ロザリオとバンパイア 時空の狭間で
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第15話 妖の学校と月音
今日は入学式
初出勤日は一日からだが、今日、モカ、美優が正式に入学してくる
まだ担任になるわけではないが
職員室へ向かう道中
「あれ?ミナト?」
後ろから生徒らしき声が
それに少し懐かしい声…
「ん?」
振り返るとそこに懐かしい人が
「ミナトじゃないー♪久しぶりー♪」
「亞愛ー!そうか、君は二年生だったね。久しぶりじゃないかー!」
「いつかえってきたの?なんで学園に?」
「一週間前にね。理事長から人間と妖の共存を説いてくれてといわれてね」
「そーなんだ♪それにしても6年だっけ? かっこ良くなったね。ミナト…
あのときは…」
「そうだね。 もうあの時のことはいいさ。でも亞愛はあんましかわんないね♪
特に背と胸が… あっごめんごめんw」
すかさず謝るが遅し
「あ、や、// ほっといてよ!// けっこう気にしてるのに!」
「だからあやまったじゃん。 でも女らしくなってかわいいよ?」
とっさに褒める
確かに以前と比べて温和になり女の子っぽくなったな
姉妹たちと上手くやってるんだな…これは
「あ、や……//」
「おっと! 時間がない! また後で!」
おれはその場を後に職員室へ
「すいません 遅くなりました おはようございます!」
「あらおはようございます♪ まだ大丈夫ですよ?ミナト先生?」
「おはようございます。猫目先生。 そこで懐かしい生徒とあいまして…」
「朱染さん?」
「はい。 つい話がはずんで…」
「あっそういえばクラスの担当はお知りでしか?」
「いえ。まだですが…」
「これ、名簿です」
「あ、ありがとうございます」
渡された名簿に目を通す
(美優、モカ… 俺が担任か… ビックリするだろうな….)
入学式が終わり、教室へ向かう
そして教壇にたちHRをはじめます
「皆さん、入学おめでとうございます、 私はこのクラスの担任の
霧島ミナトです 皆もすでに知ってると思いますがこの学校は妖怪
の為の学校です」
そのとき1人の男子生徒がキョロキョロしているのに気がついた
(あの子は青野 月音くんか?)
(妖怪ー!?何言ってんのー先生! でも先生はなんか皆と少し違う…)
先生が続けて話した
「いまや地球は人間の支配下にあり、妖が生きていくには人間と共存しなくては
いけないのです この学園ではその共存を学んでいくためにあります。
あと、共存のため他人に自分の正体を知られないようにするのが基本になり、
校則にもなります。」
「センセェ〜 人間なんてくっちまえばいいんだよ 美女なら襲えばいいし♪」
(ひいいいい〜!!)
「君は…小宮くんかな? ちなみに言っとくが人間もいまや恐ろしい存在だ」
「へっ そんなの捻りつぶしてやるよ、人間が、勝てる訳ねーし」
「じゃあこういう人間でも?」
シュッ!
(先生が消えた?なんで?)
チャキ
さっき人間なんて喰えばいいと言った男のそばで
刃物を出した音がした その男は俺の隣でもあり、
そこに先生がいた
「一つ言っておこう… 先生は妖ではない…
人間だ…」
(うそーー!?先生が人間?嘘だ)
「そして俺は少なからず妖怪には太刀打ちできる力ある、いま見たいにね
人間もただだまって喰われるわけにいかないからね。戦争になれば逆に君たち
妖怪が大ダメージを受けしっぺ返しをうける いまみたいにね。
すまないね小宮くん いい勉強になったろ?」
そう先生は言うと歩いて経壇にむかった
すると教室のドア開き皆注目した
「すまない 校舎に迷ってしまった…なっ!?」
「私もー すいませんー方向音痴で… ミナトオォーー?!?!」
「遅いぞ 2人とも 早く席にすわれ 朱染美優、朱染モカ。」
「なんで学園に?」
「そうだぞ! 姉さんの言うとおりだ」
誰かとおもったら今朝の可愛い2人じゃないかっ!
「いいから、座れ!」
先生が再度注意し席へ向かう そのとき
「美しいー!美しすぎるー!」
「こんなコたちと一緒のクラスになれて最高だぁー!」
男どもから歓声があがった だけど2人はまるで相手にしない足取りで歩く
「美優さんとモカさん?」
「つくねくんだーー♪」
「つくねも一緒だったのか♪嬉しいぞ!♪」
「うわーーーー!!」
突然、俺の顔を見るや、2人はだきついてきた
「なんだなんだ?」
「あいつら、どういう関係なんだ?」
クラス中がざわめいた
(モカと美優か…久しぶりだな 可愛いらしくなっちゃって…年頃の女の子か…)
そうふと心のなかでつぶやき、なんとかHRを終わらせた
中々大変だな 教師も
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