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ソードアート・オンライン『明星の勇者』

作者:ウィング
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結成!凛々の明星

第三層主街地宿屋


二層が突破されて…直ぐに俺はギルド設立クエストを受けてそれをクリアするとユリアン達に連絡し三層の主街地のなかで最もでかい宿屋の食堂を貸しきりにしてギルドメンバーが集まってくれた。


その総勢は156人という一層よりも半分増しで増えており驚いた、これもユリアンがはじまりの街でレクチャーして俺が攻略で功績があるからなのだろう。


ユリアン「団長!これで漸く、正式なギルドを建てられたな」


カイン「ああ、でもこれだけの人数になるとは驚く他ないな…」


ムラマサ「これぞ、親方様の人徳あってこその偉業です」


フルブライト「職人が106人前線50人っていった所かかなり職人の方が多いな」


シャール「でも色々な生産スキル持ちが集まったんだ、かなり商売は繁盛しそうだね」


モニカ「あ、カイン団長のことはじまりの街にいる人達の中で勇者っていってる人が居たんですよ」


シリカ「そうなんですか?モニカさん」


モニカ「はい、そりゃあはじまりの街で裁縫で作った普段着を格安で売ってたら情報も入ってきますし」


アイリス「それほど、団長の人望も高いってことですね」


ユリアン「凛々の明星の団長でその上はじまりの街では勇者って称えられたから…明星の勇者ってところだろうな」


カイン「《明星の勇者》…ね」


俺は自分がつけたわけでもない異名に不服な訳ではない…ただ…俺みたいな一度は死んだ死者が勇者なんて呼ばれるのは何かと思ってしまうことがある。


俺はこの世界に来てから…本当は何処かでこの世界は偽りの世界だと思っているのかもしれない…


ユウナ「カインお兄ちゃん?」


ラピードと近くでじゃれあっていたユウナが俺が少し可笑しいと思ったのか首をかしげる。


カイン「ん?ああ、すまんちょっとした考え事をな」


俺は笑ってごまかす。


ユリアン「それじゃあ、ここで団長から此処はひとついってもらいましょうか!」


カイン「えっ!?ちょっと待てって!「それでは団長からどうぞ!」…ごぼん」



カイン「まず、良く、誰も欠けることなく…そればかりか大移動の時に居なかった新参の人達も此処に集まってくれたこと、本当にありがとう、此処で凛々の明星の設立と同時にギルドの掟と方針を詳しく言う」


カイン「まずは方針から…まずこのギルドは攻略を二の次として人助けを第一に行動する、だから職人は個人の店を構えることもいいし前線に出るものもレベルが問題なければどこにいても構わない、ただし此処で俺の提案だ、俺は人助けとして人の頼みを依頼してそれをこなす…簡単に言うとプレイヤーからの依頼をこなして報酬を貰う…言わば傭兵みたいなことだな…」


シリカ「傭兵…ですか」


カイン「ああ、そう考えてくれ、まあ汚れ仕事はしないがな、それで方針は以上だ、次は掟についてだ、これはかなり重要だと思っている…それじゃあ、言うぞ」


ギルドメンバーのみんなは一斉に静になりこちらを向いている。


カイン「一人はギルドの為に、ギルドは一人の為に、義をもってことをなせ、不義には罰を…そしてもうひとつ…誰一人欠けることなくこの世界を脱出する、まあこれが掟だ、罰は…俺が決める安心しろ…死ぬようなことじゃないし脱退とかでもないから…ただ痛い目には合うな…」


シリカ「義をもってことをなせ…ですか」


カイン「ああ、それじゃあギルド勧誘の申請を此処にいる全員に送るぞ」


俺はこの場にいる全員に申請を送り、みんな、即決で承諾した。


カイン「みんな、それじゃあ凛々の明星の設立を祝って…乾杯!」


全員「乾杯!!!」



こうして凛々の明星は設立された。


 
 

 
後書き
どうも、ウィングゼロです!


今回はついに凛々の明星が正式に動き出しました!!


そしてカインが悩みは…転生者ならではの悩みです…


それでは次回はオリキャラ紹介ですが、その次は一気に飛んで第八層のお話です…これで気づく人いるかもですね


それでは次回にお会いしましょうさいなら~ 
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