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問題児たちが異世界から来るそうですよ?〜何気にチートの雷属性〜

作者:膝丸燈
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4話

 
前書き
長く待たせてしまってすみません!

感想下さった方、ありがとうございます(≧∇≦)

投稿遅いですが、読んで下さいm(_ _)m

では、どうぞ!
 

 
雷輝達は今、サウザントアイズというコミュニティが経営している店に行く途中である

あの後、黒ウサギに説教されたりしたが、あまり面白くないので飛ばさせてもらう


ーーーーーーまぁ、本心は、面倒臭いだけなのだが

「パラレルワールド、ねぇ…」

「いえ、正しくは立体交差平行世界論です」

「…パラレルワールド、ねぇ…」

「いえ、ですから、正しくは立体交差平行世界論です」

「…アクセルワールド、ねぇ…」

「それは全くの別物です」

こんなふざけた会話をしていると、もうサウザントアイズの店についていた

………が、店員がもう片付けを開始してしまっている

「まっ」

「待った無しです御客様。うちは時間外営業はやっていません」

流石は超大型コミュニティというか、客のあしらい方も一味違う。

そこで、飛鳥が黒ウサギに加勢する

「なんて商売っ気のない店なのかしら」

「ま、全くです!閉店時間の五分前に客を締め出すなんて!」

「文句があるなら他所へどうぞ。あなた方は今後一切の出入りを禁じます。出禁です」

「出禁!?これだけの事で出禁とは御客様舐め過ぎでございますよ!?」

「なるほど。箱庭の貴族であるウサギのお客様を無下にするのは失礼ですね。中で入店許可を伺いますので、コミュニティの名前をよろしいでしょうか?」

「うぐっ…」

黒ウサギ、撃沈
撃沈した黒ウサギとバトンタッチで、十六夜が発言する

「俺達はノーネームというコミュニティなんだが」

「ほほう。ノーネームですか。ではどこの“ノーネーム”様でしょうか。よかったら旗印を確認させていただいてもよろしいでしょうか?」

十六夜、撃沈
ノーネームの軍勢が次々落とされて行く

しかし、そこに思わぬ助け船が登場

「いぃぃぃやほぉぉぉぉぉ!!久しぶりだな黒ウサギィィィ!」

「きゃあーーーーー…………!」

そう!ロリっ娘である!

黒ウサギは着物を着た白髪のロリっ娘に抱きつかれ、弾丸のようにすっ飛んでいった。
そのままクルクルと回転しながら街道の向こうの水路へと消えていった。

あまりの光景に言葉も出ず、女性店員は痛そうに頭を抱えている。

「……おい店員。この店にはドッキリサービスがあるのか?なら俺も別バージョンで是非」

「ありません」

「なんなら有料でも」

「仕方無いですね」

「おい、それでいいのか店員よ」

ノリノリの店員に思わず突っ込んでしまう雷輝

「おや、なんですか?貴方もドッキリサービスをしてもらいたいんですか?有料ですよ?」

「ああ、してもらいたいね、けど俺はあっちのロリっ娘じゃなくてお前にやってもらいたいな」

店員にからかわれる様に笑われた雷輝は、寧ろからかってやろうという考えに辿り着き、カッコつけて考えていたセリフを言う

「…なっ…!」

そんな返しは考えて無かったのか、突然の事で顔を紅くしてしまう店員

「ねぇ、今の返し方うまくなかった?とうだった?惚れた?店員さんや」

「え、あ、あの」

店員は未だに顔が赤く、雷輝の顔をまともに見れなかった

それを見ていた飛鳥が、自分でもよくわからないイライラに襲われる

「…何を口説いているのかしらゴミ屑。早く店員さんから離れなさい、店員さんが汚染されちゃうでしょ」

「やっぱり扱い変わんないっすねぇ!ほんっとブレないっすわ久遠さん!」

「やめて、来ないで、臭い、汚い、キモい離れて、50mくらい」

「50mくらい離れなきゃならない程臭いの俺?!…ねぇ、店員さん、俺そこまでは臭くないよね…?」

「い、いえ、あの、」

未だに回復しない店員

「いい加減に、してください!!」

「ぐぬぉ!?」

先程までの会話中、ずっと黒ウサギを触っていたロリっ娘が店員と雷輝へ突っ込んで行く

「危ねぇ!」

雷輝は近くにいた店員を抱き寄せて、十六夜の後ろ辺りに逃げる



ーーーーーーそう、店員を抱き寄せて

勿論、雷輝に抱き寄せられている店員は、その前の事で顔が赤かったのだが、抱き寄せられたことにより、本当に、比喩なく真っ赤になった

「しねえええエェェ!!」

「何故だぁぁぁ!!?」

飛鳥は、その光景を見て何故か怒りが最高潮になり、おもいきり雷輝の顔面を蹴った

蹴られた方は、まあ生きてるので問題ないだろう

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「さて、取り乱してしまってすまんの。店は閉めてしまったので私の部屋で我慢してくれ」

そう言って入った部屋は、やはりというかなんというか、和室だった

「さて、もう一度自己紹介をしておこうかの。私は四桁の門、三三四五外門に本拠を構えておる“サウザンドアイズ”の幹部の白夜叉だ。この黒ウサギとは少々縁があっての。コミュニティが崩壊してからもちょくちょく手を貸してやっている器の広い美少女だと思ってくれ」

「はいはい、いつもお世話になっております本当に」

投げやりな態度の黒ウサギ。
黒ウサギにしては、何と無く珍しいと思ったが、手を貸してもらうのと同じくらい、さっきみたいな事をされてきたんだろうな。
ホントに黒ウサギが昔の自分とかぶる。いやなシンパシーだ。

「その外門って何?」

「箱庭の階層を示すがいへきにある門の事ですよ。数字が若いほど都市の中心部に近く、同時に強大な力を持った方々が住んでいるのです」

そう言って机に置かれた図を指す

「……超巨大タマネギ?」

「いえ、超巨大バームクーヘンではないかしら?」

「そうだな。どちらかと言えばバームクーヘンだ」

「いやぁ、ロールケーキだね」

「ふふ、言い得て妙じゃの。その例えなら今いる七桁の外門はバームクーヘンの一番薄い皮の部分に当たる。更に説明するなら、東西南北の四つの区切りの東側に辺り、外門のすぐ外は“世界の果て”と向かい合う場所となる。あそこはコミュニティに属していないものの、強力なギフトを持った者達が住んでおるぞーーーその水樹の持ち主のようにの」

その後、なんやかんやで話が進んでいき、白夜叉が強いというのが発覚した為、追い詰める

「ーーーーーーお主らが望むのは、“挑戦”か?“決闘”か?」

その刹那ーーー世界が変わった

比喩などではなく世界が変わった

「なっ……!?」

そこにいる全員が息を飲んだ

それほどまでに、目の前の光景は、信じられないモノだった


「今一度名乗り直し、問おうかの。私は“白き夜の魔王”ーーー太陽と白夜の星霊・白夜叉。おんしらが望むのは、試練への“挑戦”か?それとも対等な“決闘”か?」


その問いに、しばらくの間、答える者は出てこなかった 
 

 
後書き
雷輝と白夜叉闘わせようとおもってるんですが…

何かご意見、感想ありましたら、遠慮なく言ってくださいm(_ _)m

店員さんへのフラグを入れたのは、完全に自分の好みのキャラだからです(≧∇≦)

では、また次回! 
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