とある物語の傍観者だった者
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7話:都市伝説
前書き
こんなん書いてる暇ないんですけどねー……息抜きに書きました!酷いレベルです!!
そろそろ夏休みも始まろうかという時期まできた。
そろそろ禁書のストーリーも始まろうか、七月後半だったっけ??
あと数週間でカミやんはインなんたらさんと出会い、魔術サイドやら科学サイドの連中を「そげぶ」し何人の女性とフラグを立てるのだろうか、見ていてハラハラワクワクドキドキ……恐ろしすぎるわ。
ナニが恐ろしいのかというと、奴はアニメに出てくるキャラ以外にも、モブ子とかモブ美とか通りすがりの一般モブ女でさえフラグを乱立させるわ、クラスの女子の半分は上条君のことが気になる乙女だそうですよ。(吹寄から聞いた)
つーか、なんでカミやんは夜道で背後から刺されないのか不思議でいっぱいだ。
べ、別に羨ましいとか妬ましいとか思ってないからな!!
もうね、禁書ストーリー始まる前からあいつは死んでもおかしくはない。そして、オレはそんな修羅場に巻き込まれたくないから、事件そのものが起きても関与したくないからな!!
なので最近カミやんとは別行動だ。
そして、それが原因なのか、変に補正でもかかったのかは知らないが、オレは今困った状況下にいたりする。
ここは某喫茶店。オレはそこにいた。
「えとですね、なんでも能力が効かない能力者がいるという都市伝説があるんですよ」
「ふむ、聞いた事のない能力者だね。実に興味深い、私も一度は会ってみたいものだ」
「………」
オレは少女たちと一緒にいた。先日の一件以来よく呼び出されるてる気がしなくもないが……
ビリビリ中学生にジャッジメントですのに、花飾りちゃんに噂や都市伝説が大好きちゃん。
そして、さっき会ったばっかりの女性と計6名。の内、オレだけ男だひゃっほい。(棒読み)
何故だろう。あんまり嬉しくない。
それにしてもカミやんって本当に都市伝説だよなー、とか思ったり。
「他にもですね、身体を自由に変形させる『変態魔女』がいるとかいないとか……」
「ふむ、ビッチな肉体変形と云ったところかな? 実に興味深いね」
「………」
オロゲ、何かトラウマが……
でも、オレは何も知らないし、何も見てないし何も関与してない。そう言い張ることが大事で、だからオレは何も悪くない……キオクヲショウキョシマス。
「あとは突然街中で服を脱ぎ出す『脱ぎ女』とかですね」
「ぶふっ!??」
隣に座っていたビリビリが飲んでいたジュースを噴出す。オレの方向いて噴出すな!!
そして、そこ! お姉様のご褒美ですの、良かったですわね、じゃねーよ!!
「ふむ、脱ぎ女とはまたビッチだね。先ほどの変態魔女とは別物か。どちらにしろ変態には変わりはないがな」
オレはこの人にどうツッコメばいいのか分からない。
「「………」」
さて、脱ぎ女の正体を知っているオレとビリビリは唖然としていた。
というか、さっきアンタお外で脱いでいたじゃないですか、本当に無自覚なんですね!
そんなところに居合わせたオレと御坂美琴たん。
それでその女は美琴の知り合いらしく何故か喫茶店へGO!あとからやってきた少女たちを交え、なんかここ学園都市にまつわる都市伝説の話になったワケだが。
もうヤダ。
目の前にいる彼女は、自分が脱ぎ女だってことを自覚していないとか……そんな女性と出会ってしまってこうやってお茶している事自体が不幸だ。
今すぐにでも逃げ出したいが……
つーかまさかのレールガン√だ!??
アニメのシーン絶賛体験中!!?
いや、どうみてもイレギュラーなオレがいるオリジナル展開だ。
「そんなことよりも、佐天さん。今日は近簿さんの路地裏対策を考えましょうって話でしたよね」
「あーそうだったねー」
いや、それももうスルーして欲しいんだけど。
「ふむ、君は確かレベル4『機械操作』の能力者だったね」
「はいそうだすなー」
「それで路地裏対策というのは??」
脱ぎ女風情でオレに興味持つな!!
「はい、実はかくかくしかじかなんですよー」
と、佐天さんが何も事情を知らない脱ぎ女に説明する。
いろいろはしょるが、路地裏対策というか喧嘩対策だ。
先日の一件然り、見ず知らずの少女を助けるのにもちゃんと考えろよドアホ、と。
「ふむ、なるほど…話の内容は大体わかった。それで君たちの考えを聞かせてくれ」
いや、なんでノリノリなの?? 少し研究者の顔をしてらっしゃる!!
「わたくしとしては警備員かわたくし達風紀委員に連絡してくださった方がありがたいのですが」
と黒子の真っ当な意見。
「でもそれじゃ、いざ間に合わなくても駄目だから打開策を考えようってことですもんね」
と、唸る佐天さん。
「私は何か小型で近簿さんの能力に干渉できる空飛ぶ機械兵器を常に持ち歩いておけば役に立つんじゃないかと思いましゅ……あぅぅ」
初春ちゃんはかみまみた。
「でも、そういう武器や危険物を一介の高校生が常備しているのってダメでしょ? いや、黙っていたらいい話だけどね」
コインが武器な美琴ちゅわん。確かに常備何かしら武器になりそうな機械兵器は持っておきたいがな。
「さすがに警備員や風紀委員でもない者にそういう危なっかしいモノはお貸しできませんし見過ごすつもりもありませんの。あと、バレなければ所持していい話ではないですのよ?」
確かに。
「まぁ、でも。誰か知り合いの人で機械に詳しく作れる人っていないんですか?」
「今わたくしが駄目だと言ったはずですが??」
まぁそれはスルーして。
佐天さんが訊いてきたので答えてあげよう。
「ここに来てから3ヶ月ぐらいだし、まだ知り合い少ないし友達も少ないです。はい……」
「「「「「………」」」」」
あれ? なんか空気が変わった!??
言っておくけどボッチじゃねーぞ!!
「つーか、コストの問題でもあるしな」
話題を少し変えよう。
「もしも、そういう機械に強い人がいて頼んで作ってもらおうと思うにもお金は必要だろ?」
無償で作ってくれたら本当にありがたいが……
「レベル4なら上から沢山お金を支給されているんじゃないんですか??」
と、疑問に思った佐天さんマジ鬼畜。
触れられたくないところに触れられた。というか自ら振ったのだが。
「……借金があってそれで一杯一杯だ」
「アンタまじで何したのよ……??」
「うっ…車とかトラックとか高級車とか結構な数を……おじゃんにしたじゃん?」
「「「「「………」」」」」
やめて、そんな目で見つめないで!!
謝るから! しょうもないダジャレ言ってごめんなさい!!
ま、まぁ、過去を振り返っても何も良いことないさ!!
おかげで高校3年間はちゃんと節約していかないと死ぬレベルだったりするけどな……
「というか、その機械は高級なモノじゃない方がいいのではないか? ほら、オモチャ屋に売ってるだろう。ラジコンのヘリぐらい」
「いやいやいや……」
あんなのを常備しとくとか、カッコ悪いわ!!
つーか邪魔でしかたがない!!
だけど、女子達は、
「あーうん、値も張らないしソレでいいんじゃない?」
あきらかにもうめんどくさがっている女の子がいた!??
あと、アレを値を張らないとかセレブな台詞だ! さすがお嬢様! さすがレベル5だ!
「だとしたら、それを常備するための大きめの鞄とか用意した方がいいですね。どちらにしろ目立ちますが……」
いやいや、冗談で言ってるだけだし本気にしなくていいんだよ?初春ちゃん。
「そういえば、子供からラジコン奪ったこともあるんでしたわよね??」
確かに奪ったこともあったけども!!犯人逮捕に使ったりとかして、後でちゃんと新しいの買って返したわ!!
下衆を見るような目でオレを見ないで!!
「ラ、ラジコンヘリで敵をやっつける近簿さんもきっとカッコいいですよ!」
黒子とは反対に目を逸らされた!??
目を絶対に合わしてくれない佐天さん、ちゃんとフォローしてくれ!!
「ふむ、ラジコンヘリで悪と戦うヒーローか……ロマンだな」
お前もいらんこと言うな! この脱ぎ女!!
まぁそんなこんなと時間を潰し……
「さて、私はこれにて失礼しようかと思う」
「え、もうですか?」
「あぁ、十分楽しんだ。それに研究の方が急ぎだったりするからな。ここに長居はできんよ」
「………」
この人、一応研究者だからな。黒のスーツだが、なんかだらしがない。
脱ぎ女はそう言って飲みかけの紅茶を……零しやがった。
「あっ」
という美琴の声。
脱ぎ女のスカートが染入ってしまったかもしれんな。
「ふむ、最後の最後でやらかしたか……」
と、自分のことなのに反応の悪い。
「どれ、仕方が無い」
と言って最後の最後にありがとう。
この女、脱ぎ女だ。オレはそれを知っていた。
でも、奴を止めることができなかった。
オレが男だというか、それ以前にここが喫茶店内ということも分かってないかのように、普通にスカートを脱ぎやがった……
本当にありがとうございます。
「ちょ、いきなり脱ぐなっ!!」
美琴が素早く脱ぎ女にツッコみ、
「アンタも何ガン見してんのよ!」
オレの視界が塞がれた。
「あぁ、もっと見たかった!!」
「なんですって!??」
あ、心の声が口に出てしまった……
「こ、近簿さん……」
「さすが犯罪者予備軍ですの」
「で、でも、言いたい事を素直に言える、そうポジティブシンキングしたら近簿さんも、た、たぶんカッコいいですよ??」
佐天さんは疑問系。
「ふむ、しかし君も男の子だ仕方が無いさ。しかし、パンストまで被害が及んだか……もう下は全部脱ごうか」
「だから脱ぐなっつってんでしょ!!」
「「「「………」」」」
……もうやだ。
まぁ、そんなこんなとありまして、喫茶店を出て脱ぎ女と別れたオレ達は予定通りにデパートまでいってグズるオレを中学生四人が説得してはキッズコーナーに連行されては……
警報がなって、事件にまた巻き込まれるのであった。
レールガンのアニメはあんまり見てないんだよなー………
例、レベルアッパー事件。ぬいぐるみ爆弾のやつだ。
それで風紀委員でもある初春さんが犯人に狙われたりするんだけど、オレはどうすることもできなかった。
初春さんを助けたヒーローはオレではない他の誰かで、たまたま偶然居合わせたツンツン頭の少年だったり、別にいつも通りの活躍で語ることは少ないだろう。
でも、最後にこれだけは言っておくよ。
カミやん、ありがとな……そのままフラグを回収してくれ。
後書き
序章の最後にレベルアッパー事件を少々しようかと思ってます。
このストーリーの都合上、時系列少し無視して、序章に幻想御手。第一章から禁書ストーリーでテキトーに書いて、今後のオリジナル展開とか考えてます。
どうか暖かい目でお願いします
あと、木山先生の口調が変でも許してください
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