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魔法少女リリカルなのは~過去を捨て今を生きる者~

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それから
  書類が妙にテカテカした生足生やして分速二百メートルで追いかけてくる

 
前書き
もう神○さん最高。
最近○谷さんのおかげで作者は声フェチだと気がついた。
一番好きな声は神○さんで、次に鈴○達央さん。女性声優だと榊原○いさんが好き。
杉田○和もすきだけど、ベストスリーには入らない。
とにかく作者は○谷さんを愛しすぎている。
小○賢章先生も小○友樹さんも小○大輔さんも好きだけど、やっぱ神○さんが一番!
そして作者があげた名前、杉○さんと榊○さん以外全員○バスに出てるっていうね。
さすがは黒○ス。声優豪華だわ。

それではっ
 

 
冬弥と別れてから少し。
オレはフォワードやなのはたちのいる訓練場についていた。
そこでは魔王(なのは)による地獄の訓練(肉体言語でオハナシなの☆)が行われていた。

「あ、おにぃ発見。なのはー、おにぃが訓練(肉体言語でオハナシなの☆)したそうな目で見てるよー」
「兄妹揃って()の中が失礼なの!・・・だよ!」
「「なのだよ?ねえねえなのは、今なのだよって言った?」」
「本当に兄妹揃って仲いいよね!あと訓練の邪魔するなら・・・わかるよ、ね?」
「さって、オレは必要無さそうだからヴィヴィオと遊んでこよーっと。あ、美愛が訓練に参加したいって」
「さって、そろそろメカニックに戻ろっかな。あ、慎吾が身体動かしたいって」
「さって、陽龍くんはストップかかってるから美愛ちゃん、訓練手伝ってくれないかな?かな?」
「いやぁぁぁぁぁぁああああぁぁぁぁぁああぁぁ!!」

美愛の悲鳴を聞きながらオレは一度も振り返らずにヴィヴィオの待つ部屋へと急いだ。


「そんなわけでヴィヴィオ、なにしたい?」

予定より早く着いたオレは何をするのか一切決めていなかったので判断を任せる。

「んと、しりとりボール!」
「・・・ごめん、なにそれ」
「りゅーにい、知らないの?キャッチボールしながらしりとりするの!ボールをキャッチしても、しりとりできなかったらバツゲーム!」

ヴィヴィオが考えたにしては割としっかりしている設定。
そしてちゃっかり入れられた罰ゲームの存在。
どこかで聞いた・・・いや、見たことのあるような謎のキャッチボール。
間違いない。

「これヴィヴィオに教えたの、アリシアだろ」

普通なら美愛と考えるかもしれないが、アイツならこんな面倒なことはしない。
たぶんただのしりとりじゃなくて名言、または迷言限定のしりとりとかにするはず。
故に、最初に言いだしたのは美愛かもしれないが、最終的な設定を決めてヴィヴィオに教えたのはアリシアってわけだ。

「りゅーにい凄い!宇宙人?未来人?異世界人?超能力者?」
「どれも違うし割と危険だぞ、それ」
「よくわかんないー♪じゃ、いざジンジョーに」
「「勝負(デュエル)!」」
「レディーファーストだ、ヴィヴィオ、先にいいぞ」

何時の間にか用意されていたヴィヴィオにも簡単に投げたりできる柔らかいビーチボールを渡す。

「ふっふっふ、歩が三つ?そのヨユーもいつまでもつかな?いっきゅーめ、「奇行種だ!」」

まさかの進撃○巨人だった!

「結局迷言かよ!でもオレは普通に返す!「台紙」!」
「「? 死体がどうやって喋るの?」」
「それ子供が言っちゃいけないやつ!「能ある鷹は爪を隠す!」なんか違う気もするけど!」
「す・・・「スエゼン食わぬは男のハジ」?」

なぜそんな言葉を知っている。

「「死なす~!」」

男が言うと果てしなく気持ち悪いね!
あかね色○染まる坂、PSPだけどプレイしたよ!途中までだし、なくしちゃったけどね!
パズルくそめんどかった!

「「素晴らしい動体視力と反射神経で靴をすかさずプッシュ」!」
「なにそれ知らない!「心臓の音が聞こえる」」
「「ルートヴィヒ・ヴァン・ベート○ヴェン」!」
「住んでる世界が違うのになんで実在する人物の名前言ってるんだよ!?もう終了!」

いい加減にいろいろと疲れた!

「もーしょうがないな、りゅーにいは」

このセリフ、美愛が言ったら多分顔の輪郭がわからなくなるまで殴りそう。
フェイトとヴィヴィオは可愛いで済むけど、ほかは見ないふりだな。

「理屈で本能抑えてバスケできるほど大人じゃねーよってやつだね!」
「それも何か違うぞ」

そしてオレは青いガングロは嫌い。
アイツのキャラソンだけは最近になるまで聞けなかった。
別に諏○部は嫌いじゃないんだ・・・ただガングロが嫌いなだけなんだ!

「・・・えと、そろそろいい?」
「てか何お前ら。馬鹿なの?死ぬの?」
「ちょっと夏希、直球すぎ!?」

ドアの前に立つアリシアと夏希。
アリシアは心底困った顔、夏希はゴミクズを見るような目。
一瞬で状況を理解したオレは最善の選択を・・・!

「最近二人共仲いいよな」

するように見せかけて話をそらした。

「いないなーと思って六課歩いていると大抵一緒にいるし、飯食ってる時さりげなく視線向けてるととなりが向かいに座ってるし、名前呼びだし」
「陽龍、セリフが軽くストーカーじみてるよ?」

アリシア、きっとそれは気のせいだ。

「そんなわけでヴィヴィオは頼んだ。オレはやてのとこ行かないと」
「さりげなく被害を最小限にするその動き、流石陽龍」

お前らなんか最近美愛に教えてもらった言葉を異様に使ってくるヴィヴィオの扱いに困ってしまえ!


「とまあ、勢いで部隊長室(ここ)まできたんだけど・・・」

扉の前でオレは立ち往生していた。
いつもならすぐに突入して書類蹴っ飛ばしながら「絶望したァ!」って叫んでやるのに、今は扉の前で頭抱えて「絶望したァ!」って叫ぶのが限界だった。
いや、後者はしたことないけど。
一回やってマジ泣きされてからは処理済みの書類にコーヒーとオムライスぶちまけて「てへぺろりんちょ☆」って言ったけど。
それ以来一ヶ月くらい半径二十メートル以内に入ってくるなと言われたが。
あれぞホントの激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリーム。
そんな現実逃避をしたくなるような現実が扉の向こうにあるわけで・・・。

「うぅ、書類・・・書類が妙にテカテカした生足生やして分速二百メートルで追いかけてくる・・・」
「それは幻想だ。だから大人しく寝てろ」

はやてに膝枕しながら書類に目を通している冬弥の姿。
いくらオレでもあの中に入る気力はない。
たまに冬弥がこっちみてる気もするけどきっと気のせい。
どっかいけって視線送ってる気がするのはきっと気のせいじゃない。
とりあえずトイレで二、三十分時間潰したのはオレの意思。


「そんなわけで陽龍くん、オハナシの時間や」

トイレから帰ってきたあと普通に部屋に入ると、そこでは既にはやてが仕事を再開していた。
で、オレに気がついたはやての第一声がそれだった。
お前はどこの魔王だ。
とりあえず無駄にふかふかしているソファの上に靴を脱いで正座をする。

「フェイトちゃんからの情報によると、夜遅くにシューティング練習と長距離全力疾走してたそうやないか。ほかの人にも聞いてみるとイロイロやっとる聞いたんやけど・・・陽龍くん、何か言うことは?」
「反省も後悔もしていない。我が生涯に一片の悔いなし、だ」
「明日から一週間、出勤と魔法禁止令を発令する」
「・・・え?」

普通は聞こえてこないはずのとんでもない言葉が聞こえた気がした。
え、マジ冗談だよな?

「本気も本気。本気と書いてマジ、嘘つきと書いて陽龍くんってよむんやで?」
「嘘だッ!!」
「まあ、流石に嘘つきの話は嘘やけど、出勤と魔法禁止はマジ。有給溜まっとるからついでに消費してこいっつー話や。ちなみにこれはフェイトちゃんも一緒やから、地球に里帰りでもしてくれば?」

ゆ、有給・・・だと?
そういえば六課に入ってからまともに休んだ記憶ないな・・・。
それはほかのメンバーも同じきがするけど。

「ほかの人たちの有給も一日ずらしてどんどん消費させるから」

仕事が早いようで。
スカリエッティを捕まえた今、犯罪の数は激減しているし、主戦力が抜けてもフォワードがいればなんとかなるだろう。

「このことはもう言ったのか?」
「フェイトちゃんにならもう言ってあるで。一緒に遊んどいでってゆーたら顔真っ赤にしとったで」

見たかった!その顔超みたかった!

「こっそり録画してあるけど」
「言い値で買おう。じゃ、後でフェイトと話して調整しとく」
「よろしゅうなー」
「あ、あと冬弥、人が少なくなるからってハメ外しすぎんなよ?」
「なんのことだか俺にはまったくわからない。とりあえずお前はさっさと地球に変えればいいと思う」

最近の若者はキレやすくて困るんだぜ☆


「そんなわけでフェイト、一緒に海鳴り行かね?」
『有給のこと?うん、どうしようか困ってたし、大丈夫だよ』

部隊長室から部屋に戻ってすぐ、俺はフェイトとモニター越しに話し合いをしていた。

「予定はオレが組むから、数日分の着替えとかだけ用意しといてくれ。泊まる場所は・・・オレの実家でもいいか?」

アリサやすずかの家でもいいと思ったけど、あの二人も大学生で忙しいと思うし。
なによりいきなり追いかけるのはよくないし。

『えっと、うん。大丈夫かな。陽龍の家にいくの、久しぶりだよね』
「オレらが高校くらいの時が最期か?」
『美愛とお姉ちゃんが急にお泊まり会しよう!って言い出して、それでいつものメンバーで集まって』

アリサかすずかの家かで迷った挙句、美愛の「家でいいじゃん」で事態は集結。
夜は男女別れて枕投げ大会。
ちなみに結果は総合成績は女子が優勝、男子が敗北。個人成績ならオレの圧勝。ビリは慎吾・・・とみせかけてアリシア。
慎吾には・・・というかちゃっかり切替(チェンジ)していた輝希には負けたくない!

『六課が終わってもさ、またあの時みたいにみんなで一緒に遊びたいな』

暗い表情をするフェイトをみて、オレは息を吐く。

「そんなの、お足り前だろうが。次に会うのは成人式だな。昔のクラスメートたちと酒飲んで、二次会はいつものメンバーで二日よりになるまで飲みつくそうぜ?」

前世でもオレは酒を飲んだ記憶がないので酒につよいのかどうかわからない。
でも、どっちにしてもみんなと飲む酒は格別に美味しい気がした。

『そう、だね。二十歳・・・来年が楽しみだなぁ』
「おう、楽しみにしとけ。んじゃ、そろそろ切るな」
『うん。またね、陽龍』

モニターを消し、ベッドにダイブする。
大吾だったときは高校生の時に両親と紗羅を亡くして東や美緒に心配させて。
二十歳をすぎてもただ機械的に仕事して食事して、酒を飲むなんて考えたこともなくって。
そういえば東と美緒はいつだかに結婚して東にそっかりなヘタレそうな顔をした男の子を産んでいたきがする。
・・・いつかこの世界のオレが死ぬ時はまた、アイツらに会いたいな。
そしてあの世界のこと、この世界であったことを話しながら酒を飲んでみたい。

「さって、持ち物準備でもしとくか!」

なんとなくしんみりした気分になったが、気持ちを切り替えて準備を始める。
今は明日の里帰りを楽しみたいからな。 
 

 
後書き
男の子と打って変換すると男の娘になるこのPC。
どうしよう、めっちゃ微妙な気分。
自分のせいなんだけど!気分転換にオリジナルの設定書いてる時に打ったからなんだけど・・・!
でもこれは酷い。

それではっ
 
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