俺の記憶を戻す方法がふざけすぎている(泣
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今の俺は、いったい誰なんだ?そしてまったく関係のない本文 (前編)
前書き
分からない。俺は誰だ?俺は確か、目を覚ましたらなぜか森の中にいたんだ。でも、それより前のことがまったく思い出せない。もしかしてあれか?記憶喪失ってやつなのか?でも知識はあるしどうでもいいような豆知識は覚えている。俺、どうしたんだ・・・って書き出しがなんかシリアスなんだけどおい作者。お前この前前振りだけで終わっただろこのやろう。ここはとりあえずこの前の続きに戻そう。さて・・・今俺はすごい誤解を受け、大変な目にあっているわけだが、このままでは話が伝わらないので、少しばかり回想シーンに入ろう。あれは、約二時間前だったか――――
俺の名前は・・・分からない。いや、古竜観○隊とかじゃなくてリアルに。前書きにも書いたが、なぜか俺は森の中にいて、記憶を失っていた。ここが何処なのかも分かんない。ただただ唖然としていて、状況がつかめなかった。何でこうなったのかも、どうしてなったのかも分からなかった。とりあえず歩こう。どっかに人がいないか探してみる。まずはそっからだよな・・・
俺はそこまで気乗りではない自分の心を動かし、何とか歩き出した。
「しかし、こんなに深い森に、何で俺はいるんだろうな・・・。記憶がなくなったことと何か関係 があるのか?うむむ・・・。」
正直当てなどない。て言うか、覚えてないし。ま、考えていてもしょうがないからこうして歩いているわけなのだが・・・
「ん?誰かいるみたいだな?やった!」
しかも森はここでいったん途切れていて、田舎にあるような細道が一本通っていた。何とか森は抜けられそうだ。そしてなにやらぶつくさと呟いているまだ幼さを残している女の子が、帰り道だろうか、たぶん持ち物を確認しながら歩いていた。
歳は16くらいか、日本人に見えるが白い髪で、なぜか刀を差している。買い物かごを下げているようだからお使いか何かの帰りだろうか?
「えーと、人参と玉ねぎと・・・うん、全部買い終わった。」
どうやら買った商品を確認していたようだな。と、そんなこと考えている場合じゃない、あの子にいろいろと聞いてみよう。
「おーい。そこのお嬢s・・
「やっべえ!コントロールが利かない!!」
「どいてどいてどいてどいてどいて~~~~~~~~~!!!」
「ん・・ってなんだありゃあ!?」
その女の子にいろいろと聞こうとしたら、後ろからなんかすごい威力のなにかが、俺の後ろから来た。箒に乗った魔法使いみたいな少女と、その子に必死にしがみついているなぜか黒い羽の生えている少し背の高めな女の子が、日の丸特攻隊もびっくりな突撃姿勢でこっちに寸分の狂いもなく向かっていた。やべえ!そして本能的に俺はどうするべきかを考えていた。
(やっべえよまじやべえよ!どうする!?)
後ろの白髪の女の子は気づいてないっぽい。くそ、こうするしかねえーー!
「危ない!伏せろーーー!!」
俺は思いきってタックル。とりあえずタックル!何とかあの子を救わなくては!
「え・・・あっ、きゃあ!」
小さくか弱い悲鳴が聞こえたけど今は無視。これで何とかかわせ・・・
後ろを振り返ると、俺はこの世の終わりが来たみたいな顔をしていたと思う。だって、二人の突撃飛行隊からそれたはずなのに、なぜかその飛行隊がこっちに来てたんだもの。
どうやら俺がなかなか回避しないから、自分で何とかしたのかな?
「何でこっちにきたんだよバカーーー!!!」
ごもっともです。ていうか、もう無理だ。こっから回避するとかニュータイプでもない限り無理だ。つまり直撃を免れない。くそ、せめてこの女の子だけでも!
と、結構真剣に自分の中ではかっこいいヒーローがやることを考えていると
「ぬぅぅおおおりゃぁぁああ!!!」
なんと箒の操縦者である魔法少女が最後の波○とでも言わんばかりに力を使い、こっちの路線から少し左へと方向を変えたのである。
「おお!!」
俺は感嘆の声を漏らしつつさっきタックルし、今まで抱きかかえていた女の子の顔を見てみた。
なんか睨まれてる・・・。でも助けてもらえたっていう自覚はあるみたいで文句は言わず、頬を赤くしてたんだけど、なぜか真っ青になった。そしてどうしたかと思い振り返った俺のかも真っ青になった。今の今まで忘れかけていた羽の生えた女の子。気絶してしまっているみたいなんだが問題はそこじゃない。その子は、俺から見て“左”側にいるのだ。そして俺は、気絶してるんなら箒から落ちろよと思いつつ、体当たりをくらってしまった・・・がなんかそこまで痛くない。どうやら方向転換していたときブレーキがかかっていたみたいだった。よし、これなら大丈夫、と俺もほかの三人(うち一人気絶)もそう思っていたのだが、悲劇は起こった。白髪の子が買ったらしい商品のひとつと思われるポ○リスウェット(500ml)が、一歩下がった俺の足の下に踏まれた。
さあどうなるか。答えはもちろん“転んだ”である。そして悲劇は続く。バランスを崩した拍子になにか、支えは!とつかんでしまったのが
「ちょ、それは私の箒だーー!!」
うん、やっちまった。バランスを崩した魔法少女は落ち、その上から俺が覆いかぶさる感じで倒れこんでしまった結果、最後の悲劇は起きた。
右手は魔法少女のスカートの中、左手は羽の女の子のウエストに巻きつき、そして俺の顔が白髪の少女の胸に覆いかぶさっていた。俺はすぐに戻ったよ、うん。しかしみんな分かっている感じでいつの間にか羽の女の子の意識も戻っていた。そして、
「・・・・・・・・・い、」
「い?」
「いやあぁぁぁぁ!!!!この変体っっ!!!」
「違うんだ誤解なんだあぁぁぁぁああ!!!!」
そして現在に至るんだ。うんやばい。
さて、俺は今どうなっているかというと・・・え、寝たいだってこのへぼ作者!
あーもー・・・では以下次項!
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