虹の軌跡
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第七十二話
聞けば、虹太郎は前の学校での投手としての実力は3か4番手とのことで、転校してくる直前の試合で、ようやく捕手としてベンチ入り出来たと言う
啓一
「俺はスゴいと思うがな、5方向投げるピッチャーなんぞ聞いたこと無いから」
虹太郎
「実戦で使えないと意味無いからな。実力第一主義だったから」
啓一
「そんなに野球強かったのか?」
今まで聞いてきた時とは違って、本当に単なる疑問だった
虹太郎
「潮見も結構しつこいな」
啓一
「あ、いや、そういうつもりじゃ…」
虹太郎
「もういいさ。知りたいんだろ?」
一拍置いてついに
虹太郎
「王竜学院だよ」
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