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チートな転生者の奏でる『俺の転生物語』原作どこいった!?

作者:虚空
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原作前
  『プロローグ』

 
前書き
ここから物語が始まります。 

 
人生の転機というのはある日突然に訪れる。

それは誰もが予期せぬ形で訪れる。

あの日俺は友人と一緒に食事をした後にいつものように帰路についていた。

「ふ~やっぱあの店の食事は美味いよな~」

満足気に言葉を漏らす俺に、

「値段も結構安いしな」

言葉を返す友人。

「今度は何時会う?」

いつものように他愛のない会話をしてお互い帰路につくハズだった。

だが……この後の出来事が俺の人生を変えるとはその時は微塵も思わなかった。

「そうだな……ん?」

友人は突如明後日の方向を凝視する。

「どうした?」

「おい……あの車……コッチに向かって来てないか?」

「え?」

俺が友人に言われた方向を向いて見たものは。

グオォォォォッ!!

凄まじい轟音を発しながら此方へと向かってくる暴走トラックだ!

「逃げるぞ!」

「あぁっ!」

二人は慌てて逃げるが、

グオォォォォッ!!

トラックは減速などせずまるでホーミングミサイルのように正確に俺達を狙って走る。

「くそっ!」

そして……

「クソッ! 轢かれる!」

追いつかれ暴走したトラックに轢かれそうになる友人を、

「危ない!!」

ー押ー

俺はとっさに友人を突飛ばし、

「■■■■ーー!!」

友人が俺の名を呼ぶ……

この瞬間時間がまるでビデオのスロー再生をした時のように遅く感じ、

トラックがゆっくりと近付いて来るのを確認する。

「あぁ……こりゃ助からんな……」

俺は叫ぶ友人の顔を見ながら、

「アバヨ……■■……」

どこぞのアニキよろしくなセリフを吐き。

ー突ー

ドゴッ!!

トラックに跳ねられ俺の身体は宙に舞う。

それを最後に俺の意識は闇に沈む。

そしてどれほどの時間が経ったのかは分からないが俺は闇に沈んでいたはずの意識が再び浮かび上がるのを感じ目を覚ます。

「ん……ココどこ?」

目を開けた瞬間に映ったのは……空に浮かぶ島々、澄んだ空気、その島々を繋ぐ虹の橋。

何故か俺は神話とかで出てきそうな幻想的な世界に存在していた。

「いやいや なんでさ! 何で俺こんなとこにいんの?」

あまりの出来事に思わず某正義の味方志願者の口癖がでちまったZE!

「とりあえず もちつけじゃなくて落ち着け俺 Cool になるんだまずは落ち着いて呼吸を……」

ヒッヒッフー ヒッヒッフー

規則的な呼吸をするが。

「って! コレ ラマーズ法じゃねーか!!」

何を産む気なんだよ俺!?

ヤバい……大分テンパってんな俺。

「あれ? そういや俺って生きてんのか?」

テンパりつつもなんとかCoolになった俺は自分の記憶を辿る。

「俺って確か暴走したトラックからアイツを庇って車に跳ねられたよな?」

その後……あれ?

よく思い出せ無いぞ?

もしかして記憶飛んだ?

俺が頭を抱えていたその時。

「あの〜ちょっと良いですか?」

背後から突如誰かが俺に話しかけてくる。

「はい?」

そいつは、

「え〜と■■■■さんでよろしいですね?」

何かを言ったようだが俺は聞き取る事ができなかった。

そう……まるでその部分だけ意図的に抜き取られたかのように。

「え?」

今なんて言ったんだ?

「まずいですね名前が消えてしまいましたか……」

てかコイツかなりのイケメンだなオイ!

キーッ!! 妬ましい!!

などとパルりながらも、

「てか アンタ誰?」

このイケメンが誰なのかを尋ねる。

「申し送れました 私は貴方達で言うところの神という存在です と言っても下級神ですがね」

「そーなのかー☆」

俺はつい某宵闇の幼女もとい妖怪のセリフを言ってしまった。

「あの〜できればその イタイものを見る目はやめてもらえませんか?」

いやいや……無理じゃね?

「いや いきなり言われてもさすがの俺でも展開についていけないし!」

大抵の物事は受け入れられるんだけど……流石にねぇ?

「とりあえず■■■■さん貴方死にましたよ」

あっさりと俺に死亡通知を告げる神。

「へー やっぱ死んだんだ俺」

アレはなぁ……流石にね?

「あれ? 随分と落ち着いていますね」

不本意ではあるけどさっきのラマーズのおかげで……頭が冷えたよ。

「いや さすがに内心は穏やかじゃねーんだけど」

「実は貴方にお話しがあります」

「お話し?」

お話しと聞いて某白い魔王さまを想像してしまった俺はダメかもしれない……色んな意味でオワっとんな。

つかアレは O・HA・NA・SHI だよな……

「実は本来なら貴方は死なないはずだったのですが……」

「へ?」

もしかして俺がよく読んでいた二次小説のよくあるテンプレ的な……アレ?

「実は上司の方が貴方の書類に抹茶ミルクを零してしまって………」

ちょい待てや!?

何故に抹茶ミルク!?

普通ソコはテンプレ的にコーヒーだろ!?

いや 俺も大好きだけどさ! つか抹茶で死んだの俺!?

「というわけで着いて来てもらえますか?」

「OK OK ちょっと待とうか……」

落ち着け俺 落ち着くんだ俺 Cool になるんだ、

そうだこういう時は素数を数えるんだ 1と自分でしか割れない孤高の数字……某神父さんも言っていた俺に勇気をくれる数字。

さぁ 1 2 3 4 5 ってこれ自然数だろ!?

「そろそろよろしいですか?」

「あぁ なんとか落ち着いたよ」

落ち着くというより呆れて冷静になれたわ。

「そうですか では行きますよ」

「ああ」

俺はソイツの後について行き……

「コチラです」

なんかすごくでかい扉 つか門の前にいる俺。

コレ 真理の門じゃないよね?

見た目とかまんまアレそっくりなんだけど?

「………」

「どうしました?」

「いや 何でもない」

そんな俺を無視し、

ー開ー

ギギィィィィッ!

重々しい音をたてながら門は開き……

門が開いたその先には……

「やっほ〜 やっときたね」

何故か見た目が某有名STGに出てくる鬼にそっくりな幼女がいた。

角はないけどね。

「何この幼女?」

どこからみても素敵な幼女様ですねありがとうございます。

「幼女ゆーなー!」

ぷんすかと怒る幼女。

「幼女様この方がアナタの被害者です」

下級の神にすら幼女扱いされる幼女。

「だから幼女ゆーなー!」

ぷんすかと腕を回しながら怒る幼女。

「だからダレ?」

「私はアテナだぁ〜!!」

「アテナって戦いの女神だよな? なんで幼女? つか死人関係って冥界の仕事では?」

ってかアテナって神話の本の中じゃ成人した女性か高校生くらいの美女の姿をしてるよね?

「いや〜 お恥ずかしい話し 人の増えすぎによって神も人手不足なんですよ」

あっけらかんと言い放つ下級神。

「まぁ 生命を扱うのだから下級神にやらせるわけにもいかないから私みたいな高位の神に仕事が回ってきたのよ」

という事は、

「ほぅ そして俺はオマエに殺されたと」

これがおっさんやクソイケメンだったら俺は瞬獄殺をかましているところだぞ!

「あぅ〜 たまたま下界にあったあの緑の飲み物を飲んでたら手がすべったのよ〜」

なんつ〜テンプレ的な理由な事ですこと。

「ホゥ なるほど だから人間がここにいるわ

けなのか?」

「ダレ?」

いつの間にかご立派な白髭を携えたどこぞの無敵超人のようなムキムキマッチョなご老人がいた……

「げっ! お父様!?」

「ゼウス様!」

いきなり現れたゼウスに動揺する二人。

「話しは全て聞かせてもらった」

「えぇ!」

「まずはアテナ お前はお仕置きじゃ!!」

ゼウスはアテナを抱え膝の上に乗せ、

パシンッ! パシンッ!

アテナにおしりペンペンを始めた。

「イタイ! イタイ! 恥ずかしい~!!」


アレはさすがに年食ってからやられんのは勘弁だなぁ~

痛みよりも羞恥心的な意味で死ねるよ。

つか俺空気化してね?

それからしばらくし、

「あぅ~」

叩かれ真っ赤になった尻をさする涙目なアテナと、

「まったく 次からは気をつけるのだぞ!」

そんなアテナに念を押すゼウス。

「ふぁ~い」

「ところで俺いつまで待ってたらいいんだ?」

さっきから隅っこでずっと三角座りで待ってんだけど?

「おぉ スマン スマン」

「ところで俺はこの後どうなんの?」

復活できんの?

「実はのぅ 残念ながらお主の身体はすでに火葬されてしまったから同じ身体での蘇生はできなくなってしまったのじゃ」

「マジっすか!?」

「スマン そこでものは相談なのじゃが」

「はい?」

「実はワシは最近人間界の携帯小説とやらにハマっておってな」

この展開はもしかして……、

「その中でも 転生ものとやらに興味があってじゃな お主 二度目の人生に興味はあるか?」

キターーーーッ!!

「それって漫画や小説やアニメやゲームの世界もOK?」

俺はダメ元で聞く。

「もちろんじゃ」

「つか そういう世界ってほんとにあったんだ」

パラレルワールドみたいなものか?

「お主ら人間の凄いところは時には世界すら創ってしまうところじゃな」

「どゆこと?」

「つまり人間は色々な形で世界を創りだし そこからさらに他のもの達が if の世界をつくっていく ある意味 我々 神という存在にせまるものがあるぞ」

「へぇー」

意外に凄いのね人間って。

「さて お主には娘が迷惑をかけた詫びにお主が行きたい世界とは別に願いを3つだけ叶えてやろう」

神龍ですかアナタは……。

それはともかく。

「なら 1つ目の願いは俺が望む通りの身体だ」

設定としてはで凄まじく頑丈で再生力が高く、

もう死にたくないし……、

あんな痛いの嫌だ!

見た目は銀髪のイケメンで、

身長は大人になったら 180cm代で、

全部のステータスはかなり高めで。

あとの細かい設定は略。

「ふむ……ならばワシの名に賭けて最高の身体を用意しよう」

「よろしく!」

「ちなみに予定では原始分解でもされん限りは再生するし便利な身体じゃぞ」

「どんな身体になんだろ……」

なんか気になるぞ……。

「オヌシに解りやすく言うならばサイヤ人並みの頑丈さと蓬莱人並みの再生力じゃ」

「何故にドラゴンボールと東方!?」

「ワシの趣味じゃ!」

マジかよ!?

「まぁ 蓬莱人と言っても疑似的なものじゃがな」

「さいですか……」

まぁ 気を取り直して……。

「2つ目は俺が知っている全てのアニメやゲームや漫画や小説の技及び魔法 能力の使用+アカシックレコードへのアクセス権」

東方風なら『記憶の中の能力を使う程度の能力』かな?

「欲張りなうえにかなりのチートじゃな ついでにお主の書いていた小説の主人公の能力もつけてやろう」

「さすが ゼウス 気前がいい!!」

そこに痺れる!

憧れる〜!!

「ただし……アカシックレコードはある程度制限が入るからな……元々人には過ぎたる力じゃしな」

「了解」

デスヨネ〜。

「最後の願いはなんじゃ?」

「俺専用のデバイスと平行世界を渡る力」

別の世界って行ってみたいしね。

「まぁ いいじゃろ デバイスはどんなものじゃ?」

「ユニゾンデバイスで見た目は東方の八雲 藍の髪を長くした感じ 能力は俺に見合うもの」

武装はあっちで造ればいいしね。

「では創るぞ」

ゼウスが右腕を伸ばし意識を集中させた次の瞬間!

ー光ー

まばゆく神々しい光が一カ所に集まり。

「できたぞ」

そこに現れたのは、

「貴方が私の主様ですか?」

黄金に輝く九本の尻尾を携え同じく黄金に輝く長い髪と女性として完成されたプロポーションをもつ美しい女性がそこに存在した。

「あぁ」

「この者の名を決める前にお主自身の名をきめてみてはどうじゃ? お主の生前の名前はもうすでに無きものとなっておるしな」

なら昔に書いた小説の主人公の名前を使って。

「俺の名は……黒帝 零(クロミカド レイ)だ!」

「ではこやつの名は?」

「こいつの名は……千歳……黒帝 千歳だ!」


「素敵な名前をありがとうございます」

「よし 次はコレをやろう」

俺はゼウスから大きな宝石で出来た長剣をもらう。

「お主の知識の中にあった宝石剣とやらをワシが改造したのじゃコイツの真名解放をしながら行きたい世界をイメージして刃を降り下ろせばゲートが繋がりその世界へと行けるぞ」

「ところで今更なんだが俺が行く世界って大丈夫なのか?」

ホントに今更だけどね。

「まぁ その世界の抑止力が多少邪魔をするかもしれんが……まぁ……大丈夫だろぅ……それとお主が行くのは『並行世界』 所謂 『if』の世界という世界だから原作ブレイクなどをしても大丈夫じゃ」

抑止力ってのが気になるんだけどまぁ今はいいか。

「そうか……なら最後の願い 俺が願う世界は 『なのは』の世界だ! 時期は無印の数年前だ!」

「よかろう」

パチンッ!

ゼウスが指を弾くと、

「へ?」

「え?」

突如俺と千歳の足元に穴があき………
「ちょっ! 待てや〜!?」

俺達はひ○し君人形よろしく没シュートされる

「主らの活躍を楽しみにしておるからな〜」

落ちる二人を見送るゼウスだが、

「しまった! ワシとした事が力を込めすぎて奴の新しい『身体』を強化しすぎてもうた!」

となにやら不安の残るセリフを吐くゼウスであった。

こうして俺の新たな人生にして物語が始まる。


 
 

 
後書き
この作品はにじふぁんから移転してきました。

更新が遅いですがどうか暖かい目で見守ってください。

あとアドバイスなどをいただけるとうれしいです。 
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