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幽霊だからって恋がしないとは限らないっ!

作者:御劔優太
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花火。

俺が話終わると、拍手がなった。
「そこまでか?」
「うん!感動したよ!」
ツカサは笑顔で言った。
「いやぁ、いい話だったよ。」
部長は再度てを叩いた。
「まぁ、玲瓏さんは嫁ですからね。」
「誰が嫁だ。」
「ほら、着くぞ。」
「それはそうと宿舎はどうするんですか?」
「ふふふ・・わが別荘だ!!」
駐車場に着くと、無駄にデカイ家があった。
「ここが・・・」
「金持ち!?」
車から降りると、目の前には海が広がっていた。
「うわぁ・・・」
「凄いな。」
「まぁ、着替えて泳ぐか!」
智輝は手を上に上げて、叫んだ。
「ふふふ・・悩殺して見せよう。」
「負けません!」
「ねぇ、上井君、一緒に遊びいこう?」
「え!?奏さん!?」
「だめかな?」
「いえ!!!ぜんぜんっ!おけです。」
智輝と奏は部屋へ入ってしまった。

「まぁ、着替えるか。」
俺は普通のカイパンを履いて、そとへ出た。
「はぁ、暑いな。」
霙は部屋で準備しているようだ。
「伊織、悩殺されたか?」
部長は海藻類を体に巻き付けて出てきた。
「ブゥッ!?それ犯罪です!!!」
「ねぇ、伊織、僕のはどうかな。」
ツカサはスクール水着を来てきた。
「お、おまっ!それ以外になかったのか!?」
「ううん、伊織がこれがいいかなって・・」
「俺は変態か!」
「い、お、り!」
渚が後ろから抱きついてきた。
「!?おい!離れろ!」
「えーいいじゃん。」
渚の胸についている二つの物が俺を刺激する。
「やめろっ!」
俺は渚を引き剥がす。
「っ!?」
「ん?」
衝撃で水着がハラリと落ちる。
「うわぁぁぁぁぁ!!」
「きゃっ!」
渚はすぐさま結び直す。
「むぅ・・」
「や、やるね。」
「なんの勝負だ!!」
「それで?感想は?」
俺は記憶を消去しながら言った。
「部長は早くなんか買ってきてください。」
「ツカサは・・・なんかあってるな。」
「渚は・・・」
似合い過ぎて感想が言えなかった。
「ふふ・・惚れ直した?」
「な、直してない。」
俺は目を反らした。
「はぁ、やっぱり渚さんには敵わないや。」
「私も侮っていたようだな。」
「えっ?なに?なんで離れてくの?」
「じゃね」
「さよなら。」
「えぇ・・・」
ツカサと部長はパラソルの下に寝転んだ。
「んじゃ、泳ぐ?」
「あ、ああ。」
すると、突然遠くから声が聞こえてきた。
「お嬢様ぁ!!」
「渚っ」
俺は迫ってきた船を寸前の所で渚をお姫様抱っこで避けた。
「ふぅ、怪我は無いか?」
「あ・・・うん。」
渚は顔を赤くした。
「お嬢様!」
寄ってきた梓に影山が駆け寄る。
「影山?」
「お嬢様、不都合でなければ私も一緒に居たいので。」
「影山・・・」


俺はあきれて渚を下ろそうろした。
「伊織・・まだ下ろさないで。」
「ん?どうした?」
「伊織を感じてたい。」
「っ!」
俺はしばらくの間、渚を抱いたままたっていた。

「いやぁ、先生、私たちをここに呼んだのは、目的は合宿じゃありませんよね?」
「え?なんのことかな?刹那ちゃん。」
「あくまでしらを切るつもりなんですね。」
「ふふ」
そう言って、二階堂先生は部屋へ入った。

「はぁ、皆、なんか飲みたいのあるか?」
俺は渚、霙、ツカサに話しかけた。
「私はコーラ!」
霙は元気に言った。
「んじゃ、同じで。」
渚は笑顔で答えた。
「僕はジンジャーエール。」
俺はお金を持って海の家まで歩いた。
「コーラ二つとジンジャーエール。」
「はい、毎度あり。」
ジュースを出してきたのは二階堂先生だった。
「うわっ!先生!?」
「ふふ・・驚いた?」
「先生・・やめてください、心臓に悪いです。」
「まぁ、後で肝試しをやると伝えといてくれ。」
「はぁ。肝試しですか。」
「あと武器も持つんだ。」
「何をやらせる気ですか!?」

俺達はしばらく海で遊び、疲れたのでご飯にするように言った。
「ふぅ、遊んだね。」
霙は剣をしまいながら言った。
「本当、霙は遊びすぎ。」
渚はあきれがおだ。
「まぁまぁ、楽しかったでしょ?」
ツカサは宥めるように言った。
「後は肝試しだね!」
「ぶきも・・と言われたけど・・」
「気になるね。」
「おーい!準備できたか?」
下から伊織の声が聞こえる。
「はーい!ちょっと待って!」
霙は腰に剣を巻き、走った。
「ああ!待ってよ!」
ツカサも大剣を持って外へ向かった。
「よし!伊織に抱きつくぞ!」
渚もそとへ出た。

「これから肝試しを始める。ペアはくじだ。」
俺達は一斉に引いた。
伊織・渚
ツカサ・霙
刹那・二階堂
梓・影山
智輝・奏
「はぁ、お前とか。」
「ため息!?」
「運も実力のうち。」
「って先生も!?」
「奏さん!最高です!!」
「お嬢様は私がお守りいたします。」
「よろしくね!」
最初は二階堂先生と部長だ。
「まず最初に教師がいこう」
「・・・・」

しばらく。
「ただの悲鳴だろ」
「まぁ、そうか・・・」
「んじゃあ、次は私たちだね!」
「ああ、行くか。」
俺達は武器を持って歩き出した。
「暗いな。」
「怖い・・・」
渚が俺のくっついてくる。
「・・・」
涙ぐんだ目で、上を向いている渚は、とても可愛かった。
「!危ない!」
俺は飛んできたランスを渚を抱えて飛ぶ。
「くっ!」
俺は渚を下ろして零を構えた。
「どこ!?」
渚も騎士剣を構えた。
「・・・・・・」パチパチ。
「部長!?」
拍手で出てきたのは部長だった。
「突然悪いね!」
「ほんとですよ。」
「まぁ、二階堂先生空頼まれてね。一応私と戦ってもらう。」
「うわ・・マジっすか。」
「きついね・・・」
「まぁ、仕方ないだろ、テストなんだから。」
「はぁ・・・獅童一閃・・伊織、参る。」
「獅童初伝!玲瓏渚!勝負!」
「神崎公爵家、神崎刹那、出撃!」

「二ノ型、疾風!」
俺はすれ違い様に切った。
「ふぅ・・・」
部長は盾で俺の刀を受け流した。
「さすがっ!」
渚も部長のランスを交わしてから、衝撃波を放った。
「はっ!!!」
部長は俺にランスを突き刺してきた。
「零!」
俺は刀で受け流した。
「はっ!」
渚はランスを弾き飛ばした。
「勝負あり、ですね。」
俺は部長の首もとに刀を当てて言った。
「参ったよ。」
すると先生がパチパチ手を鳴らしながらこっちに来た。
「見事だよ、それじゃあ最終試験だ。」
そう言いながら先生は刀を二刀流で構えた。
「やっぱり獅童一閃でしたか。」
「ははは、気づいちゃったw?」
「反応うざっ!?」
「まぁ、獅童祐司さんは私のうわきあいてだよ。」
「なにやってんだ!?」
「w。」
「だからうざいって!!」
「それじゃあ、獅童師範!浮気相手!行きますw。」
「最後までうぜぇ!」


俺と渚は最善を尽くしたが、さすが?師範代浮気wの力だ、俺達は思いっきり負けた。
「くっ・・浮気相手に何を教えてるんだ・・・くそ親父・・・」
「参りましたぁ・・・」
「ふふふ・・・愛wの力は凄いのだよ。」
「浮気ですって?・・・」
ゴゴゴゴゴ・・・
母さんが漫画の吹き出しの様に登場してきた。
「あっ、ヤバッ!」
「二階堂先生は刀をしまって駆け出した。
「おらぁ!二階堂!待てや!」
そう、昔から犬猿の仲だったのねw
「・・・・帰るか」
「そすね。」
俺と渚は肝試しルートを引き返した。
「おーい!伊織!大丈夫かい!」
「ああ、疲れたけどな。」
「かくかくしかじかでね?」
「うっわ、きついな」
「とんだ茶番だ。」
俺は夜の砂浜に寝転がった。
「綺麗だな」
俺は夜空を見上げて呟いた。
「皆さん、花火をお持ちしました。」
「おお、影山。」
「待ってました!」
俺達は星が光る夜空の下で花火をした。
少し離れたところで線香花火を二人でやった。
「あ・・・」
線香花火の玉が落ちる。
「渚、俺決めたよ。」
少ししてから返事がきた。
「え?・・・・」
「渚、俺は渚が死んで守りきれなかった悔しさを抱えてきた・・・」
「・・・・・」
渚は黙って聞いていた。
「だけど渚が帰ってきて分かった、
俺は・・・
ーーーーーーーー渚が好きだ。」
「!」
「もうどうしようも無いくらい好きだ。
だから、俺と付き合ってくれ。」
「・・・はい、よろしくお願いします!」
その直後、打ち上げ花火が上がった。
「・・・・」
渚の横顔は明るい光に照らされて綺麗だった。 
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