原作に介入=生 不介入=死 何だ!この世界は!
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4話
前書き
作者のイメージでの剣はハイスクールD×Dの木場祐斗のような容姿をしています。
誤字は読み返して気づいたら直していきます。
side剣
やあ、僕は神谷 剣。神様に力をもらって転生させてもらった転生者だ。転生先はリリカルなのはの世界。リリカルなのはは前世でも大好きだったアニメだから原作もよく知っている。
原作知識ともらった力を使ってこの世界を前世よりいい世界にしよう頑張っている。でも神様からもらった力はSランクの魔力と剣の才能、氷と炎の双剣のデバイス。どちらも戦闘向きのもの。この力ではプレシアを助けたり、リィンフォースの消滅を止めることは出来なかった…でも少しでもいい方向に物語を変えていこうとこれからも頑張っていくつもりだよ。
今日はクロノ提督に呼ばれ、アースラにきている。
「みんな、突然呼び出してすまない」
「気にしで下さいクロノ提督」
「そうだよお兄ちゃん」
「何か重要な話なんやろ?」
上からクロノ、なのは、フェイト、はやてだ。ヴォルケンリッターも気にしていないと答えていた。
「事件なら俺が即効て解決するだけだ。皆は帰っていいぞ」
皇焔はスルー。
「それで何があったんですか?」
「先ずはこれを見てくれ」
ホロウィンドウが開かれ、男の画像が写される。
「この男は!?」
「知っとるんか剣君」
「…僕が…取り逃がした男だ」
「剣が!?」
「剣が逃がしたということは相当な使い手か?」
驚愕する皆。
「腕は大したことはない…でも、口が上手いんだ。こいつの嘘に翻弄されてできた隙をつかれた。不覚だったよ」
「バカが任務に情を持ち込むからそんな間抜けな目に合うんだ」
「黙っとき皇焔!」
「誰にでも失敗あるから気にしちゃ駄目だよ剣」
「優しいのは剣君のいいところなの!」
皆がフォローしてくれてるけど今回ばかり皇焔が正しい。犯罪者に情けを掛けた僕の失態だ。それに皇焔の言い方も昔に比べて丸くなったほうだ。
「それでこの男がどうしたんですか、見つかったんですか?」
「…ああ、見つかった」
「ならとっとと捕まえようぜ。あたしらがいけばすぐにお縄だろ」
「私も行こう。レバンティンの錆にしてくれよう」
皆が意気込む。
「その必要はない…この男はもう本局に送られた……遺体で」
「「「「「「っ」」」」」」
「見つかったときにはもう事切れていたそうだ」
ヴォルケンリッターはともかくなのは達にこの事実は辛いものがある。僕も男を知っているだけにショックだ。
「犯人は解ってるんですか」
「いいや、不明だ。それに君逹を呼んだ理由は別にある」
「別の理由?」
「亡骸が見つかったのが…海鳴市なんだ」
「…海鳴市ってまさか…」
「そう、第97管理外世界地球…僕達の家のある町だ」
「…何でそんなところに?」
誰もがそう思うだろ。自分の故郷で犯罪者が亡骸で発見されたのだから。
「おそらく、次元移動系のロストロギアを使ったのだろう。目的は不明だが、この男が殺傷設定の魔法で5人の人間を殺害したことがわかっている」
え?…人を…殺した…僕の逃がした犯罪者が…僕のせいで無関係の人が…僕が逃がしたりなんてしなければ…僕がコロシタモドウゼ「剣!」
誰かに強く肩をたたれた。
「ザフィーラ…さん」
「確かにこの男を逃がしたのはお前の失態だ。だがこの男が犯した罪をお前が背負う必要はない。だから堕ちてくれるな」
ザフィーラさんの言葉に僕の心を覆い掛けた黒い靄が薄れる。
「納得できないのは解る。自分が許せないのも解る。だがそれでお前が堕ちてしまっては殺された人達が浮かばれない。この事件を糧として前に進め。それしか彼らに償う方法はない」
僕は…堕ちてはいけない。彼らの為にも。
「ありがとうございますザフィーラさん。もう二度とこんな事件を起こさせないように努力します!」
剣が立ち直ったことで場の空気がすこし明るくなる。
「ああ、その意気だ」
クロノ提督の説明に戻る。
「この男は感知を妨害するロストロギアを持っていたそうだ」
「なるほど、だからあたしらが魔力に気づかなかったのか」
ヴィータが理解したようにうなずく。
「だが…私達の町で私達の町の人が5人も殺されたのも事実…受け止めなければならい現実は重いな」
シグナムの言葉に皆が神妙にうなずく。 気づかなかったなど言い訳にはできない。自分逹は海鳴の町にいたのだから。
「過去を悔やむのはいいが悔やんでばかりはいられない。それに本題はここからなんだ」
本題…そうか!
「この男が亡骸で発見されたということは、それを倒した人物がいるということなる!」
「そうだ。それにこの男が持っていたと思われる 次元移動系のロストロギアが見つかっていない。倒した人物が持ち去ったと考えるのが自然だ。君逹の任務はその人物を探し出して、ロストロギアを回収ことだ」
「クロノ提督、男の死因は?」
シャマルさんが代表で聞いてくれる。
「魔力で強化した腕で胸を貫かれていた」
「そうなるとAランクと同等かそれ以上の魔導師ってことになりますね」
「ああ、ただ魔力コントロールしだいで格上を倒すことも可能だ。念のためBランク魔導師も視野に入れて探してくれ」
「「「「「「「わかりました」」」」」」
僕逹の犯人探しが始まった。よし、くよくよしてばかりはいられない。絶対見つけるぞ。
剣side 終了
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