SDガンダムGジェネレーション・オーバーワールド 明日無き未来へ

お久しぶりです。新生活の準備とかしてたら大分時間が経ってしまいました。
これから更新再開しますのでよろしくお願いします。 

和也達は、合流して基地へと急いで向かっていた。しかし、残ったジオン残党がその道を阻んでいた。

「星の屑成就のために！！！」

3機のドムが一斉にマシンガンを放ち弾幕を張っていく。

「クッ！」

和也達は散開しつつも全ての弾丸を避けることは出来ず被弾が多くなっていく。

「ついでにコイツも持っていけ！」

一番動きが鈍くなっていた1号機に向かってシュツルムファウストを発射していく。
コウは、弾丸が迫ってきている事に気付き急いで回避行動に移った。

「グゥゥゥッ！」

直撃を避けることは出来たが被弾してしまいダメージが蓄積していっていた。

「少尉！！」

和也は、ビームライフルを放ち弾幕を張りドムを足止めをする。その間にコウに通信を入れる。

「少尉。君は母艦に戻って補給するんだ！」
「じ、自分はまだやれます！」
「射撃武器もないのに彼等とやりあうのは無理だ！足手まといになる！」

確かに、格闘武装のみの1号機はドム達の的になりつつあった。いくらガンダムと言えどもダメージが蓄積していけば只ではすまなかった。

「ここは、私たちで何とかします！だから！」
「少尉さんは、補給してきて下さい！」
「・・・分かりました。武装を装備したら直ぐに戻って来ます！」

コウは、母艦にに戻るため進路をアルビオンに向けて機体を動かしていった。
和也達は、隊列を組んでジオン兵の迎撃に移った。更に、レーダーにはシークレットユニットの部隊が迫っているのも確認された。

「（このままだと、包囲網を敷かれてしまうな。）二人とも！ジオン兵を速く迎撃するぞ！」
「「了解！！」」

和也の指示で散開しながらも離れすぎない距離を保ち美穂と法子は射撃武装で弾幕を張っていく。

「クソッ！この程度で堕ちるわけには・・・ッ！」

狙われた1機のドムは被弾しながらも回避行動を行いながら耐えていた。
しかし、その間に和也はMA形態になりジオン兵に接近していた。

「悪いが墜ちてもらうぞ！」

上空でMAからMS形態になり降下しながらビームサーベルを取り出し狙いを付けた。

「ハァッ！」

そして、降下の勢いを付けながらサーベルでドムを切り裂いていく。ジオン兵は、被弾の影響もあり回避することが出来なかった。

「星の屑成就の成就あらんことを！」
「よくも、我等の同士を！！！」

ドムが1機のやられて和也に向けてバズーカを放っていく。バズーカは、確実に和也のリゼルに直撃コースに乗っていた。

「ッ！！」

和也は、直撃する前にシールドを構えて衝撃に備えた。
バズーカがリゼルに直撃したがシールドのお陰で被弾は最小限に抑えていた。

「その火力を奪わせてもらうぞ！」

和也は、素早く相手をロックしてビームライフルを放っていく。狙いは、ドムではなくドムの持つラケーテン・バズーカであった。ビームは、バズーカをしっかりと撃ち抜き無力化した。

「しまった！？」

ジオン兵は、バズーカを手離して誘爆を逃れる。しかし、武装を潰されて火力が低くなってしまった。

「流石。隊長！」
「これなら・・・」

美穂と法子が安堵した時、ロックアラーム音がなり響いた。
気付いたときにはミサイルの雨が和也達を襲っていた。

「キャァァァァッ！！」

ミサイル群は、直撃コースは避けていたものの周りで爆発していたので衝撃が強かった。
ミサイルが飛んできた方向を見るとシークレットユニット達がミサイルの有効圏内に入っていた。

「ようやく、こっちの攻撃範囲に入ったわね。あんな機械人形なんかに遅れをとらないんだから！！！」

ニューロのソシエは、僚機のカプル達に指示を出しながら和也達に迫っていた。

「（予想より到着が速かった。クッ！）」

一方、コウは和也達のお陰でアルビオンに戻ることが出来たが新たな部隊による攻撃でアルビオン内部でも戦闘の振動が伝わってきた。

「コウ！1号機のライフルはそこにあるぞ！」
「すまないキース！これなら・・・」

コウは、友人の誘導の元武装を受け取り装備する。そこへ、通信が入ってくる。

「コウ・ウラキ少尉ですね。私は、ジェネレーションガールズの高垣楓と言います。補給がお済みでしたら急いで和也さん達の応援に行って欲しいのです。」
「彼等に何かあったんですか！？」
「現在、ジオン兵とシークレットユニットによる包囲網に囲まれてしまっています。此方は、現在迎撃により戦力を割けることができません。貴方にしかお願いできないんです。」

コウは、迷うことなく楓の申し込みを受け直ぐに出撃体制に入った。

「ウラキ！」
「バニング大尉！」
「その1号機はまだ万全の状態ではない。気を付けるんだぞ！」
「了解です！」

バニングの言葉に返事をしてからコウは、1号機のブースターを全快にして和也達の方向へと向かっていった。


和也達は、シークレットユニットの乱入により追い詰められてきていた。相手にもダメージは与えられてはいたが此方の被害も増えつつあった。

「和也さん！クラッカーが切れてしまいました！」
「こっちは、ダメージ蓄積が40％を越えました！」

和也達は、弾幕を張りながらも相手の穴を探していた。しかし、相手の弾幕もきつく中々見付からなかった。
すると、

「ハァァァァァァァッ！！」

そこへ、コウがカプルの1体に向かってビームライフルを放っていった。急な乱入者によってカプルは対応出来ることなくビームライフルに撃ち抜かれた。

「ウラキ少尉！」
「お待たせしました！」

コウの出現によって相手の隊列に乱れが生じた。その勝機を和也は見逃さずに美穂達に指示を出す。

「二人とも！少尉と合流するぞ！」
「「はい！」」

コウと合流した和也達は、士気が上がり形勢は逆転しつつあった。

「な、何なのよ！アンタ達は！！」

ソシエは、カプルのマシンガンで応戦していくが士気が上がってきた和也達には無駄であった。

「その程度！」
「お返しするよ！」

マシンガンを回避した後、美穂と法子は連携で攻撃を行う。始めに美穂がバズーカを放ちソシエの足を鈍らせようとする。

「ッ！この程度！」

ソシエは被弾していたが活動には問題はなかった。そこへ、法子が突撃していきビームナギナタを構えていた。ソシエが気付いたときには遅く回避行動が間に合わない距離まで来ていた。

「ここまで来たら私に落とせない者はないよ！」

法子は、ナギナタでカプルを切り刻んでいく。

「ウソ！やられるの！？」

ソシエのカプルは、法子に切り刻まれながら爆発していった。