Nightmare Girl Story 《悪夢少女物語》
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プロローグ
前書き
新年あけましておめでとうございます!
少しでも更新速度をあげれるように努力しますのでよろしくお願いします!!!
⋯⋯ようこそ無限の闇の世界へ
⋯⋯この世界は無限に等しい数々の物語を見ることが出来る
⋯⋯百年、同じ世界で死を繰り返す魔女に会えるかもね
⋯⋯え?誰の事か分からない。てかお前誰だよ?
⋯⋯俺の事は気にしなくていいんだよ
⋯⋯まぁ、強いて言うなら、何処にでも居るただの語り部さ
⋯⋯じゃあ、そろそろ見始めようか
⋯⋯彼女の物語を
バチッ、バチッ、ゴオッ
盛大な音をたてて炎が勢いよく燃え盛る
辺りの木々が焼けて折れる
そのすぐ近く。そこには半径五メートル程の小さなクレーターが出来ていた。そのクレーターの中央。そこでまだ幼い、小さな女の子が泣いていた
「⋯⋯うぅ⋯⋯ぐすっ⋯⋯ねぇ⋯⋯起きてよ⋯⋯×××⋯⋯お願いだから⋯⋯ぐすっ⋯⋯⋯」
少女はボロボロの状態で横たわる一人の青年を抱きしめながら泣いている
その周りには
驚愕と恐怖が入り混じった顔で倒れている男達の死体があった
この場で無傷なのは、泣いている少女だけである
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
「×××!!!」
聞き取れないほどの小さな声で青年が呟く
少女は泣きながら青年の名を叫んだ
「⋯⋯⋯⋯⋯」
「なんて言ってるか分からないよ×××!!!」
少女が叫ぶ
青年はそんな少女を見て、フッ、と笑った
その瞬間、青年の体が消え始めた
「×××!!?」
「⋯⋯⋯⋯⋯」
青年の体は徐々に消えていく
「何で消えてくの!!?消えないでよ!!!」
少女の叫びに青年は苦笑いして少女の頭を撫でた
そして⋯⋯⋯
「⋯⋯ゴメンな」
青年は最後にそう言い
消えた
「⋯⋯あ⋯⋯あぁ⋯⋯嫌ぁあぁああぁぁあああ!!!!!」
少女の悲痛な叫びが辺りに響き渡った
青年が居た場所の近くに、巨大な鎌が横たわっていた
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