FAIRY TAIL〜黒き妖精王〜
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13話 楽園の子供と妖精女王
前書き
お久しぶりです
テストだったりPSPが壊れたりでテンション下がってました
それなのに短いです……
「あー、疲れた」
「ルーシィはほとんど何もやってないよね」
「うっさいハッピー!私だって敵倒したわよ!」
「一人で?」
「あっ!そうだ、ジュビアは?」
「早くギルドに入りたいから先に帰るだとさ」
「そ、そう……」
「あ、そうだ。ねえグレイ、エルザは?」
「なんかあいつらに用があるってよ」
「へー、それにしても……」
「がー…がー…」
「よく寝るよねナツ」
ナツは全身包帯まみれで眠っていた
「居ないと言えばレインは?」
とルーシィ
「さあな、エルザ曰くあれまでには帰って来るって言ってるらしいが」
「あれ?」
とルーシィ
「いずれ分かるさ」
とグレイ
「それにしても、今回はレインに助けられたな」
ドアを開けて入って来たのはエルザだった
「おかえりエルザどこ行ってたの?」
「なに、ただ着替えていただけだ」
「あれ?ショウやミリアーナ達は一緒じゃないんだ」
「うん?お前たちと一緒じゃないのか?」
「私達はてっきりエルザと一緒に居るんだと思ってたけど……」
エルザは何かに気がついたかのような表情をし
「お前ら、【花火】の準備をしろ!」
と言って部屋を駆け出したのだった
〜一方その頃街では〜
「みゃー!人いっぱい!」
と特徴的な話し方の少女はミリアーナ。エルザやシモン、レインと同じように楽園の塔まで誘拐されてきた子供の1人だ。相手を縛ることで相手の魔法を封じる魔法ネ拘束チューブを使う
「こんだけの人間見たのは初めてダゼ」
と呟くブロックを組み合わせたかのようにカクカクの青年はウォーリー・ブキャナン
かつて兄弟が居たが生き別れているらしい。彼は体の一部を切り取り別の場所に転送する魔法を使う
ちなみに、この口調は映画の影響である
「姉さんはこんな世界で生きてきたのか……」
この色黒の少年はショウ
塔の外側制作担当だったらしく彼だけ日焼けしている。彼はカードを使った魔法を使う。カードの中に人を入れることが出来る。
「何?これ(モグモグ」
ミリアーナは屋台の一つからチョコバナナをとり食べていた
「おいコラ‼︎何しやがんだお前!金払え金‼︎」
「みゃ〜、金?金ってなぁに?」
「え?か、金ってのはあれだ……映画でしか見たことネエ‼︎」
「訳分かんねえこと言ってねえでさっさと金払いやがれ‼︎」
「お前こそ訳分かんねえこと言ってんじゃネエヨ‼︎」
「みゃー…こうなったら私の魔法で……」
「ダメだ!無闇に魔法を使っちゃいけない!ここは逃げるんだ‼︎」
そう言ってショウはミリアーナの手を掴み走り出した
〜浜辺〜
「はぁ……はぁ……」
「みゃ〜、どうするのショウ」
「これ以上ここに居たら姉さん達に迷惑をかける……姉さんに気づかれない内にここを抜けるんだ!」
「で、でもよ……サラマンダーも言ってたじゃねえか、ギルドに来ないかって……」
「でも、ギルドに行っても姉さん達にまた迷惑をかけてしまう……そんなのは嫌なんだ‼︎」
彼らかがそんな話をしながらボートに乗ると
「そうか……」
「ね、姉さん⁉︎」
息を切らしたエルザが来たのだった
「どうしても行くのか?」
「うん……これは俺たちで決めたことだから」
「ごめんね、エルザちゃん」
「そうか……なら、ギルドを抜ける者に伝えるべき3つの事を伝えよう」
「はぁ⁉︎抜けるって…まだ入ってもねえのに⁉︎」
「姉さん?」
「一つ、ギルドに不利益になる情報を生涯他言してはならない」
「不利益になる情報なんて知らネエヨ……」
「二つ、過去の依頼人に妄に接触し個人的な利益を生んではならない」
「依頼人ってなあに?」
「三つ」
エルザは鎧と武器を換装し槍を取り出した
「たとえ道は違えど…強く、力のかぎり生きなければならない‼︎‼︎決して自らの命を小さなものとして見てはならない‼︎‼︎」
エルザは涙をこらえるかのように上を向き叫んだ
その後ろではナツ、グレイ、ルーシィが何かの準備をしていた
「生涯愛した友の事を忘れてはならない‼︎‼︎」
最後の部分を叫んだエルザの両目からは涙が溢れ、ショウ達もまた涙を流していた
「妖精の尻尾式壮行会‼︎‼︎始めェ‼︎」
エルザが槍を天に掲げる合図とともに一番手を切って出たのはナツだった
「お前らー!また会おうなー‼︎」
そう言って口にモゴモゴと何個か火の玉をため空にプップップッ!と吹き出した
その火の玉は空高く飛んで行き、綺麗な花を生み出した。所謂花火だ
「氷の花火もあるんだぜ‼︎」
グレイは造形魔法で同じように空に花火を作り出した
「だったら私は星霊バージョン!」
どうやったのか、ルーシィは魔力を鍵を通して送り空に花火を作り出した
「辛い思い出は明日への糧となり私たちを強くする。誰もがそうだ。人間にはそうできる力がある。強く歩け!私も強く歩き続ける。この日を忘れなければまた会える……元気でな」
「姉さんこそ……」
「バイバイエルちゃーん」
「ゼッタイまた会おうゼ‼︎約束だゼ‼︎」
そうして、ショウ、ミリアーナ、ウォーリーの三人は大海原へと旅に出たのだった
後書き
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