。
「失礼します大尉、市長のネイ様とネイ様のお連れの方が大尉に会いに来られましたが」
あれ?ネイは2人紹介するって言ってたのに来たのは1人だけか?
「ネイとネイの連れの2人だけなのか?」
「はい」
ふむ、1人しか確保できなかったみたいだな。
まあ、料理できる人であれば1人でも十分だ。
「わかった、応接間に通しておいてくれ俺もすぐに向かう」
「はっ、わかりました」
敬礼をしクロノは駆け足で戻っていった
(シヴァ、ネイと新しい使用人が来たみたいだからクロノに応接間に行くように指示したんでシヴァも応接間に向かってくれ、俺もすぐに行くから)
(わかりました)
俺はイフリートに用意したお茶を俺は一気に飲みアリスが使ったコップを持ってキッチン経由で応接間に向かった。
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