ヘタリア大帝国
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TURN142 最後の出撃その六
「皆が帰ってからが本番だな」
「そうでい、俺も腕によりをかけて料理を作るんでい」
そうすると話して自分も用意をするトルコだった、皆日本達を見送っていた。
無論欧州組もだ、今まさに出撃しようとしていた。レーティアはグレシアに対して確かな声でこう言うのだった。
「留守は任せる」
「ええ、それじゃあね」
「帰って来る、すぐにな」
レーティアはグレシアに言い切った。
「スパゲティを待っている」
「レーティアの大好物ね」
「ケーキも用意しておいてくれ」
それもだというのだ。
「チョコレートもな」
「ええ、わかったわ」
「では総統」
「行かれて下さい」
マンシュタインとロンメルは敬礼をして彼等の敬愛する総統に告げた。
「留守の間は我々が宣伝相と共にドクツを支えます」
「総統は心置きなく勝利を収めて下さい」
「わかっている、諸君等がいてこそのドクツだ」
レーティアも彼等に応える。
「頼んだぞ」
「では行って来る」
ドイツも彼等に言う。
「そして勝って来る」
「勝利の後はヴルストですね」
ドイツ妹は微笑んで兄に言った。
「それですね」
「ああ、頼む」
ソーセージをだとだ、ドイツも妹に応える。
「やはり何といってもまずはな」
「それですね」
「そしてジャガイモだ」
それもだというのだ。
「潰してな」
「そしてビールも」
これもだというのだ。
「頼むぞ」
「おい、ザワークラフトもだよな」
プロイセンがここでこう言う。
「それもだな」
「そうだな、それは忘れてはならないな」
「アイスバインも用意しておくからな」
プロイセンは笑顔でさらに言うのだった。
「楽しみにしておけよ」
「あとビールは黒もあるからね」
プロイセン妹はこれを出す。
「楽しみにしておきなよ」
「うむ、ではな」
「さて、演奏の用意をしておくか」
ベートーベンはそちっらについて言うのだった。
「私も暫くぶりに指揮をするか」
「マエストロの指揮ですか」
トリエステはベートーベンの指揮を聴けると聞いて微笑んで言った。
「それは楽しみですね」
「うむ、頑張らせてもらおう」
こう言うのだった、そしてエルミーはというと。
レーティアの前でドクツ式の敬礼をした、そのうえでレーティアに対して言う。
「総統、待っていて下さい」
「待てとはどういうことだ?」
「必ず」
「言っている意味がわからないが、だが」
それでもだとだ、レーティアはこう言うのだった。
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