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伝説となった狩人達

作者:さいぞう
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六人目
NATURAL BORN KILLERS
  九話

決着が着いたのは…

森と丘の、あの場所じゃった。



翼と嘴が無惨に壊れ…
足を引きずりながら…

まだ白狼を殺す気でいる黒狼の姿があった。


白狼もまた…

腕と足が一本ずつ咬み砕かれ、もう使い物にならん体が…

まだ黒狼の血を欲しがる……



儂が現場に行った時…

胴体から離れた黒狼の頸が…
白狼の腹に深々と食い込んでおった。





よう…爺さん…

先に行ってるぞ?……
ゴボゴボゴボ…




血の海の中…
儂にいつもの悪態をつく、その最期の姿は…


小さな孫のように…
気持ちのいい笑顔をしておった。
 
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