『ポケスペの世界へ』
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第八話
「……はぁ、暑いなぁ(;´д`)」
俺はアサギシティに近い40番水道の海岸で海水浴をしていた。
たまに海岸にいるトレーナーに勝負を挑まれるけど、ピカチュウを鍛える恰好の餌食やな。
だってトレーナーはかいぱん野郎かビキニのお姉さんしかいなかった。
ビキニのお姉さんでもたまにオッパイ大きい子いたけどマジでごっちゃんですm(__)m
「ま、母さんから頼まれたサニーゴとチョン チーは捕まえたし、後で渡しに行くか」
アサギシティに着く前日に、母さんから再び電話があって「アサギシティに行ったらサニーゴとチョンチーを捕まえといて」と頼まれたんやな。
んで二匹を捕まえたのはええんやけど、転送システムがまだ回復してないからピジョットで送るしか方法はなかった。
あ、ちなみにポケモンも進化しているのといるで。
バクフーンレベル42、ピカチュウレベル45、バタフリーレベル41、ピジョットレベル41、ゲンガーレベル43、シャワーズレベル42になっている。
ピリリッピリリッ!!
「ん?」
ポケギアが鳴っているな。
「……非通知?誰やろ……」
エリカとアカネとは番号交換しているけ ど………。
「はい、もしもし?」
俺は電話に出た。
『おぅショウ君かね?』
何かおっちゃんの声やな。
「確かに自分はショウですが?」
『そうか。ワシはオーキドじゃ』
………マジ?
「………そのオーキド博士がただのトレーナーの自分に何かようですか?」
『いやいや。君はポケモン図鑑を持っておる じゃろ? ポケモン図鑑はワシが選んだ人間のみしか渡されない図鑑なんじゃ』
「はぁ、ですが自分はウツギ博士から貰いましたけど?」
『あぁ、その一機は試作なんじゃよ。一応、他の三人にも図鑑はあるんじゃが念のためとウツギ君が判断したんじゃよ』
成る程なぁ。
『それで今回、君の電話したのはアサギシティで二人の図鑑所有者と会ってほしいのじゃ』
「二人の図鑑所有者ですか?」
『うむ。一人はカントーの図鑑所有者なんじゃが……ちょっと危なっかしくてのぅ』
イエローの事やな。
『君は二人を支えてくれまいか?』
「はぁ、分かりました。アサギシティにおればいいんですね?」
『スマンのぅ。プロフィールとかはこっちから送るのでな』
「分かりました」
俺はオーキド博士との電話を切る。
ピリリッピリリッ!!
あ、来たな。
「……やっぱイエローとクリスタルか……」
多分、このまま行くとシルバー達にも会いそうやな。
「まぁええや」
俺は海水浴を切り上げて、アサギシティに向かった。
アサギシティのポケモンセンターの前でイエローがベロリンガに襲われてるけど事なきを得たな。
あ、バタフリーで飛んだな。
「て、俺も合流しないとな。ピジョット」
俺はピジョットを出して”そらをとぶ”をさせる。
二人を追い掛けると、一隻の漁船が現れた。
二人は漁船に着陸した。
「俺を忘れては困るんやけど……」
「よかったなイエロー。お目当ての彼女に会えて」
「ハイッ!!」
「イエ……ロー?」
「何だ、まだ自己紹介も済んでねぇのか。ゴメンよお嬢ちゃん」
舵を握っている釣り人のヤスヒロが申し訳なさそうに言う。
「イエローってのはそう、こいつの名前。実はこう見えても一年前、カントーでの大騒動を解決したトレーナーの一人だ。知ってるだろ? 『四天王事件』」
「よろしく」
麦藁帽子を被るイエローがクリスタルに挨拶をする。
「俺を忘れては困るんやけど………」
その時、頭上からピジョットに乗った一人の青年が降りてきた。
「あの……貴方は?」
クリスタルがおずおずと青年に聞いた。
「俺はショウ。ジョウト四人目の図鑑所有者 や」
俺はクリスタルにそう答えた。
後書き
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