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いつの間にかハイスクールD×Dの木場君?

作者:ユキアン
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王様、始めます
  第18話

 
前書き
ようやく卒業研究が終了しました。
これである程度は更新速度が戻ると思います。
まあ半分オリジナルに突入するので厳しいんですけどね。

遅くなりましたがお気に入り登録件数が1000件を超えて1100件になってました。ありがとうございます。
これを記念しまして停止教室のヴァンパイア編が終わった後にIFで一話書こうと思います。リクエストお待ちしてます。
締め切りは停止教室のヴァンパイア編が終わるまでです。ぶっちゃけると次回更新で終了です。 

 
サーゼクス様とセラフォルー様が楽しみにしている授業参観がとうとうやってきました。まあ、僕にはあまり関係ないんですけどね。僕の親と呼べる神父様は隣の県に住んでるから。

授業参観に割り当てられている時間の僕のクラスの授業は音楽だった。普通にやれば良いのにかなり特殊な楽器が用意されていて、それでクラスの一人が即興曲を披露することになったのだけど、やはりと言うか僕がやる事になった。

とりあえず用意された楽器の中からノコギリを手に取る。ミュージックソウと呼ばれる演奏用のノコギリでイスに座って股で挟み、刃を曲げたりしながら弓か撥を使って演奏するのだ。音程が安定せずに、かなり難しい部類にあたるのだけど、これも剣の一種ではある。解析しながら適当に音を出せば、どのように扱えばどんな音が出るのか分かる様になる。後は聖歌を適当にアレンジすれば良いだろう。防音設備は十分だと思うけど、一応遮音結界を張ってから適当に演奏する。

アンコールと言われても時間が足りないですし、あまり音楽には興味があまりないので賛美歌位しかレパートリーがないので辞退させてもらいました。

イッセー君のクラスでは英語のはずなのに紙粘土で物を作る授業だったとか。この学園に居るとたまに頭が痛くなることが多いんですよね。この前の球技大会のハンマー投げとか。ちなみにイッセー君は部長の裸婦像を作ってクラスメイトにオークションにかけられそうになったそうだ。コレにはさすがに苦笑いだよ。
どっちにって?イッセー君もイッセー君のクラスメイトも両方だよ。



とりあえず部活に行くために二人で部室に向かっていると、前方に男子が集っている場所があり、そこから聞いた事のある声と携帯のシャッター音が聞こえて来た。あの方は今日もあの格好なのか。

「なあ木場、誰か有名人でも居るのかな?」

「ええ、有名人ですよ。裏の世界の有名人ですが」

頭を抱えていると騒ぎを聞きつけた匙君がやってきました。

「ほらほら散れ。今日は授業参観なんだぞ!!」

匙君に追い立てられて男子が散った先にはやはりというかあの方が私服、魔法少女服で居ましたよ。

「あんたもそんな格好しないでくれ。って、もしかして親御さんですか?困りますよ、場に合う衣装という物があるでしょう?」

「え~、だってこれが私の正装だもん♪あっ、ゆうたん、お久しぶり~♬ルゥたんは元気にしてる?」

「ええ、元気にしてますよ。貰った服はたまに来ていますよ」

かわいらしいポーズをとるあの方が僕を見つけたのか手を振りながら近づいてくる。それを見て匙君が僕達に気が付いたようだ。

「木場、お前の知り合いなのか?」

「ええ、知り合いと言えば知り合いです。というか、匙君の知り合いの身内です。よく顔を見てみれば分かりますから」

匙君が目の前の魔法少女の格好をしているあの方の顔を見て悩み始めます。そんな中、匙君の背後の廊下から会長に先導されて三人の紅髪の男女が姿を現した。

「何事ですか、サジ?問題はいつも簡潔に終えなさいといつも――」

そこまで言った所であの方を目にした会長は言葉を止めた。

「ソーナちゃん♪見つけた☆」

会長を見つけたあの方は走り出して会長に抱きついた。その様子を見てイッセー君と匙君はようやくあの方の正体に勘付いたようです。そして紅髪の三人の内、若い男性の、サーゼクス様が声をかける。

「やあセラフォルー、君も来ていたのか」

その言葉にイッセー君達が固まる。

「レヴィアタン様です。現四大魔王のお一人の」

「ええええええええええええええええええええええ!?」

僕の補足に、イッセー君が驚いて大声を上げます。

「セラフォルー様、お久しぶりです。今日はソーナの授業参観に?」

「そうなの♡ソーナちゃんったら酷いんだよ。今日のこと内緒にしてたんだもん。ゆうたんが配達ついでに教えてくれなかったら、お姉ちゃん悲しくって天界に攻め込んじゃう所だったんだから☆」

「今の情勢でそれをやられると非情にまずいので止めて下さい」

「分かってるって。それよりゆうたん、その子が噂のドライグ君?」

「そうですよ。イッセー君、ごあいさつを」

「えっ、あの、ひょ、兵藤一誠です。リアス・グレモリー様の下僕で兵士(ポーン)をやってます。よろしくお願いします」

「はじめまして☆私、魔王セラフォルー・レヴィアタンです♩レヴィアたんって呼んでね」

イッセー君のお得意様の一人であるミルたんが解説してくれた魔法少女の決めポーズを決めるセラフォルー様に頭が痛くなる。

「ふむ、セラフォルー殿。これはまた奇抜な衣装ですな。いささか魔王としてどうかと思いますが」

頑張って下さいグレモリー卿。貴方ならやれる可能性があるのですから。

「あら、グレモリーのおじさま、ご存じないのですか?これは今この国で流行している衣装なのですよ?」

まあ、確かに局所的には流行していますね。嘘は言ってません。

「ほう、そうなのですか。これは私が無知だったようだ」

負けないで下さいよ。

「ははは、父上信じてはなりませんよ」

そんなグレモリー親子とセラフォルー様の会話を聞きながら周りに気付かれない様に会長の横にまで移動して、薬関係が入っている収納の魔法陣から小ビンを二つ取り出す。

「天然素材から作った頭痛薬と胃薬です」

会長にだけ聞こえる位の声量で告げて、小ビンを握らせる。

「ありがとうございます」

なんともいえないような顔で会長がお礼を言って来た。うん、仲が良い身内だけどあの格好だけは認められないんですね。あれで必要な時はちゃんとした正装が出来るのだから質が悪い。だけど、欲望に真直ぐなので僕からは何も言えない。周囲に甚大な被害を出している訳でもないので、精々がこうやって会長に薬を渡してたまに愚痴に付き合ってあげる位しか出来ない。僕達は無力だ。これが魔王様の力か。



授業参観の翌日、サーゼクス様とグレイフィア様と共に三勢力での会談の前の事前会談に参加する。事前会談ではあるが、ここで話がこじれれば戦争が起きる可能性もある以上気を抜くことは出来ない。サーゼクス様もいつもの軽い感じではなく悪魔を束ねる魔王としての威厳に満ちている。略装ではあるが失礼にならない程度にしている。

そして会議室に集ったのは悪魔側はサーゼクス様とグレイフィア様と僕、天使側はミカエル様とガブリエル様、堕天使側はアザゼル様お一人だ。

「では、始めようか。第一の議題は先日起こったコカビエルとバルパーによって引き起こされた聖剣奪取事件に関してだ」

サーゼクス様のその言葉で始まった会談は各勢力が凌ぎを削る場となった。どこまで賠償をするのか、どこまでなら譲れるのか、どれだけ認めるのかを徹底的に詰めていく。こういう経験は今までなかったので出来る限り身につける必要がある。今後は僕もここに居る人達を相手にこういう場に参加する必要があるからだ。

二時間程経過した所で一度休憩に入り、再び論戦が始まる。たまに僕にも話が振られる様になり、ただ事実だけを述べていく。休憩から一時間経った所でようやく今日の会談が終わるのだが、アザゼル様が僕と一対一で話し合いをしたいらしく、サーゼクス様もミカエル様もそれを許可したのでアザゼル様と二人きりになる。

「さてと、改めて自己紹介をしよう。オレはアザゼル。神の子を見張るもの(グリゴリ)のトップをやらせてもらっている」

「木場祐斗です。元ガブリエル様直属のエクソシスト兼鍛冶屋で、現在はリアス・グレモリー様の騎士(ナイト)兼サーゼクス・ルシファー様お抱えの鍛治師をやらせてもらっています」

「ああ、そこら辺は聞いてるよ。神器が変化したり、変な魔導書を持っているとかな。だがな、オレが聞きたいのはそんなことじゃない」

僕の神器や魔導書よりも興味を引く物があるのか。

「答えられる限りは答えましょう」

「ああ、是非とも答えてもらいたいねぇ。返答次第じゃあ、ここで」

「無理ですね。そもそも未だに一対一だと思っている時点で勝ち目はないですよ」

アザゼル様の背後に潜んでいたルゥがアザゼル様の背中に抱きつく。

「っ!?いつの間に!?」

「ルゥ、もういいですよ」

「いえす、ますたー」

アザゼル様から飛び降りたルゥを膝の上に乗せて頭を撫でてあげます。

「紹介しましょう。僕の持つ魔導書、死霊秘法(ネクロノミコン)の写本の精霊、ルゥです」

「はじめまして」

「今は力を抑える様に指示していますが、先程の距離で全力で力を解放させれば命以外の全てを奪えています」

「ちっ、契約違反を平気でするとわな」

「甘いですね。契約はサーゼクス様としか交わしていないでしょう。僕自身に何の拘束もありませんでしたから。それに今の僕は人間ですからね。悪魔の法則は通用しませんよ」

「……お前、これがどう言うことか分かってるのか」

「もちろん、挑発ですよ。僕は天使と悪魔に恩がありますけど、堕天使には仇しかありませんからね。僕の心証を分かり易く伝えるには良い手でしょう?」

「ミカエルやサーゼクスの報告と違うな。猫を被ってやがったか」

「いいえ、見せる機会がなかっただけですよ。評価が0の相手に対してはこんな物ですよ。部長は契約に基づいて配下に着いていますから最低限の礼儀はとりますけど、それがなければこんな態度を取っているでしょう」

「……お前、本当に聖職者なのか?」

「……自分でも壊れ始めてるのは分かっていますから。あと、10年まともに過ごせれば良い方です」

自覚してから、自分の不安定さが増しているのが分かりました。汚染を舐めすぎていました。

「はん、10年で何が出来るというんだ」

「三勢力を皆殺しにする位なら。勢力を壊すだけなら1年も要らないです」

「……ハッタリ、じゃあなさそうだな」

「ええ。壊すだけならね。僕の破壊の後には、狂気しか残らない。残されるのは侵されて犯されて冒された魂のみ。それは文字通りの地獄。尊厳の一切が無い地獄。力を解き放った僕はそれしか出来ない」

「意味が分からんな」

「少しでも触れれば分かりますよ」

収納の魔法陣から一番適当に書いた死霊秘法(ネクロノミコン)の写本を取り出してアザゼル様に投げ渡す。

「こいつは、話にあった死霊秘法(ネクロノミコン)の写本か?」

「一番力の無い物です。ですが、油断しないで下さい」

「油断出来るかよ。こんな禍々しい物を前に油断なんて出来る訳が無いだろうが」

そう言いながら、ゆっくりと写本を開くアザゼル様。しばらくの間、頁を捲る音だけが響き、徐々にアザゼル様の顔色が悪くなっていく。そろそろ限界だろうという所で写本を取り上げる。

「やはりアザゼル様にも適正は無かった様ですね」

写本を取り上げるのと同時にアザゼル様が荒い呼吸をしながら床に膝を付く。

「はぁ、はっ、はあ、これで、一番力が無いだと!?」

「ええ。普通の文具屋に売っていた白紙の本に普通の鉛筆で書き込んだだけの代物です。頁数の問題で7割程しか書けていませんが、それでも最低限の力を持った魔導書です」

「巫山戯た、代物だ」

そう言って完全に意識を失ったアザゼル様にある程度軽度なら効果が出始めるようになった精神除染の魔剣で治療を行ってからサーゼクス様に連絡を入れてアザゼル様を迎えに来てもらう。





数日後、サーゼクス様からの命令でイッセー君を連れて副部長が管理している神社に向かいます。今度は天界側との会談だそうです。イッセー君には友好の証として天界側から聖剣を贈るそうです。もちろん、僕が作った物ではなく昔から存在している聖剣だそうです。

「なあ木場、悪魔が神社に入って大丈夫なのか?」

「今日向かっている神社は悪魔側で管理している物だから大丈夫だよ。それに詳しいことを言うと神社の管轄は天界側じゃ無くて日本神話側だから」

「他にも勢力があるのか?」

「詳しい話をすると長くなるから簡単に説明するけど、三大勢力と言われる悪魔、天使、堕天使は数を増やす方法があるからこそ三大勢力なんだ。それ以外の勢力は各神話体型ごとに存在していて、現存する数から減ることはあっても増えることはほとんど無いんだ。精々が北欧神話の勇者(エインヘリアル)とヴァルキリー位かな。まあその勇者(エインヘリアル)も近代に進むに連れて徐々に質が悪くなっていって、今では殆どが下級程度の力しか持っていないらしいよ。ヴァルキリーの方も昔に比べれば質は下がっているみたいだけど、それでも十分な力を持っているらしいよ。それでもその増え方は人間の出生率より低いみたいだね。あと知る限りだと仙人と半妖位かな。そっちは噂程度しか聞いたことが無いけどね」

「ふ~ん。やっぱり戦争は数なんだな」

「少し違うね。各神話の神々は上級悪魔が1000人集った所で殲滅することなんて容易い位に強力さ。だけど、領地を治めるにはやはり数が居るんだ。その数を簡単に増やせないから大勢力とは呼ばれないんだ」

「なるほど」

「逆に人間が勢力として数えられないのが強大な力を持たないからなんだ。正確に言えば強力な力を持っている人間は何処かの勢力の庇護下にあると言った方が良いね。例外も居るけど」

「例外って?」

「ミルたん達」

「……やっぱりアレは例外なのか」

「うん。色々と調べてみたけど、神器も持っていない普通の人間なんだ。もしかしたらもの凄い力を持っていてそれを完全にコントロール出来るのかも知れないけど、だとしたらその正体が何者なのかが全く分からない。可能性として最も高いのが、英雄の卵かな?生きている間に何らかの功績を残して名を世界に刻めば英雄としてその力と魂が受け継がれていく様になるね」

「絶対産まれてくる時代を間違えてるよな。戦国時代とか三国志の時代とかに産まれてたら絶対に名を残してるよな」

「呂布とか関羽とか本多忠勝とかと名を並べている可能性が高いですね」

そんな話をしながら目的地である神社に到着する。鳥居の所に巫女服を着た副部長が僕達を待っていた。

「お待ちしておりました」

「あ、朱乃さん!?」

「彼が赤龍帝ですか」

副部長の後ろからはミカエル様とガブリエル様が姿を現す。

「お久しぶりです。ミカエル様、ガブリエル様」

石段上ではあるけど、膝を付いて頭を下げる。

「久しいですね、木場祐斗。健勝、とは言えぬ様ですが」

「これも主が僕に与えた試練なのでしょう。ならばその試練に挑むのが信徒としての定めでしょう」

「色々と聞きたいこともありますが、私からは後にしておきましょう。それまではガブリエル、貴女に任せます」

「はい」

そうして副部長に案内されて、神社の一室に通される。

「改めてお久しぶりです、ガブリエル様」

「本当に久しいですね、祐斗。ずっと心配していたのですよ」

「申し訳ありません。ほとぼりが冷めるまで逃げ続けようと思っていたのですが、定住を持たないというのは予想以上に心をすり減らせるものでしたので。そんな折りに邪悪に対する外法に触れてしまい、正式な聖職者として居られないと感じてしまいました」

「そして悪魔になったと聞いています。ですが十字架と信仰は捨てなかった」

「はい。悪魔に成ろうとも、信仰を捨てることは出来ませんでした。それは僕の人生の否定でもありますから。この身を焼く痛みも受け入れています」

「あまり無理はしないように。これから貴方は多くの物を背負って立たなければならないのですから」

「分かっています。それがとても名誉であることも」

硬い話はそこで一度終わり、今まで僕がやってきたことを話した。逃亡先で見た珍しい物や悪魔に転生してからの白音さん達との日常、高校での生活などの平穏な出来事を。ガブリエル様は僕の話を楽しそうに聞きながらたまに相づちをうってくれる。たったそれだけなのに、なんというか、安心出来た。ローマに居た頃は普通のことだったのにね。

しばらくするとミカエル様が部屋に訪れて来られた。

「待たせましたね、木場祐斗」

「いえ、大丈夫です」

「そうですか。木場祐斗、貴方は今も主を信仰しているのは間違いありませんね」

「はい、もちろんです。悪魔に転生しようとも、この身は敬虔なる信徒であるつもりです」

「では、心を強くして聞きなさい。これは今度の会談において知っておかねばならない事項です。事は貴方にも関係している可能性があります」

「僕に関係している可能性が?」

「そうです。これを知る者はかなり上の者だけです。心して聞きなさい。主は、神は既に存在していません」

ああ、やはりですか。なんとなくですが、そう思っていましたけど、本当に神は死んでいたのですね。

「あまり驚かないのですね」

「なんとなくですが、勘づいていました。確信と言うか、一番疑問に思ったのがアーシアさんが教会から追われた事ですね。アーシアさん程の聖職者に神の加護がない時点で異常を感じていました。ゼノヴィアさん達は信仰が足りなかったからと思っているみたいですが、僕の目からはそうとは思えませんでした。それと僕自身の事でも薄々感じていました」

「そうですか。それと貴方が独立部隊に指名したゼノヴィアと紫藤イリナ、こちらで選んだグリゼルダは神の不在を知り、現在は精神が不安定になっています。合流は少し遅れる事になるでしょう」

「大丈夫です。独立部隊設立後は部隊員の訓練から始める予定ですので、しばらくの間は僕と魔導書の精霊であるルゥだけで動くつもりです」

「それで問題無いのですか?」

「僕とルゥだけで過剰戦力ですから」

「分かりました。ですが、出来る限り早急に合流出来るようにします」

「はい。それと別件になるのですが、アーシア・アルジェントを駒王の教会で保護しています。どうしましょうか?」

「そのまま保護しておいて下さい。今の教会では受け入れる事が出来ませんから。ですが、彼女には真実を知る資格がありますし、謝罪もしなければなりません。後日、伺わせてもらいます」

「分かりました。アーシアさんにはこちらから話を通しておきます。会談の後でよろしかったでしょうか?」

「それで構いません。そろそろ戻ります。次に会うのは会談の時になるでしょう。会談後は、貴方が信じる道を行きなさい」

「はい、ミカエル様」

天界へと戻るミカエル様とガブリエル様を見送り、イッセー君を迎えにいくと副部長に告白まがいの事をしていたので空気を読んで一人で神社から帰る事にしました。
 
 

 
後書き
コカビエル戦の時に木場君?が変な剣を使っていたツッコミがリアルで入りました。
誤字ではないです。

今更ながらギャスパー君のイベントが全て潰れている事に愕然としました。 
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