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幽霊だからって恋がしないとは限らないっ!

作者:御劔優太
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俺の怪奇ライフがハーレムに見えるだと!?

あの事件から数日後、ツカサがうちの部活に入部した。
「チーッス。」
俺はいつも通りに部室へ入った。
「やぁ、いおりん、遅かったね。」
出迎えてくれたのはツカサだった。
「色々なやつから質問攻めでな。」
「その手のアザだもんね。」
俺は手を鎖で止められた反動から、手にアザが出来てる。
「これも・・・・」
俺は梓を睨む。
「なっ、私は悪くないわよ!」
「うん、全面的にお前が悪いよ。」
「そう言えば水無さん、キャラが崩れてるよ。」
と霙は言った。
「このツカサの意志が強くてキャラが変わったのよ!」
「雑魚いな。」
「ひどっ!」
「まぁまぁ、落ち着きたまえ。」
「部長・・・今日は顧問が来るんですよね?」
「ああ、そうだ、気を引き締めていこう。」
こんなラフな部活でも、顧問はいる。

すると突然ドアが開いた。
「なんだ、はめを外して子作りでもしてると思ったのに。いや、この場合ははめたと言うのか・・・」
「いきなり問題発言!?」
渚が思いっきり突っ込んだ。
「突っ込んだって・・・エロいわね。」
「どういう妄想をしてんだ!」
この物臭教師は彼氏いない歴=年齢の怪奇部顧問、二階堂宴。
「俺は突っ込みには回らん。」
「放置かよ!」
俺と智輝は中二のときに一緒だった。
「ところで獅童、中二病は直ったのか?」
「はい、完治しました。」
「玲瓏、あのノートを出せ、」
「無理です。」
「80000でどうだ?」
「交渉成立です。」
「渡すなよ!」
「え?突っ込みには回らないんじゃなかったの?」
「くっ!しまった。」
「先生、久しぶりですね。」
「おう、奏か。この前死んだからいつ出てくるかと思ったんだが。」
「死をどう考えてんだよ!」
今度は渚だ。
「ところで二階堂先生、今日の用件は?」
聞いたのは霙だった。
「そうですよ、用件を。」
「ああ、それは、今日から隣の部屋もお前たちの子作り部屋になった。」
「そうですか。ありがとうございます。」
「壁をぶち抜いて使ってくれ」
「はい、分かりました、さようなら。」
「またな。」
二階堂先生はドアを出ていった。
「めんどくさいな。」
俺は一言呟いた。
「超スルーしてたよね!?」
霙は突っ込み容赦なく入れてくる。
「容赦なく言うな!」
ナレーションに突っ込みするなよ!
「それで?壁はそうするんだ?」
智輝は本を置いて話しかけた。
「ぶち破る。」
俺は拳を構えた。
「穴は作ってあるよ、獅童。」
部長はロッカーを開けた。
奥は筒抜けになっており、隣の部屋に出れるようになっていた。
「さ、入ってくれたまえ。」
奥に入るとそこは結構広かった。
そこで違和感が発生した。
「なんでドアがないんだ?」
そう、そこにはあるはずのドアがなかった。
「先生が作ってくれたらしい。」
「あの人何者なの。」
「まぁまぁ、いいじゃない、僕はここの席にするよ。」
ツカサはロッカーの反対側に座った。
「俺は窓際がいいな。」
俺は窓際に座った。
「伊織の隣っ!」
渚がくっつくように隣に座ってきた。
「来るな暑苦しい。」
「やだねっ」
「あっずるい!私も!」
霙も隣に座ってきた。
「ああ!もうお前ら離れろ!」


最終的に席は
伊織


ツカサ


智輝
刹那
まぁ、部室も増えて一新された俺達だが、過去の出来事に翻弄される日が近づいてきていた。
「私も伊織の隣が良かったのに」
「ん?なんか言ったか?」
「べ、別に 」
(フフフン、伊織は渡さない!)
「何をにやにやしてるんだ?渚。」
「なんでもないっ♪」
(絶対にあいつに伊織は渡さない!)
「顔が怖いぞ霙。」
「怖いって言うな!」
(俺は奏さんとラブラブに!)
「智輝、キモい・~:」
「ひどいな!!」
(いおりん・・・・僕の事、どう思ってるかな・・・)
「ん?どうした?ツカサ、悩みか?」
「いや、大丈夫!いおりんと同じ部活で嬉しいだけだよ!」
「そうか。」


それぞれの思惑が交錯するなか、事件は起きた。 
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