ヘタリア大帝国
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TURN142 最後の出撃その一
TURN142 最後の出撃
全ての超艦艇が完成し選ばれた精鋭達が乗り込む、彼等はチェリノブのホワイトホールから別世界にいるラムダスの女王を倒しに行くのだ。
その彼等を総員で見送る、東郷と日本に帝が声をかける。
「ではお願いします」
「はい、勝ってきます」
「そのうえで帰ってきます」
「待っていますね」
帝は二人にこれまでにない優しい微笑みで告げた。
「最高のご馳走を用意して」
「ははは、それは嬉しいですね」
東郷は帝のその言葉に笑顔で応えた。
「それでは」
「はい、では健闘を祈ります」
「お兄様、お帰りになられたらお寿司ですね」
「それでお願いします」
日本は妹にそれでだと返した。
「様々な種類のものを」
「それでは」
「では後はお任せ下さい」
「チェリノブは守っておくからね」
小澤と南雲も彼等に声をかける。
「スカーレットさんも行かれますし」
「負けない筈がないね」
「負ける気はしないわ」
スカーレットも自信を以て答える。
「全くね」
「それだけの超艦艇だからですね」
古賀はスカーレットの自信の理由をそこに見ていた。
「だからですね」
「そうだ、しかも乗るのは選び抜かれた精鋭達だ」
各国軍からのだ。
「俺達が指揮してな」
「わしももう少し若ければ行けたかもな」
山本は悪戯っぽい声で言った。
「そう出来たかもな」
「いや、山本さん今生きてるだけで凄いよ」
「普通にね」
「身体がたがただったのに回復したし」
「六十八歳で現役の提督さんだし」
「そうですよ」
コーギーにアストロ猫、手長猿、パンダ、〆羅も言う。
「それで戦争の後古賀さんと結婚するんだよね」
「幸せになるし」
「そこまでってね」
「やっぱり何ていうか」
「凄いことですが」
「ははは、百歳まで生きて孫の顔を見るか」
こうも言う山本だった。
「そうするか」
「別世界のことはもうですね」
「柴神様が」
「安心してくれ」
柴神は平良と福原に答えた。
「あちらの世界のワープ航路も宙形も全て頭の中に入っている」
「それでは道案内をお願いします」
「女王までの」
二人もそれを聞いて安心する、そして。
韓国は自分の妹にだ、こう言っていた。
「焼肉の用意となんだぜ」
「冷麺ニダな」
「冷麺は欠かせないんだぜ」
「それを最後に食べないと駄目ニダな」
「だからなんだぜ」
麺類は別腹で〆に食べなければならない、韓国ではそうだからだ。
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