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幽霊だからって恋がしないとは限らないっ!

作者:御劔優太
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零の炎。

それからしばらく、平和に?過ごしていた。
「はぁ、お前ら・・・」
「ん?どしたの?」
「伊織?」
「なんでくっついてくんだよ!?」
渚と霙は、俺の横にぴったりくっついている。
「ははっ、いいじゃないか!せっかく一緒にいれるのだからな!」
「まぁ、そうですけど・・」
俺は渚の顔を見る。
「・・」ニコッ
「あっ!そうだ!これからの戦いのために模擬戦しようよ!!!」
「おまえ・・・何と戦うんだよ・・」
「いっつもいってたじゃない、昔。」
「思い出させるな。」
俺は痛い時代を思い浮かべた。
「はぁ。」
俺はため息を付き、トンファーを持った。
「え?刀でやんないの?」
霙は、振り向いて聞いてきた。
「当たり前だ、危ないだろう。」
「ふふん、わたしも家に伝わる刀があるんだけど・・」

///////////////////
「試合、開始!!」
「いいのか?」
「うんっ!!」
俺は太刀、「零」を構えた。
「獅童一閃、獅童伊織!参る!」
霙は太刀、「碧」を構えた。
「剣道部副部長!水嶋霙!行きます!」

「せいやぁ!!」
霙は俺の真似をして、疾風をやってくる。
「おい、そんなんでだいじょうぶか?」
「っ!大丈夫だもん!!」
俺はひらりと避ける。
「んじゃこっちからも。
・・・・神速!!」
俺は一気に走り込み、霙の剣を弾き飛ばした。
「ああっ!」
「勝負あり!勝者、伊織!!」
「まぁな。」
俺は剣をしまった。
「次は私!」
「お前は・・・弱気しか出せないんだが・・」
「ええ?なんで?」
「当たり前だろ?あんなことがあって・・」
俺が昔の惨劇を思い出した。
「ああ、そっか・・・」
「まぁ、渚はあとにしてくれ。」
「それじゃあ、僕だね?」
ツカサが前に出る。
「お前は武器、あったっけ?」
「うん!持ってるよ!」
ツカサは、太剣を取り出した。
「うおっ、でかいな。」
「へへん、結構強いよ?」
「まぁ、本気は出さないよ。」
「えぇ・・」

「戦闘開始!」
「はっ!」
一気に飛んだツカサは、下に強力な一撃を落とした。
「うわっ!殺す気か!?」
「ふふ、ほんきを出す気になった?」
「いいのか?」
「どんとこい!」

俺は父親に教えてもらった技を、使った。
「零の炎。」
俺は、黒の炎を纏った。
「行くぞ?」
俺は一気に飛び出して、切り上げる。
「はっ!」
ツカサは、太剣でガードするが、ヒットバックした。
「神速!」
「き、消えた!?」
「はっ!!!」
俺は後ろからツカサの太剣を叩き落とした。
「あーあ、負けちゃった!」
「ま、俺のほんきを見れただけ強いよ。」
「ふふっ、次は私だね♪」
「部長・・・なんか怖いっす。」
「ほんとうかい?」
「いや、マジっす。」
「それじゃあ、頑張ってね♪」
「思いっきり他人事だな!!」
「ほら、本気で行かせておう。
神崎公爵家、神崎刹那、出撃!」
俺は、「零」を構えた。
「零の炎・・・っ!?」
俺は自分の中で何かがうごめいた。
「ぐあぁぁぁぁ!!!!?」
髪の色が白く変色した。
目が、赤くなる。
「がぁぁぁぁぁ・・部長・・・に、逃げて!!!」
「大丈夫だ。」
部長は槍を構えた。
「アストラルランス!」
俺が一気に走り出すと、部長は、盾で受け流す。
「があぅ!!」
俺は怯まずに攻撃を続ける。
「はっ!!」
部長の一撃は、俺の手元を突いて、俺は正気に戻った。
「はぁ、はぁ。」
「獅童!だいじょうぶか!?」
「は、はい、すいません。部長、ありがとうございます。」
「ははっ、大したことはないよ」
「伊織ぃ!」
「ああ、大丈夫だ。っ!?危ない!!」
俺は飛んできた剣を叩き落とす。
「総員戦闘準備!!」
「ああ。」
「うんっ!!」
「任せて!」
「行くよ!!」
「はい、ストップ!」
「あ?」
「私よ、私。」
「・・・・誰だっけ?」
「ついさっきまであってたでしょ!?」
出てきたのは、梓だった。
「わたしも伊織と戦わせて?」
「いやだ。」
「なんでよ!?」
「なんか性格が残虐だから。」
「偏見よ!!」
「まぁ、いいけどさ、武器はなんなんだ?」
「双銃よ!」
梓はレールガン二丁を、構えた。
「うっわ、飛び道具とか、ひきょうだな。」
「なんでよ!!」
「戦闘開始します!」
「はやっ!?」
「だって早く帰りたいから。」
「本気で行くぞ。」
「零の炎!!」
俺は黒い炎を纏って走り出した。
「フリーズ、バルカン!」
「真空!!」
俺は空気を歪また。
「神速!!」
おれは一気に後ろに回り、切り落とそうとした。
「ふ」
「ん?・・・ぐっ!!」
おれは剣で受け止める。
「ひでぇ!」
「これくらいしなくちゃ!」
「零・ドラグナー!」
俺は剣空衝撃刃放った。
「きゃっ!」
「疾風!」
「きゃっ!!!」
俺は受け止めない、梓に鎌鼬を放ってしまった。

ハラハラ。

「・・・・やってしまった。」
「逃げるぞ!」
俺は剣をしまい、走り出した。
「まてぇ!!このやろー!!」
梓は銃を乱射してくる。
「ナイトシールド!!」
部長の盾によって守られる。
「こらぁ!!!!」
俺達は、戦線メンバーに梓が加わったことを喜びながら、走りに走った。
「はぁ、はぁ。疲れた・・」
「な、なんで私たちまで・・」
「私は伊織についていくよ!世界の果てまで!!」

「こらぁ・・伊織ぃ・・・」
「おまえが吹っ掛けてきたのが悪いんだろ!?」
「しゅぅ・・・」
「くっ!獅童伊織!参る!」
「玲瓏渚!勝負!!」
「もぉ!なんで私まで・・水嶋霙!行きます!!」
「神崎刹那。出撃!!」
「姫神ツカサ!行くよ!」



「カオス・・・トリガー!!!!」


「ぐあっ!?」
「きゃっ!!」
「なんで!?」
「無念。」
「参ったよ・・」

俺達は夜遅くまで説教を受けましたとさ。
「なんで私まで!?」

「まぁ、仕方ないよぉ!」
「奏はだまって!」
「仕方ないな・・・」智輝が言った。
どごっ!!
「へぶっ!?」 
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