SAO ~青の剣士達(学園版)~
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1話 クエスト
僕達が住んでいるこの世界はモンスターがいる
それに対処するために作られたのがソードアート・オンライン学園
通称SAO学園だ
僕達はそこで7歳~18歳までそこで学ぶ事になっている
高等部に入るとモンスターを倒して欲しいだのといったクエストが受けられるようになる
ただし、剣術などの成績がよければ中等部にいながらでもクエストを受けられる
兄さんいわく、「大人がやれよ」だそうだ
SAO学園では国数英社理や音楽、美術、保体、技家などの基本的なことから
剣術などのモンスターに対抗するための力を学ぶ事になっている
「で.....なんで、和人はいないの?」
「そんな事言われましても......」
今日は里香さん達と共にクエストの打ち合わせをするはずだった.....
というのも、僕、スグ、明日奈さん、里香さん、珪子ちゃん、
蒼太さん、愛羅、ユージオさん、兄さんでクエストを受ける事になっていた
だが、兄さんが来ていなかった
「たぶん......屋上だな」
「昼寝だね」
蒼太さんとユージオさんがいう
「見に行きますか」
僕達は屋上に向かう
すると、やはり......
「いたね」
「カズ~?起きろ~」
「それじゃあ起きないと思います.....蒼太さん」
「なら.....こうするか?」
というなり蒼太さんは剣を抜き.....
「てい!」
「いったぁぁぁぁ!」
「ようやく起きましたか」
「何すんだよ!ん?みなさんおそろいで......」
「今日はクエストの打ち合わせでしょ!?」
「そういえば......」
「忘れてたんだね?」ニコリ
「明日奈さん?」
「ひどいよ!」
「申し訳ございませんでした!」
兄さんはすごい勢いで謝る
明日奈さんには頭が上がらないらしい
「それで......なんのクエだっけ?」
「クエスト名は<<漆黒の剣>>?」
「なんだそれ......」
「内容によると、あるモンスターがドロップする剣を手に入れろってことみたい」
「たったそれだけ?」
「そう」
「簡単じゃないか.....」
「でも、ドロップ率が異常に低いらしい。その剣は魔剣の一種みたいよ」
「なんか、めんどくさい気が......」
「和人はそればっかり.....」
「で、そのモンスターの名前は?」
「ティアマト・ザ・ロアードラゴン」
「どこかのボスじゃね」
「確かに.....それで、報酬は?」
「ドロップした魔剣だってさ」
「おっしゃ~!今から行こうぜ!」
「蒼太......はりきりすぎだ」
「報酬はドロップしたもんがちな」
「なんだよそれ......」
「いいじゃんか!レッツゴー!」
僕達は乗り気じゃなかったが.....(蒼太さんは例外)クエストに出かけた
モンスターとの戦いは2時間ぐらいかかった
一匹倒しただけで出てきた
剣をドロップしたのは.......
「お前かよ.....」
「まあ、ドンマイだな.....ふむ.....重さは完璧だな.....俺好みの剣だ」
「ドンマイです!蒼太さん!」
「拓人に言われてもなぁ......」
「それ、ひどくないですか?」
蒼太さんでは無く、兄さんだった
「さて、依頼人のところに行くわよ?」
「ふわ~い」
「はい、そこ!あくびしながら返事しない!」
「里香に言われてもな.....」
「なんですって!?」
「里香!落ち着いて!」
「そうですよ!里香さん!」
「珪子はいいわよね.....直葉も」
「なぜです?」
「こんな風にいじられないから」
「私だっていじられますよ!?お兄ちゃんとタク兄に!」
「兄や弟がいるっていいね......」
「そうですね......私、一人っ子ですし.....」
「はい!そこの二人!暗い雰囲気にならない!」
暗い雰囲気になっていたのは珪子ちゃんとユージオさんだった
依頼人に見せ、クエストはクリア
報酬は兄さんの所にいったため蒼太さんはなにか残念そうだった
「いいだしっぺはお前だろ?」
「そうだけどさ......」
「なら、あきらめろ!」
「カズだけには言われたくねえ!」
「そういえば.....その剣なんて名前?」
「そういえば、見てなかった......<<エリュシデータ>>だってさ」
「ふ~ん....ま、メンテはあたしがやるわ」
「よろしく頼むぜ!里香!」
「あ、あたりまえよ!」
なんかこの展開......ハーレム王みたい......兄さんは自覚が無いが......
「和人さん(君)?」
「な、なんでしょう?」
ほら.....やっぱり......
「拓人......私たちはどこか行こうか」
「そうだね......愛羅.....」
「僕も行こう.....」
「俺も.....」
「あ!ちょっと待て!拓人!蒼太!愛羅!ユージオ!」
「私も行くね!」
「スグ!お前まで!?」
その後、兄さんはブツブツ文句を言ってたそうな
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