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ヘタリア大帝国

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TURN123 モンゴメリーの決意その二

 ラグビーもだ、それも。
「現地民も参加していますね」
「その通りでごわす」
 オーストララリアはラガーマンの格好だった、 ニュージーランドもだ。そのうえでモンゴメリーに話すのだ。
「こっちではラグビーは誰もがプレイ出来るでごわす」
「そういうことばい」
 ニュージーランドも言って来る、そのラグビーの服で。
「エイリスではラグビーは貴族がやるものでごわしたな」
「けれどこっちじゃそういうのはないばい」
「階級がないからでごわす」
「現地の人でも遊べるばい」
「かつては違いましたが」
 モンゴメリーは四国においても植民地時代の頃を思い出して語った。
「現地に来た貴族だけがy楽しんでいました」
「もうエイリスではないからでごわす」
 だからだとだ、オーストラリアはモンゴメリーに答えた。
「それで、でごわす」
「だからですか」
「おいどんはこれでいいと思うでごわす」
「おいもばい」
 独立してそうなったからだというのだ。
「スポーツに貴族も何もないでごわす」
「誰もがしていいものばい」
「だからモンゴメリーさんもどうでごわすか」
「今から遊ぶばい?」
「いえ、私はもう引退しています」
 モンゴメリーもラグビーをしていた、だがもう年齢でだというのだ。
「若手の中に入っては」
「辛いでごわすか」
「それでばい?」
「シニアはシニアでしたいものです」
 ラグビーは激しい、だからだというのだ。
「そう考えています」
「では今度シニアリーグを紹介するでごわす」
「そこでプレイしたいのならばい」
 こう笑顔で話す二人だった、その目の前では。
 ネルソンが華麗なトライを決めていた、ニュージーランドチームに参加してオーストラリアチームの巨大な選手達を華麗にかわしてだった。
 見事なトライを決めた、そしてであった。
 そのネルソンを見てだ、マリーは言った。
「ネルソン楽しんでるわね」
「そうですね、相変わらずの華麗さですね」
 その横でトンガが応える。
「あの方は体格は普通ですが」
「というかラガーマンとしては小柄よね」
「はい、ですが」
 スピードとフットワーク、その二つを駆使してなのだ。
「あの様にプレイされていますね」
「ああいうラグビーもあるのよね」
「そうですね」
 彼はもう枢軸諸国の中に入っていた、そのうえでラグビーを楽しんでいた。モンゴメリーはそのスポーツも観たのである。
 そしてトンガの砂浜に行くと。
 総督、それにトルカがいた。とはいっても彼等は遊んでいなかった。
 ラフな格好海にいる怪獣達を観て研究していた、モンゴメリーはその総督に問うた。
「あの怪獣は」
「はい、草食の大人しい怪獣です」
「では危害はですか」
「加えてきません」
 それはないというのだ。
「ご安心下さい」
「それでは」
「怪獣といっても色々でして」
「肉食のものもいればですね」
「草食のものもいます」
 今目の前にいる様なものもいるというのだ。その怪獣は十五メートルはある巨大なウミガメだ、アーケロンをさらに巨大にしたものだ。
 外見は恐ろしい、だがだというのだ。
「怪獣は外見じゃわからないんですよ」
「そう」
 トルカもここでモンゴメリーに言ってきた。
「トルカ達そのことを知っている」
「僕はいつもトルカや現地の人達に教えてもらっています」
「怪獣のことをですか?」
「他のこともです」
 言うまでもなく総督は政治家であり軍人でもある、今ではオーストラリアの国家元首であり今の様にトンガに来ることも多い。 
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