| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ハイスクールX×X

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

リアルで他人にまで聞こえる腹の虫を鳴らす奴はいねえ

カテレアside

「さぁ、いきますよ!」

国会議事堂前で姿を隠して大声で言った

「るせぇ…」

「XANXUS、すみません、つい」

余りにも嬉しかったのではしゃいじゃいました♪

「本当にやるの?」

国会議事堂の内部の地図を見てそう言う黒歌

「なにを馬鹿な事を
わざわざ人間界に来たのはその為です」

貴女もそれに了承して付いてきたじゃありませんか

「もう一度作戦を言います
国会議事堂に役人全員が居ます
会議中なので閃光弾を一つ投げ込み威嚇して
その隙に国会議員を気絶させて記憶を改変します
それまでに護衛等が多数存在しているでしょうが神器持ち」

そう言いネグレリアを見る

「私、頑張る」

どうやらやる気は有るようですね

「おぃ、カテレア」

XANXUSは国会議事堂とは別の方向に顔を向けた

「何でしょうか?」

「30分だ
30分で終わらせろ
匣兵器とヴァリアーリングがある
30分までに終わらせねえと…」

途中で何も言わなくなりXANXUSは何処かに行った

「っし、失敗したら殺されるにゃ…」

「失敗、何を言ってるのですか?
私は偉大なるレヴィアタンの末裔、人間程度、どうにでもなります」

「XANXUSも人間」

っだ、黙りなさい!


XANXUSside

いやー今世での初日本
やっぱ日本は良いよね、特にコンビニ
こんな時の為にコツコツコツコツ稼いでいた金が有って良かったよ
カテレアに紐だと思われたく無いから実力試しで賞金稼ぎしたんだが弱い
全くよ~名ばかりの上級悪魔が多いのは知ってたが此処まで弱いとは
カテレアより弱いってどんだけ何だよ、そして殺された主とかもっと弱かったんだよな
大丈夫なのかな~この世界
ネグレリア・ネビロスはハーフでチョコンと捨てられてるのを見つけて連れて来たが
黒歌の方は大丈夫なのだろうか、確実に原作キャラなのは間違い無いだろう
まぁ、俺という異分子が居る時点で原作と言うのはならないが
しかし神器無効化とは大儲けだ、原作キャラはその物語にしか出てこない
特殊な道具とかに頼って戦うからな
コレからの事も一応考えとかなければいけない
晴・嵐・雨・霧・雲、計五つ、5人のヴァリアーリング所有者を見つけ出さなきゃいけない
新人育成の方はカテレアにさせておこう、彼奴未だに俺Tueeeeと思ってやがる
真面目に修行している奴が現れたらちゃんと修行するだろう
才能が有るんだから修行すれば実力だけでも魔王クラスになる
問題はアレだな、原作に関わるかどうかだな
この世界の人間での重役はカテレア達に任せるとして裏社会の重役はほぼ全て原作キャラだ
黒歌が居る限りなにをどう転んでも原作キャラに関わらなくてはいけないし
神滅具持ってる奴等も原作キャラ、神滅具持ちだと言うだけで充分使える戦力になる
神滅具以外の全ての神器は此方側に一個でも良いから付けておかなければ

モグモグ

戸籍を日本政府に用意して貰ったとして、どうする?
京都にはベタだが絶対に妖怪か陰陽師が居る
島根県は日本神話の勢力 高天原
関西地方ではなく関東地方を制圧するか
領土だどうだと文句を言ってきたら政府を出せば良いし
一般人がやり過ぎだと非難すれば武器密輸に関する情報を流せば良い

(;¬_¬)ジー

まぁ、それよりもだ
さっきから俺の食ってる肉まんや唐揚げを見てくる美少女が居るのだが
この気配からして人間じゃなくてネグレリアと同じハーフだと思うのだが
家出かな?いや、家出だろうな、悪魔じゃなくて堕天使だから冥界に住んでないんだろうな
大方認めない結婚とかなんだろう、本当こういう事有ると予想しておけよな
本格的に考えとかなければ、町一個一個にしょうもない結界がはっていて邪魔としか言えない
夜の炎のワープが使える俺だから不法侵入がバレないが此奴みたいなのを侵入させるな
て言うか親も親だよ、人間の方が死んだんだろう、警察に届け出出せば一発で捕まるのに

ギュルルリル

「あ…」

本当にあるんだな他人の腹の音が聞こえるって

「…食え」

「え」

「腹の虫がうぜぇ」

俺は女に肉まんを渡した

「…ありがとう」

そう言い肉まんを取る女
いや、羨ましそうに見られると困ったからだし
素で腹の虫の音がウザかったから
しかし家出とはハーフ問題も解決せにゃいかんな
思い切ってマンション丸々一個購入して管理人をマジで強い奴にするか?
いや、それだったら予算が掛かるし……

ボゥ

「!」

俺は雲の偽マーレリングに火を灯した
偽マーレリングの火を見た瞬間に構えだした

「騙したの…」

成る程な

「出て来い、カス共が」

俺は何もない所を見てそう言った

「気付いたか…」

「っ!?」

何もない所から数名の人間が現れた

「俺を舐めるなカスが
何が目的だ、最後の言葉として言わせてやる」

俺は座っていたベンチを立ち上がり首を鳴らす

「何処の退魔家系の長男かは知らんが
その異端児を渡して貰おうじゃないか!同じ退魔家系なら分かるだろう!忌まわしき姫島を!」

「姫島だと?」

誰それ?
てか誰が退魔家系だよ
俺は一般家系だぞ全く

「年が一緒に見えるな
知らないようだから教えてやろう
その女は姫島と言う巫女の家系と汚れた翼の堕天使・バラキエルから生まれた雑種!」

嘘だろ、バラキエル!?
有名どころの娘じゃねえか!
……は!もしかすると此奴は原作キャラ!
原作キャラは馬鹿だが成長速度が圧倒的なまでに早い

「私はあの男と関係無い!」

「関係無い?
ならば簡単だ退魔家系として仕事をしなければ」

ふむ、見た感じ此処で助けなくちゃヒロインに取られるな

「おい」

「なんだ、協力するのか?」

「何故此奴を狙う?」

種族が違うからってそれはよー
一応見た目はめっさレベル高いんだから
将来化けるよこの子

「決まってる、それが汚れた翼を持つ娘だからだ!」

「何故堕天使の翼が汚れたと言える」

「っふ、知らないのか?
天使が欲に捕らわれて翼が変色したからだ、欲とは醜く汚れた物だ!」

ほーぅ、少しはまともな答えを出すが

「なら、てめえが此奴を殺したいのも欲だ」

「違うさ、私のは裁きだ!」

言うね~

「お前はどうしたい?」

俺は雲の死ぬ気の炎を消して後ろを振り向いた

「私は…」

足をガクガク震えさせて何か言っているが聞こえない
っち

「生きたいか?」

そう言うと何度も縦に首をふった

「恨んでいるか母を殺した奴をバラキエルをハーフを追害する者を!」

「嫌い…大嫌い、あの人も私を殺す奴皆大嫌い!」

この状況で大声を出せるとは末恐ろしい、流石原作キャラだ

「なら、叩きのめせ
世の中は弱肉強食、食うか食われるかだ
やられたらやりかえせ、最低でもやられた倍以上だ!」

やられたらやりかえす、倍返しだ!

「っち、甘いガキが!
それが居るのはどういう意味か」

俺の背中に拳をふってきた退魔師
だが俺はそれを素早く避けて

ガシ

顔を掴んだ

「姫島
怒れ、世界の悪に
恨め、馬鹿な者達を
そして憎めこの世を!」

ヒュウウウウウ

「っがぁあああ、熱い!熱い!」

「掻っ消えろ!」

俺は顔を掴んだ手に憤怒の炎を集めて

ドガーーーーン

血液一滴残さず掻き消した

ピー

あ、カテレアからの通信だ

『XANXUS
非常に面白い事になりました
流石人間、欲が深くて醜い生物
あ、一部の方と貴方だけは違います』

「どうでも良い、結果だけ言え」

『全面協力
どうやら神器使いも居るには居るのですが
実戦経験も少なければ英雄の子孫でも有りません
故に私の相手になる事など無かったも同然』

おぉー良かったじゃん
風向きがコッチに回ってきた

「俺達の戸籍を用意しろ
俺はコレからこの国を回る」

『は?
まぁ、宜しいですが
この国には特にめぼしい物は有りませんが?』

「それは俺が決める事だ
神器所有者やハーフ、そして貧困種族
依然言った通り計画を進めな、どうしようがお前の勝手だ
俺はヴァリアーを集める、その内合流するぞ」

バキ

俺は通信機を壊して肉まん等が入った袋を姫島に渡した

「じゃあな、後は勝手にしろ」

そう言い俺は立ち去ろうとすると

「待って、私を連れてって!」

そう言った…うっし、原作キャラ、チョロい

「どういうつもりだ?」

「私は嫌…何処にも居たくない!
コレ以上異端児なんて呼ばれたくない、私は姫島朱乃!」

大声で泣きながら言う

「だから、だから…」

「…答え合わせは後だ、行くぞ」

「!」

嬉しそうな顔をする姫島…さてと、最初は何処に行こうかね~
東京からは出ないと色々と面倒なんだよな 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧