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貯蔵能力を持つ赤龍帝

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新人と仕事

仕事が終わり北岡についてこれからどうするか説明した。

「ビジネスならぜんぜんOK、むしろ得意だよ」
「そうか、で、紹介したいやつってこの人?」
「由良吾郎です。お願いします」
「うん、まあ、普通の人間だから兵士一個で足りるかな?」

取り合えず兵士で試す。普通に転生した。

「まあ、普通の人間だからな。うん、あ、チェス知ってる?」
「はい、一般人程度には」
「兵士の駒は昇格って言って他の駒になれる特性があるんだ」
「そうすっか」
「へぇー、ゴロちゃんにぴったりじゃない」
「ありがとうございます、先生」
「いいのいいの、で、取り合えずお試しの仕事とかない?」
「んー、あ、これは?執事にもてなされたい。だって」
「ゴロちゃんにぴったりの仕事だね~。行っておいでよ」
「はい」
「んじゃ、ちょっと待ってて。リイン、転移よろしく」
「はぁ~、一誠も覚えたらどうだ?」

吾郎の真下に魔方陣があらわれる。

「それ、転移の魔方陣だから安心していいよ」
「魔法、ですか」
「そう魔法」
「ま、仮面ライダーがあるんだ。魔法があったって不思議じゃないよ」
「いつでもいけるぞ」
「いってきます」
「頑張ってね」

吾郎は転移して依頼主の元へいった。

「で、北岡は弁護士だろ?あ、これは?弁護士の資格の取り方。あ、弁護してくださいってのもある」
「えー、引っ張りだこだな」
「うーん、どんなのがいい?」
「そうだなー、簡単なのがいいな」
「あ、話を聞くだけとかあるぜ」
「お、いいね、それ」
「相手は・・・・・やめておいた方がいい」
「なんでよー、あ、自分でいくつもりでしょ。ずるいよー」
「相手はお前に負けた弁護士だ」
「うん、他にない?」

変わり身が早いな。

「じゃあ、自分で探してよ。俺もそろそろお得意様の仕事の時間だし」
「あー、わかった。自分で探すよ」
「んじゃ、リインよろしく」
「ああ、頑張ってこい」
「おう」

転移するとそこには魔法少女グッズで埋め尽くされた部屋があった。

「よ、ミルたん。魔法石の調子はどうよ?」

魔法石とは趣味で作った魔力をためるための石だ。

「あ、悪魔さん、バッチリにょ、でも、色が薄くなってきたにょにょ」
「うん、そろそろきれるな。じゃあ、魔力込めるから代償になに払う?」
「にょ?そういえば悪の組織を倒したときこんなの拾ったにょ」

どう見ても蛇です。ミルたん、禍の団のテロリストに勝ったのか。あなた、トップ10に入るだろ。

「OK、その蛇と交換だ」
「ありがとうにょ」

蛇を渡された。

転移して家に戻る。

「ただいま」
「おかえり。今日は随分と早かったな」
「そうだな。なんせ明日は修学旅行だぜ」
「へぇー、ご主人様は修学旅行か」
「そりゃ、よかったっすね」

吾郎は既に帰ってきていた。

「で、いいの見つかったか?」
「まあね。お食事を一緒にしましょうってやつ」
「楽だな。ま、頑張れよ」
「任せておいてよ」

北岡が転移する。

数時間後、ベロンベロンに酔った北岡が帰ってきた。

「大丈夫ですか先生!?」
「らいしょーふらいしょーふ、こにょくらひへいひへいひ」
「すまん、寝室にでも運んでおいてくれ」
「はい」

吾郎が北岡をおんぶして寝室へ運んだ。 
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