SAO ~青の剣士達(学園版)~
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
7話 ユニークスキルと新しい剣
前書き
最初は拓人視点
途中から和人視点です
最近、ある話で世界は盛り上がっている
「ねえ、聞いた?」
「聞いた聞いた!ユニークスキルでしょ?」
「茅場さんの持つ<<神聖剣>>だっけ」
「いいよね.....私も欲しい」
僕、兄さん、蒼太さん、里香さんはこの話を聞いていたが里香さんがふと
「ユニークスキルね....和人どう思う?」
「いきなりだな......俺は興味ないよ」
「カズが興味ないだって?こりゃ重症だ!病気だ!」
「おおげさすぎだっつーの....てか俺は重病でもないし病気でもない!」
「確かに兄さんが興味を示さないのは不思議ですね」
「だろ?」
「だって無いものねだりしても意味無いじゃん.....それで手に入るのか?ユニークスキルは」
「手に入らないわね」
「そうだろうな......おっと、俺クエ行かなきゃ」
「いってら」
「また後でな」
◆
「ユニークスキルか.....俺、それらしき物持ってるんだよな.....」
俺は最近<<二刀流>>なるスキルを手に入れた
その名の通り片手剣なら2つ装備しても剣術を使えるようになるらしいのだが
あいにく俺は軽い剣ばかりだし、たとえ重い剣があっても、
<<エリュシデータ>>と同等以上じゃなきゃこのスキルは使えそうに無いとあまり使った事は無い
それでも、いつかは使えるようにすべく軽い剣を2本使って一人で黙々と熟練度を上げている
そして、ようやく熟練度が900になったばかりである
『恨まれないといいですね』
「その前に誰にも言わないから」
『そうなんですか?』
「まるでフウは誰かに伝えたいみたいだな」
『そんなことはありません』
そういうとフウは顔を背けたので図星だったようだ
「絶対に言うなよ」
『分かりました』
俺達は――といっても俺とフウだけだが、クエに行くところだった
そのクエの名は<<うろこを手に入れてください>>
そのまんまだな
内容では、あるドラゴンを倒し<<水晶のうろこ>>を手に入れて欲しいとの事だ
報酬は<<クリスタル・インゴット>>
これで、里香に剣を作ってもらおうかな....
でも言い訳どうしよう.....
いいや、予備の剣で通してしまえ!
◆
俺は里香に剣を作ってもらうため先ほど手に入れたインゴットを手に里香の店にいた
その名も<<リズベット防具店>>
なぜ、リズベット?里香の防具店でよくね?
という疑問は置いといて
「で、剣を作って欲しいと」
「そう、材料はこれな」
「はあ!?<<クリスタル・インゴット>>!?なぜこんな物持ってるのよ!」
「レア物なのか?」
「当たり前よ!手に入れるのにすごく大変なのよ!?」
「そうなのか....普通にクエの報酬になってたぞ?」
「マジ?」
「マジ」
「なんてクエ!?」
「<<うろこを手に入れてください>>ってクエ.....てか早く作れよ」
「そう.....アルゴに流しておこう.....了解したわよ.....少し待ちなさい」
そういって工房に引っ込む里香
剣を持ってきたのはそれから1、2分たってからだった
「できたけど.....重いんだけど......」
俺は剣を受け取り振ってみる
「いい重さ.....完璧」
「マジですか.....名前は<<ダークリパルサー>>よ.....図鑑にも載ってなかったわ。
てか何でもう1本必要なの?」
「予備」
「それで納得すると思う?」
「思う」
「その自信はどこから?まあいいわ.....今回は納得しておいてあげる」
上から目線なのは気になるな......まあ、里香のほうが年は上だけど
「サンキュー....代金は?」
「3000コル」
「意外と安い?」
「お得意様だから安くしてるの!本当なら8500コルは取るわよ」
「なるほど.....」
俺はお金を里香に払う
「まいどあり」
「じゃあ、また明日な」
「そうね.....明日は皆でクエ行くんだから忘れないでよ?」
「へーい」
「その返事だと忘れそうね.....明日奈に報告ね」
「やめてくれ!」
「じゃあ、忘れない事。午前10時に校門ね」
「ああ」
ページ上へ戻る