バカとテストと召喚獣~兄と私とFクラス~
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第二十一問僕と脅迫状とラブレター
文月学園の騒動から二週間明久達は、強化合宿を次の日に控えていた。
「お兄ちゃんこれ弁当」
「おういつもありがとうな」
俺は、いつもどうり鈴と登校していた。
「兄貴!焼きそばパン買ってきたっす!!」
「お、サンキューこれ代金」
「兄貴なにいってんすか?!これは、俺のおごりっす」
いきなり俺に焼きそばパンを奢ってくれたのは、中学の時の俺の友達田辺康。最近転校してきたんだけどいつも俺に焼きそばパンを奢ってくれる。
「にしても兄貴もうすぐ強化合宿っすねナ○ガ狩るの手伝ってくださいよ」
「分かってるって」
そんな雑談をしながら俺達は、登校した。
朝僕が登校してきたら下駄箱に手紙があった。
「こ、これって、ラブレター?!」
僕がその手紙を開けると……
『あなたの秘密を握っていますこれをばらまかれたくなかったら異性に近づくのを止めなさい』+僕の女装写真
「最悪だーー」
そんな僕みたいに手紙に苦悩している人がもう一人いた。
『あなたは、覚えていないと思いますけど12年前に1度あなたとあっています。そして高校一年の時同じクラスになりクラスをまとめる笹本くんの事が好きになりました。』
ダメだ………俺宛のラブレターを否定する材料がない?!
今朝鈴たちと登校して下駄箱を開けたら手紙があって見たらこれって……差出人の名前もないし……後でムッツリーニに調べてもらうか。
僕が教室に行くとムッツリーニと雄二が話していた。どうやら霧島さんが僕達が捏造した告白の音声データを持っていたらしく取り上げたのだが誰かがもとのデータを持っている可能性があるためそれを調べるように頼んでいたらしい。
「ムッツリーニ僕のところに来た脅迫状もお願い」
「……引き受けた」
「ムッツリーニ頼みごとしていいか?」
「一真どうしたんだ?」
「いや……これ……」
そう言って一真が渡してきたのは手紙だった。
「これってラブレター?!」
「秘技畳替えし!!」
雄二が一真の手紙に驚くとそれを合図に僕に向かってクラスメイトがカッターを投げてくる。
「ああわりぃ今の明久じゃなくて一真のだ」
本当こんなときはつよいからねー。
「出来れば木下にバレないように頼む」
「?なぜ姉上にばれたくないのじゃ?」
「お兄ちゃん優「後で何でも言うこと聞いてやるよ」ほっぺにキスして」
如月は一真が兄さんだと分かってから凄くデレデレしてる…………カップルみたいに。しかもそれを見て秀吉が表情を曇らせるから凄い事になっている。
「おーい席につけ」
「あ鉄………人だおれは、くらすに戻るからまたよろしくな」
「笹本!!西村先生と呼べ!!しかも言い直そうとして何も変わってないぞ!!」
あの騒動の後西村先生は、一真にたいして敬語を使わなくなった。
そしてHR が始まる。内容は明日から始まる強化合宿についてだ。それにしてもAクラスはリムジンで行くって凄いなーそれに比べて僕たちは多分狭い通常バスとかかな?
「あーそれとこのクラスは、現地集合だからな」
「「「案内すらないのかよ?!」」」
こうして僕たちの強化合宿は、始まった。
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