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SDガンダムGジェネレーション・オーバーワールド 明日無き未来へ

作者:鳥人間
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第2-5 袖付き

 
前書き
シャア専用機体搭乗者
ゲルググ・・・和也
ザク・・・法子
リック・ドム・・・美穂
 

 
「大佐の邪魔はさせない!」

親衛隊のギラ・ズールが和也達をユニコーンから離そうとビームマシンガンで牽制する。
和也達は、MSの機動力をいかして回避していったがユニコーンと離されてしまった。

「邪魔しないでよ!」
「法子ちゃん!援護するよ!」

法子が接近していくのに合わせて美穂は、リック・ドムのビームバズーカを発射する。

「その程度!」

親衛隊員は、ビームバズーカを回避したが気付くと既に法子のザクが目の前に来ていた。

「な!?」
「遅いよ!」

法子は、ギラ・ズールに蹴りを入れてよろけさしてそのまま流れるようにヒートホークを取りだし敵機を切り裂いた。

「旧式の癖になんてスピードなんだ!?」
「MSの性能差が戦力になるとは限らないと言うことだよ!」

旧式の機体にあっさりとやられた仲間を見ていたもう一人が止まった隙を見逃さなかった和也は、ビームライフルで頭部を撃ち抜く。

「め、メインカメラが!!」
「墜ちろ!」

そして、もう一発ライフルを撃ち今度は機体の胴体を撃ち抜いた。

「まあ、旧式と言われてるこの機体を彼らに追い付けれるようにしたロウって人のお陰だな。」
「チィッ!親衛隊の面汚し共が!情けない!」

アンジェロは、毒づきながらも敵機の動きを相手の動きを把握していき一番動きの遅い美穂のリック・ドムに狙いを付けた。

「例え、チューニングされて性能を上げた所で旧式は旧式なんだよ!」

アンジェロは、機体に搭載されているランゲ・ブルーノ砲・改を美穂に向かって放った。

「ッ!?」

美穂な、回避行動を取ったが完全に回避するとこはできずにビーム少しばかり受けてしまった。しかし、戦闘行動は続行できるレベルだった。

「美穂ちゃん!大丈夫?」
「うん。少しかすっただけだから。」
「でも、気を付けてね。幾ら機動力が上がってても装甲までは手が回ってないから。」

そして、残ったギラ・ズールはアンジェロに合流していた。

「隊長!」
「貴様ら、気後れするな!奴等は、所詮旧式だ。大佐の名に泥を塗るようなまねだけはするな!」
「りょ、了解!」


「美穂!法子!2 人であの2機を相手出来るか?俺は隊長機の相手をする!」
「わ、分かりました!」
「何とかしてみるよ!」
「よし!だが、無理だと分かったら直ぐに下がれよ!」


和也は、アンジェロに向かって行き美穂と法子は和也の道を作るために弾幕を張っていく。

「この!旧式の分際で!」
「旧式だろうとなんだろうと最後に決めるのはパイロットの技量なんだ!」




「さあ、見せてもらおうか。新しいガンダムの性能とやらを!」
「くそ!」

フル・フロンタルが接近してくるのに対してバナージは、ビームマグナムを撃っていく。
しかし、フル・フロンタルは最低限の動きだけで全てのビームを避けていき距離を詰めていった。

「あんた達は、何で箱みたいな訳のわからない物に!」
「スペースノイドがサイド共栄圏を確立させるために必要なのだよ。」
「だからって!」

ビームマグナムを何発も売ったがフル・フロンタルには命中することはなくフル・フロンタルは、一気に距離を詰めてユニコーンに蹴りを入れた。

「グッ!」

バナージは、スラスターを吹かして姿勢を制御して体勢を戻していく。

「大人しくその機体を渡してくれれば命は助けよう。」
「あんたなんかに渡してたまるか!」
「なら、力付くで持っていくだけ・・ッ!」

すると、シナンジュに向かってミサイルが向かってきた。フル・フロンタルは回避行動を行いながらビームライフルでミサイルを撃ち落としていった。
その間にバナージにシンが合流した。

「無事かあんた?」
「はい。助かります。」
「話しは聞いてる。俺も手伝うよ。」
「ザフト軍のガンダムか。君達と争う気はないのだがね。」
「コロニーの近くで戦闘する奴等を放っておくわけないだろ!」

シンは、インパルスのバーニアを吹かして向かっていく。それに続いてバナージも向かっていった。

「私達は、シン達の援護に徹します!目標、敵機MS。主砲、副砲!撃てーーー!」


「このー!」

シンは、ビームライフルを乱射しながらも接近していった。フル・フロンタルは、それでも落ち着きいて戦艦からの援護攻撃も合わせて最低限の動きで回避していっていた。

「このパイロット。中々の腕をもってるな。だが!」

フロンタルは、ビームライフルをインパルスに向かって放った。シンは、その攻撃を避けると避けた野老にもう一発のビームが飛んできていた。フロンタルは、相手の回避行動の先を予測して遅れて2発目を撃っていた。

「まだ、動きにムラがある。故に予測しやすい。」
「グッ!」

シンは、とっさにシールドを構えて直撃をさけた。

「コイツ!」
「大丈夫ですか!?」
「シン!1人で勝てる相手ではないわ。彼と協力して迎撃してちょうだい!」
「了解!」

シンとバナージは、協力してフロンタルの迎撃を行っていく。しかし、やはり即席のチームでは限界があり中々フロンタルを捕らえる事は出来なかった。

「(やっぱり、アレを使うしかないのか。)」

バナージは、この状況を打破する策はあった。しかし、それを使いこなす自信がなく戸惑っていた。戸惑いながらもバナージはシンに合わせて攻撃を続けていった。




美穂達は、2人で連繋しあって敵機と同等の戦闘を行っていた。対する親衛隊員は、旧型の機体を落とす事が出来ずに怒りや焦りが出始めていた。

「くそ!何で落ちない!」
「戦場では焦りだした方から落とされるんだよ!」

法子は、動きが単調になりだした機体に確実にマシンガンを当てていった。

「おい!落ち着け!」

味方が落ち着かせようとしながらビームマシンガンを撒いていく。法子は、何発かは当たったが機体はまだもっていた。

「法子ちゃん!」

美穂が放ったバズーカは、法子を攻撃したギラ・ズールの足に当たりバランスを崩す。

「もらい!」

そして、法子はその機体に向かってクラッカーを投げ付ける。

「しま・・!」

そして、クラッカーを直撃したギラ・ズールは足を失った部分から誘爆して爆破した。

「残り1つ!」

そして、法子はバーニアを一気に吹かして接近していった。最後の1人は、ほぼ戦意喪失していたが自衛本能でマシンガンを乱射していたが狙いの付いていない攻撃には当たる訳もなく距離を詰められてしまった。

「これでおしまい!」

法子は、ザクバズーカを取りだし至近距離で狙いを付けた。

「うわぁぁぁぁ!!!」

親衛隊員は、思わず緊急だっしゅつ装置を起動させてコックピットブロックを切り離した。それを見た法子は、発砲することはなくそのまま武器を納めた。

「ラッキー。機体盧獲できた。」
「法子ちゃん!機体は、後にして隊長の所へ行こう!」
「了解!」 
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