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FAIRY TAIL 真魂の鼠

作者:紺碧の海
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第十二話 大地を味方に

 
前書き
こんにちは~♪07でぇ~す♪
今回はシンの元に『挑戦状』が届いたぁっ!?送り主は・・・えっ?『()』?しかも、シンに何かが芽生えたっ!?
シン目線で書いていきます。
それでは、第十二話・・・スタート♪ 

 
RFG(リアルファンタジーゲーム)をしてから、なぜかルーシィを見るとドキドキする。・・・何でだ?ミラに聞いてみたら、

ミ『それはズバリ!『恋』よっ!』

と、はっきりきっぱり断言された。でも、読者の皆さんも知ってのとおり、俺は十八年間生きてきて未だに恋は未経験。これが本当に『恋』なのかは分からない。えっ?『恋』じゃなかったら、何なのかって?う~ん・・・俺的に、『友情』だと思う。それをミラに言ったら、

ミ『あらあら。シンもグレイと『ユモ』と同じくらい鈍感なのね。』

と、はっきりきっぱり呆れられた。ていうか、話に出て来た『ユモ』って誰だ?時々、皆の会話に俺の知らない人物の名前が出て来る。例えば、さっきの『ユモ』とか、『ギルダーツ』とか、『フレイ』などなど・・・妖精の尻尾(フェアリーテイル)には、まだ俺が会った事が無い魔道士が大勢いるみたいだな。そんなこんなで、俺が妖精の尻尾(フェアリーテイル)に加入してからかなり月日が経った。エルザ曰く、

エ『お前はもう、魔道士の『卵』ではない。正真正銘の、立派な魔道士だ。』

らしい。最強チームの皆はもちろん、妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔道士全員とだんだん親しくなっていった。そろそろ俺が『十二支』の『()』の血を持つ者だという事を明かしても良いと思う。でも、いざっ!って思うと自信が無くなる。俺の正体を知ったら、皆俺から離れていくと思うと怖いんだ。最強チームの皆は離れていかなかったけど、そんなの人それぞれだ。だから、言えない。俺がその事でギルドのテーブルで悩んでいると、

ミ「シン~、ちょっと来てぇ~!」

バーカウンターにいるミラが俺に向かって手を振っている。ま、まさか、『恋』の事じゃないよな?不安に思いながら椅子から立ち上がり、渋々バーカウンターに向かって歩き出した。

シ「な、何だミラ?」

ミ「どうしたのシン?顔が青いわよ?」

ミラの言葉に俺の体は身震いした。ミラって、グレイ以上に勘が鋭いんじゃないか・・・?

ミ「まぁいいわ。それより、シンに手紙が届いてるわよ。」

手紙?どうやら『恋』の事じゃなさそうだ。俺は心の中で安堵し、ミラから俺宛の手紙を受け取る。白い封筒に『シン・バンギ様 卯』と書かれていた。ん?『卯』・・・?その時、

ル「シン。何してるの?」

シ「ぬぉあっ!!」

俺の背後からルーシィがいきなり声を掛けてきたので驚いて飛び上がる。

ル「そんなに驚かなくてもいいじゃない。」

シ「あ、わ、悪ィ/////」

頬を触らなくても分かった。なぜか自分の顔が赤みを帯びているのを//////////そんな俺を見て、ミラが微笑んでいるのは見なかった事にしよう。すると、ルーシィが俺の持っていた手紙を指差して、

ル「それ、手紙?誰から?」

シ「あ、あぁ、『卯』からだ。」

ナ「『卯』?変な名前だな。」

ハ「あい。相変わらず、駄作者07はネーミングセンス悪いね。」(←スミマセン・・・by07)

ナツ、ハッピー、グレイ、エルザ、ウェンディ、シャルルもいつの間にか俺の背後から手紙を覗き込んでいた。

エ「もう中身は読んだのか?」

シ「いや、これからだ。」

俺はエルザの問いに答えながら、白い封筒から白い便箋を二枚取り出した。一枚目を開くと、でかく、赤い文字で『挑戦状』とド迫力のある文字で書かれていた。

全「・・・・・」

俺達はあまりのド迫力に何も言えない。俺は黙って二枚目を開いた。これまたド迫力があり、さっきよりも小さい黒い文字で、『今日の午後六時、オオバコ山にて待つ。』と書かれていた。

全「・・・・・」

俺達はまた何も言えない。そりゃそうだ。顔も性格も性別も分からない相手に、いきなり『挑戦状』を渡されたんだ。でも俺は、この『卯』の送り主がどんな奴なのかはすでに見当がついていた。

シ「『十二支』の一つ、『()』の血を持つ十代目・・・」

ウェ「シンさんの、『任務』って事ですよね?」

ウェンディの言うとおりだ。これは断る事が出来ねぇな。この『()』との勝負に勝てば、また『任務達成』への終点(ゴール)に近づけるんだ。時計を見ると、二本の時計の針は午後三時四十六分を指していた。

シ「なぁ、オオバコ山ってどこにあるんだ?」

グ「チューリィ村だ。」

チューリィ村・・・確か、マグノリアから列車で約二時間で行ける。ギリギリ間に合う。リンドウ村からだったら七時間は掛かる。やっぱ都会はすげぇ~な。俺はズボンのポケットに五色腕輪(フィフスカラーリング)があるのを確かめると、

シ「ミラ、俺ちょっとオオバコ山に行って来る。」

ミ「行ってらっしゃぁ~い♪」

俺はギルドから飛び出すと、駅に向かって走り出した。

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俺は今、チューリィ村に行ける列車に乗っている。が、疑問に思う事が一つ・・・

シ「・・・何でお前等がいるんだよ?」

ナ「おぷ・・・」

俺の隣にはルーシィとグレイ、向かいにはグロッキー状態のナツとハッピー、通路を挟んで隣の席にはエルザとウェンディとシャルルが座っている。

エ「『十二支』の血を持つ者同士の熱い勝負を見てみたくてな。」

シャ「あんたの『任務』の邪魔はしないように見てるから、安心しなさい。」

「安心しなさい」って言われても・・・てか、何て身勝手な奴等だ・・・そんなこんなで、いつの間にか列車はチューリィ村に着いていた。

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俺達は今、目的地のオオバコ山にいる。着いてから分かったんだけど、皆が来て一つ助かった事がある。それは、俺がチューリィに村に来たのが初めてで、尚且つ、極度の地図音痴。だから、皆がいたお陰で迷わずにオオバコ山に行く事が出来た。

ル「結局、私達がいなかったらシンは今頃オオバコ山の逆方向にいたかもしれないわね。」

グ「感謝しろよ。」

シ「へいへい。感謝してますよぉ~だ。」

ハ「全然感謝してないね。」

にしても、オオバコ山のどこで待ってたらいいんだ?時間も午後五時五十八分だから、すでに相手もこの山にいると思うけど・・・その時、ガササッ!と近くの茂みが揺れた。全員茂みの方に視線を移す。が、茂みからは誰も、何も出て来ない。すると、

?「来たわね。『()』の血を持つ十代目・・・」

?以外「!!!??」

声がしたのは前方からだった。視線を茂みから前方に移すと、茶髪の髪の毛を高い位置でツインテールに束ね、黒い大きな瞳、ピンク色のサマーセーターに黒いショートパンツ、右手首に茶色と赤色の石のブレスレットを付けた俺と同い年くらいの女の子がいた。

シ「お前が、『()』の血を持つ十代目・・・」

キャ「そう。私はキャシー・アルウポ。よろしくね♪」

キャシーが顔を動かす度にツインテールが揺れる。まるで長いウサギの耳だ。

キャ「ところで、お客さんがいるのかしら?」

キャシーが俺の後ろにいるナツたちを見て首を傾げる。その度に、ツインテールも揺れる。

シ「俺達の勝負が見たいってついて来たんだ。まぁ、気にしないでくれ。」

キャ「そう。あなたの事はジュン君から聞いたわ。」

ジュンって、『()』の血を持つ十代目のジュンか?

キャ「えぇ。私、ジュン君の友達なのよ。『()』の血を持つ十代目のシン・バンギが魔道士ギルド、妖精の尻尾(フェアリーテイル)に加入したって。お客さん達は、妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔道士さんじゃないですか?」

エ「そうだ。だが、さっきシンが言ったとおり、二人の勝負の邪魔はしない。」

キャ「そう言ってくれると助かるわ。先に言っておくけど、私はあなたみたいに魔道士ギルドに加入はしてないけど、魔法が使えるからね。」

シ「もちろん。俺だって妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔道士なんだ。魔法くらい使えるぜ。」

そう言うと、キャシーは口元を緩めて、

キャ「じゃあ、魔法もアリって事で・・・バトルスタートッ!!」

キャシーの声が木霊し、ツインテールが激しく揺れた。俺は素早くズボンのポケットから五色腕輪(フィフスカラーリング)を取り出し、紐から青い腕輪を外すと右腕に着けた。両手に水を纏うと、

シ「おらぁぁぁっ!!」

キャシーに殴り掛かった。が、俺の拳が直撃する前に、キャシーは茶色と赤色の石のブレスレットを外した。

ボワワワワワァン。

白い煙がキャシーの体を包み込む。煙が晴れると、キャシーはその場で高く飛び跳ね、俺の拳をかわした。地面に着地すると、そこには茶色い毛並みに長い耳がピンッと立ち、黒い瞳のウサギの姿をしたキャシーがいた。後ろにいるナツたちは目を丸くしている。

ボワワワワワァン。

また白い煙がキャシーの体を包み込み、煙が晴れると、人間の姿のキャシーがいた。

キャ「驚いたでしょ。私の跳躍力。」

シ「あぁ。流石『()』の血を持つ十代目だな。」

キャ「今度はこっちから行くわよっ!はぁぁぁっ!!」

すると、キャシーはショートパンツのポケットから銀色の小さなへの字型の物を取り出すと、それをブーメランのように俺に向かって投げつけた。太陽の光に反射して銀色のへの字型が光る。俺は瞬時にそれを避ける。が、右頬が少しだけ掠り、切り傷が出来て血が少し流れた。それは円を描きながら後ろにいるナツたちの頭上を通り過ぎる。ナツたちは慌てて茂みの中に非難した。キャシーは手元に戻ってきた銀色のへの字型を見事キャッチ!

シ「随分危ない武器持ってるんだな。」

俺は右頬の血を拭いながら、

シ「それ、刃物だろ?下手したら体が真っ二つだな。」

キャ「えぇ。だから、必死に避けなくっちゃねっ!」

そう言いながらまたへの字型の刃物を俺に投げつけてくる。俺は緑色と赤茶色の石のブレスレットを外す。

ボワワワワワァン。

白い煙が俺の体を包み込み、煙が晴れると、そこには『()』の姿になった俺がいた。俺に向かって飛んできたへの字型の刃物は俺の頭上を通り過ぎ、またキャシーの手元に戻って行った。

ボワワワワワァン。

それと同時に、また白い煙が俺の体を包み込み、煙が晴れると、人間の姿の俺がいた。

キャ「なるほど。体が小さな『()』の姿ならこの武器は当たらないわね。」

シ「体は小さくても、心は誰よりも大きいぜ。」

キャ「すごい自信ね。でも、体が戻る時は一貫性がないから、いつ体が戻るのか分からないわよ。」

シ「あ・・・そこまで考えていなかった。」

シャ「やっぱり、あいつは『猪突猛進男』ね。」

シャルルの毒舌はあえてスルーしておこう。その時、俺の頭の中にある豆電球に光が灯った。俺はもう一度ブレスレットを外す。

ボワワワワワァン。

白い煙が俺の体を包み込み、俺はまた『()』の姿になった。キャシーはすぐにはへの字型の刃物を投げなかった。俺の体も、なかなか戻る気がしない。そして、

キャ「はぁぁぁっ!!」

タイミングを見計らったのか、キャシーが勢いよくへの字型の刃物を投げつけた。それと同時に、俺は小さな手足を動かしてキャシーに向かって走り出した。

キャ「えっ?」

思ってもいなかった事に、キャシーは目を見開く。走っている俺の頭上をへの字型の刃物が通り過ぎる。そして、キャシーの目の前に来た俺はキャシーには負けるけど高く飛び跳ねた。それと同時に、

ボワワワワワァン。

白い煙が俺の体を包み込み、俺は人間の姿に戻った。もし、あそこで俺が走り出していなかったら、俺の体は今頃真っ二つになっていたと思う。そして、俺は水を纏った右手の拳を高く上げた。右腕にはずっと付けてあった青い腕輪が着いている。俺は目を見開いているキャシーの右頬目掛けて拳を振りかざした。

シ「おらぁぁぁっ!!」

キャ「ひゃあああああっ!!!」

避ける事が出来なかったキャシーは吹っ飛んで行った。キャシーが吹っ飛んで行ったのと同時に、俺の目の前をへの字型の刃物が通り過ぎ、キャシーの手元に戻る事無く、宙高く舞い、ガッ!と鈍い音を立てて木の幹に突き刺さった。

キャ「痛たたたたた・・・」

痛そうに右頬を押さえながらキャシーが起き上がる。

シ「さすがに跳躍力がすごくても、あの高さまでは届かねぇだろ。」

への字型の刃物は十m以上もある木の幹に突き刺さっている。

キャ「なかなかやるじゃないっ!!」

シ「ぐぉっ!!」

キャシーは立ち上がると、俺の右頬を殴った。エルザ並みの威力だ。俺は避ける事が出来ずに、そのまま吹っ飛ぶ。倒れるがすぐさま起き上がってもう一度殴ろうとしようとしたが、俺の目の前にはキャシーの姿は無かった。

シ「隠れたのか?」

辺りを見回してみるが、キャシーの姿はもちろん、気配まで感じない。こうゆう時は・・・!俺は母さんの言葉を思い出していた。

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六歳の頃、俺は母さんに連れられてリンドウ村のナズナ山に登った。ここで父さんが死んだんだ。この時も俺が一度も会った事が無い父さんの墓参りに行く為だ。でも、父さんの墓がある場所は山の奥深くで、行くのに一時間は掛かる。二十分くらい山を登ったところで、

母『シン、ここで休憩しようか。』

幼シ『うん!』

俺は近くにあった石の上に腰を下ろした。

母『さてシン、突然だけどここで問題。』

腰を下ろしたばかりの俺に、母さんが突然すぎる問題を出してきた。

母『山の中で休憩する時は、立って休憩するのと、座って休憩するのと、寝そべって休憩するのとどれが良いと思う?』

母さんの事だから、六歳の俺に対してかなり難しい問題を出してくると思ったが、

幼シ『そんなの簡単だよ。座って休憩した方が良いに決まってる!!』

六歳の俺は自信満々に答えた。

母『どうして?』

幼シ『だって、立ってたら疲れるし、寝そべってたら服が汚れちゃうよ。それに、寝そべってたら熊とかが襲ってきた時、すぐに逃げられないよ。』

母『じゃあ、一度そこに寝そべってごらん。』

幼シ『服が汚れちゃうよ。』

母『後で洗濯するから大丈夫だよ。』

俺は渋々地面に寝そべる。山の地面はひんやりと冷たかった。そう思ったのも束の間、俺は驚いた。地面に寝そべると、風が吹く音、鳥のさえずり、落ち葉が地面に落ちる音・・・いろんな音が次から次へと聞こえてきた。

幼シ『うわぁ~!!』

母『寝そべって休憩すれば、遠くにいる熊の足音だって聞こえるんだよ。』

その時の俺の耳には、ウサギの足音が一番大きく聞こえていた。

母『シン、大地を味方にすれば、この世に怖いものなんてないんだよ。』

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俺は今、母さんの言ったとおりに地面に寝そべっていた。

ナ「おいシン!何遣ってんだよ!?」

ハ「寝てたら遣られちゃうよぉ~!!」

ナツとハッピーの声が聞こえるが俺は無視する。今の俺の耳には、風が吹く音、葉と葉が擦れる音、そして、微かに聞こえる足音・・・その足音は俺に向かっている。俺はゆっくりと青い腕輪を外し紐に通すと、今度は黄色い腕輪を紐から外し、腕に着ける。これで準備万端。後は、タイミングを見計らってキャシーに攻撃すれば・・・俺の額には薄っすらと冷や汗が滲んでいた。そして、

キャ「てぇぇぇぇぇいっ!!!」

どこからか拾ってきたのか、太くて長い木の枝を振りかざしてきた。だが、木の枝が雷に敵うわけがない。俺は起き上がり、右手をキャシーに向かって突き出す。これはジュンと戦った時と同じで、「良い子は急には止まれない」とゆうお約束で、キャシーは俺の右手に容赦なく衝突し、

キャ「キャアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」

キャシーだけに、「キャアアア」とゆう悲鳴を上げながら感電した。せっかくのツインテールがボサボサになり、顔が真っ黒な煤で汚れたキャシーが倒れていた。俺は倒れているキャシーの傍にしゃがみ込むと、

シ「俺の勝ちだな。」

そう言いながらキャシーをゆっくり起こしてやる。ナツたちも茂みから出て来た。キャシーはゲホッゲホッと咳き込む。

キャ「木、木の枝相手に、魔法を使うなんて・・・卑怯よ。」

グ「あれ?最初に魔法もアリって言ったのは誰だったけなぁ~?」

キャ「・・・・・」

グレイの言葉にキャシーが黙り込む。

キャ「十・・・」

ル「えっ?」

キャシーが小さな声で何かを呟いた。

キャ「私を倒したから、あなたは『十二支』の中で十番目に強い存在になったのよ。」

これでまた、『トップを目指す』とゆう『任務達成』への終点(ゴール)まで、また少し近づく事が出来た。

ナ「シンもキャシーも強ェなっ!!シン、帰ったら俺と勝負だぁーーーっ!!」

ハ「あいっ!!」

相変わらずだな・・・そんなナツとハッピーを見てキャシーは小さく微笑んだ。

キャ「ジュン君にも言われたと思うけど、『任務達成』への道はまだまだ先。しかも、どんどん進むに連れてそれは困難になっていくわ。」

そんなの、自分が一番理解している。でも、

シ「『トップを目指す』とゆう『任務』は、『お釈迦様』からの命令でもあり、この俺が『()』の血を持つ十代目だからこそやらなくちゃならない事なんだ。」

俺の言葉にキャシーはゆっくり頷くと、

キャ「その思いがあれば、必ず『任務達成』出来るはずよ。私もこれからは応援するから、期待を裏切らないで頂戴ね♪」

キャシーが微笑んだ顔を、夕日がオレンジ色に照らした。 
 

 
後書き
第十二話終了~♪
『任務達成』への道へ少し近づく事が出来たシン。そして、シンに初の恋が・・・!?
次回はとうとうシンが妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔道士全員に正体を明かす!?
オリキャラ説明にキャシーのキャラ説を足しておきますので、そちらも良ければご覧下さい。
それではまた次回~♪
 
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