ハイスクールＸ×Ｘ

朱乃side

「龍の手で一般家系で８つは
初代か龍の手じゃないかのどちらかです」

悪魔の説明等が終わったのでそう言った
兵藤君が持っていた神器は龍の手ですが
恐らく龍の手ではなく未だ行方知れずの赤龍帝の籠手

「初代ね…朱乃
貴女の事を聞かせてくれないかしら？」

やはりと言うべきか
自分に関しての説明が来た
さて、どうすれば勘違いしてくれるでしょうか

「私はとある種族と人間のハーフです
リアス、貴女が純血悪魔なら御存知ですよね？」

俯き両手で顔を隠して少し小さな声で言う

「っ！
ごめんなさい、言いたくなかったのね」

「部長？」

リアスは聞いてはいけなかったと言う顔をして
何も知らない兵藤君はなんで泣いているんですかと思っている
出だしはまずまずですね

「イッセー
ハーフはね、追害されるのよ」

「そうなんですか！？」

「はい…私も迫害された一人で
母を失い、原因である無能な父から離れ逃亡生活を送っていました…」

今でも思い出す
あの忌々しい堕天使が
あの男が無能でなければ母さまは死ななかった
XANXUSは私以外のハーフを守るため人員を寄越している
人間だからと言う理由で見下す堕天使とは違います

「逃亡生活？
ならどうして駒王学園に？」

「余り詳しくは話せませんが
ハーフ等が集まって暮らしている所が有ります
今の私の住所がその支部の一つのようなもので
XANXUSやネグレリアも其処の住人で私も其処に
すみませんが、この事に関しては其処に住んでいる方に多大な迷惑をかけます
彼処は種族や身分は基本平等で中には組織の偉い方の子供もいて…」

嘘は言ってはいない
バラキエルは堕天使幹部で私は娘

「組織の幹部等の娘…朱乃」

っち、こういう時にもやくにたちませんね

「駄目です！
あの方達にはあの方達の人生が有ります！
いくらグレモリーの次期頭首と言えど駄目です！
もし誰がどういうのでなのを把握する為に行くのであるなら」

ﾋﾞﾁﾊﾞﾁ

私は右手から電気の玉を出した

「此処で殺す！」

殺気を放ち全員に当てる
兵藤君は怯えまくっており立てなくなった

「と、言いたい所ですが
流石に魔王の妹を殺すと寮の創設者に怒られます」

雑魚でも魔王の妹
故に手が出しにくい
親の七光りならぬ兄の七光りですね

「なので、どうでしょうか？
私が女王の駒で転生する代わりに
あの方達から関わらない限り貴女達も関わらないのを」

利益率では圧倒的に私を眷属に入れるのは下ですが

「貴女、自らを売るの？」

グレモリーは情愛に深い、言え甘いですね

「はい、あの方達は私を受け入れてくれました
家族も同然のあの方達を傷付けないと確信出来るのなら安い物ですし
前々から悪魔の駒が欲しいと欲望を持っていました…」

営業スマイルに戻し睨み合い牽制を続けると

「分かったわ、私達悪魔は一切聞かないし関わらないわ」

そう言い女王の駒を見せるリアス

「先に言っておきますが
あくまでもコレは契約です
別に私は貴女に忠誠などは誓っておりませんが
コレから上司になるので有る程度は敬うつもりです
もし私に忠誠心を持たせたければ…コレ以上はいわないでおきましょう
契約を破ると色々と此方は動きますので御了承ください」

あくまでもコレは契約
この一線を引かなければ勘違いされます
私はヴァリアー志望で悪魔の駒が欲しいだけです

「くえない女ね」

有る意味それは貴女よ、リアス・グレモリー

次の日

ﾀﾝﾀﾝﾀﾝ

私は走りながら悪魔の契約のチラシを入れているのだが
大丈夫なんでしょうか、この街に堕天使が入っていると言うのに
悪魔を召喚したと同時に一斉攻撃と言うのを考えなかったのでしょうか？
まぁ、流石に誰かを呼ぶか自らで行動するかのどちらかをするでしょう
恐らく今は相手の目的等の調査、相手がしようとする事を調べなくては
共犯者等が分からないと困りますので

「大体はおわりましたね」

勧誘お断り等の家には悪魔のチラシは入れず
貰った紙を大体入れ終わったのだが大丈夫なのでしょうか
もう夜でチラシ配りをしているのがバレたら学園レベルでの問題ですよ？
まぁ、私がスパイとして入ったのはそう言うのを調べろと言う意味でも有りますが

「悪魔の仕事か…」

Z指定なのはサキュバスのような方がすると聞いていますが
ＣとＤの間等辺まで私達がしなくてはいけないとはと言うか労働基準法違犯ですよね
水着等の素肌を見せる類の仕事は絶対に嫌ですわ、見て良いのはXANXUSとカテレア様だけ

XANXUSside

「大体の情報は集まったか」

俺は今回の件の首謀者等を調べた
いやー国と繋がってて良かったよ
入国とかの奴で調べまくったら物の見事にビンゴ
アーシア・アルジェントとか言う奴の神器抜く為にこの街に来たのか
聖母の微笑、回復系神器では上位種で上は神滅具位なはず
５名ほどジェッソにはいるがヴァリアーには一名もいない
まぁ、晴の超速活性の方が効率が良いからな、無くなった腕とかも治す方法があるし

「どうしますXANXUS様？」

「動くな、グレモリー達が解決出来るレベルだ
問題はアーシア・アルジェントを填めた奴がだれかだ」

「填めた奴？」

ジャンヌのアホが

「悪魔がわざわざ教会に行くか？
当時聖女と言われた女に助けを求めるか？
此奴はアーシア・アルジェントは悪魔にはめられた」

そう言った瞬間にジャンヌが憎しむような目をした

「それも…これも
クソ神のせい…あのカスが居なければ…」

とっくの昔に死んでいた聖書の神
いやー驚いたよ、聖魔剣、聖と魔が融合なんて
カテレアが驚いたよ、彼奴何時の間に禁手が出来るようになったんだろう

「手は出すな
出したきゃカテレアに言うか
ヴァリアーに入れ」

ヴァリアーは仕事以外は基本的に自由
仕事とかをバラさない為にそう言うのを喋れない術をしているがな